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本庄 達哉 院長

TATSUYA HONJO

イギリスで学んだ家庭医の経験を生かし、
患者さんとご家族にやすらぎを提供。

東邦大学医学部卒業。大橋病院で消化器外科医として研鑽を積み、英国で家庭医を経験。2004年に『クリニックDo田園調布』を開業 (東急東横線「田園調布駅」より徒歩7分)。

本庄 達哉 院長

本庄 達哉 院長

クリニックDo田園調布(訪問診療)

大田区/田園調布/田園調布駅

  • ●訪問診療

イギリスで学んだ家庭医の経験を生かして

本庄 達哉 院長

父は外科の開業医をしておりました。夜中に電話が掛かってきたり、大変な面も見てきていましたが、考えてみれば、夜半に起きて治療をするなんてことはなかなかできないことですよね。身近にあった職業の尊さを知り、そこに惹かれて医師という職業を選んだということだと思います。
大学を卒業後は、東邦大学医療センター大橋病院で消化器外科を中心に診療をおこなってきました。この選択に関しては、「父と同じ道を…」という気持ちが働いたのだと思います。その後、2000年から4年間はイギリスに赴き、現地で家庭医をしておりました。自分が身に付けたものを海外で発揮できればという思いがそこにはあったのでしょう。イギリスと日本では医療制度が異なり、一概に比較できないかもしれませんが、家庭医は、専門にこだわることなく、“すべてを診る”ことが基本にあります。患者さんその人はもちろん、家族構成やお仕事、バックグラウンドを把握して診ることが、イギリスGPなのです。つまり、病気を診るのではなく人を診る、ということになってくるでしょうか。


『クリニックDo田園調布』は、訪問診療を専門におこなうクリニックとして、2004年に開設いたしました。イギリスで培ってきた、患者さんのすべてを診る家庭医の心得を生かしていければと思っています。


専門性を生かしながら、全身を診ていく

本庄 達哉 院長

脳卒中の後遺症を抱えた方や胃ろうを入れておられる方。あるいは褥瘡(じょくそう)の処置を必要とされている方や、認知症の方。中でも最近は認知症の患者さんが多いでしょうか。そのどこまでを私がカバーできるか、限界を見きわめていくことも大切なことですが、多くの方がご自宅で過ごしたいと願っておられるわけですので、できる限り、そのご希望に沿えるようにと思っています。
クリニックには、常勤のドクターが私ともう1人。そこに非常勤の医師が5名で診る体制をとっています。その中には、耳鼻科や認知症を含めた精神科、さらに今も救命救急の分野で活躍されている先生も加わっています。やはり、1人で診られる範囲には限界がありますので、各々の専門性を生かしながら、できる限りご自宅で過ごしていただけるよう力を尽くしていきたいですね。

コミュニケーションをしっかりととり、先を見据えた診療を提供

本庄 達哉 院長

24時間見守っていくのが在宅医の役割になりますので、その場だけで終わるのではなく、次回うかがうまでの間をカバーできるよう、先、先を予想しながら診療をしていくことが求められます。
外来とは違い、在宅診療ではご家族とのコミュニケーションがより比重を増してきます。実際にご自分の意志を示すことが困難な患者さんもいらっしゃるわけですので、ご家族に普段の状況をお聞きしながら、ご希望に沿える治療を実現していかなくてはなりません。
そのご希望を形にするためには、医療者として、医学的な情報をできるだけわかりやすく説明していく必要があります。今後の治療を選択されるのは、あくまで患者さんやご家族であり、その前提として、ご納得いただける説明を心しておこなっていきたいと考えています。

自宅で過ごす時間をやすらかなものとすることが私達のやりがい

病院から在宅へと移行された患者さんについては、環境の変化も考慮しながら、その方に最適な治療というものを考えていかなければなりません。たとえば、さまざまな科を受診された結果、お薬を飲み過ぎてしまい、その副作用で状態が悪くなっている方がいらっしゃいます。そうしたケースでは、お薬を見直すことで良くなっていくことがあるのです。
末期の癌で、ご紹介のあった患者さんがおられました。非常に強い吐き気を訴えておられましたので、こちらで痛み止めのお薬を調整したところ、みるみるうちに状態が改善していきました。もちろん、癌の末期であることに変わりはないのですが、外でお食事がとれるまでになっていかれたのです。
人生の最後をどう迎えたいかは、人それぞれだとは思いますが、住み慣れた我が家で最期の時を迎えたいと思う方が、やはり大半になってくるかと思われます。その時、痛みや苦しさ、精神的な不安があれば、安らかな最期を迎えることは難しいでしょう。私1人ではなく、ヘルパーさんや訪問看護師さんを含めたチームとして、ご家族や患者さんにやすらぎを感じていただけるよう努力をしてまいります。

これから受診される患者さんへ

在宅診療は、家に来てもらえてありがとうの時代は終わりました。質とスキルを問われる次の時代へ入っています。当院では、医療は単に医業ではなくサービス業と考えています。安心と信頼のもとに「医療という最高のサービス」をお客様にご提供し、その引き換えに「ご満足」をいただくことをクリニックDoは目指します。

※上記記事は2017年2月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

本庄 達哉 院長 MEMO

  • 出身地:鹿児島県
  • 趣味:旅行(アジア)
  • 好きな本:ビジネス書「老舗の流儀~虎屋とエルメス」など
  • 好きな映画:フランス映画
  • 好きな言葉・座右の銘:吃喝嫖賭(きっかつひょうと)
  • 好きな音楽:Ze Felipe
  • 好きな場所:アマンジャンキー

グラフで見る『本庄 達哉 院長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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