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林田 健一 院長

KENICHI HAYASHIDA

睡眠とストレスをキーワードに、
充実した毎日をサポートするクリニック

東京慈恵会医科大学卒業。同大学精神医学講座、神経研究所附属睡眠学センター、太田睡眠科学センターにて睡眠障害の臨床・研究に従事。2007年、大崎での『スリープ&ストレスクリニック』開設に続き、2018年9月に『スリープ&サポートクリニック』を開院(JR・京急「品川駅」より7分(京急線利用)、京急線「鮫洲駅」より徒歩2分、京急線「青物横丁駅」より徒歩9分、JR・りんかい線「大井町駅」より徒歩12分、りんかい線「品川シーサイド駅」より徒歩16分)。日本睡眠学会評議員・認定医。精神保健指定医・日本医師会認定産業医。

林田 健一 院長

林田 健一 院長

医療法人社団SSC スリープ&ストレスクリニック

品川区/大崎/大崎駅

  • ●心療内科
  • ●精神科

ストレスと睡眠の密接なつながりに着目した睡眠障害専門クリニック

林田 健一 院長

当院は睡眠障害の専門治療と合わせて、ストレス疾患も治療するクリニックです。
睡眠とストレスは深い関わりがあるのですが、私が当院を開業した10年ほど前は、睡眠障害は睡眠クリニック、ストレス疾患はメンタルクリニックで治療され、これらを一緒に診るクリニックはほとんどありませんでした。睡眠障害とストレス疾患は密接に関係する場合も多いことから、これらをワンストップで合わせて診療可能なクリニックを作りたいと考え、2007年に品川区大崎に当院を開設しました。もともと大学時代に専門を選ぶときに、QOL(生活の質)を高める科目、より充実して生きるために役立つことがしたいと精神神経科を選んでいたので、睡眠とストレスケアを重点的に考えるクリニックというのは理にかなっていました。
大崎に決めたのは縁があってのことですが、働く世代のサポートをしたい思いからオフィスビルで開院したいと考えていました。
当院の患者さんの多くは近隣で働く方々ですが、睡眠障害の専門治療を希望され、関東近郊の広いエリアからも受診頂いています。

睡眠研究の草分け、慈恵医大精神医学講座で睡眠医療に取り組む

林田 健一 院長

慈恵医大で学び精神医学を志し、卒業後は同大学の精神医学講座に入局しました。ここには歴史のある睡眠研究班があったことが、睡眠医療に関わるきっかけとなりました。慈恵医大では、主に不眠症や時差ボケの研究と精神科臨床に携わりました。2003年、電車運転士の居眠りをきっかけに、睡眠時無呼吸症候群が広まり、世間一般にも、昼間の眠気が怠慢ではなく、病気なのだと認知されるようになりました。同時期より神経研究所附属睡眠学センターと太田睡眠科学センターに非常勤で勤務させて頂き、睡眠時無呼吸症候群やナルコレプシーに関する治療と研究に携わりました。その後、睡眠の問題は、QOLだけでなく、生活習慣病やうつと密接に関係することも知られるようになり、”睡眠負債”(日々の睡眠不足の積み重ねが知らぬうちに深刻なダメージを与えていること)という言葉が流行ったように、適切な睡眠が日々の健康、生活の質に不可欠であることが常識になりつつあります。
睡眠障害には、不眠症や睡眠時無呼吸症候群のほかにも、日中過度の眠気を生じるナルコレプシー、睡眠覚醒リズム障害、下肢を中心に不快感とじっとしていられなくなるレストレスレッグス症候群、夢の行動化や激しい寝言を生じるレム睡眠行動障害など様々なタイプがあり、それぞれ治療法は異なります。

どのタイプの睡眠障害か、ストレス疾患の影響はあるのかを見極めることが肝心

林田 健一 院長

働き盛りの方に多く見られる睡眠の問題は、“眠りたいのに眠れない不眠”、“昼間の眠気や居眠り“、”昼夜逆転や起床困難“が挙げられます。治療のステップとしては、まずはじっくり問診し、不眠の場合は、不眠の原因やストレス状況の詳細に加えて、本人の性格傾向やうつ病など精神医学的側面も評価していきます。眠気の場合は、平日休日の睡眠時間の詳細を確認し、いびきや無呼吸の有無など睡眠中の様子を問診でも確認します。睡眠覚醒のリズムが問題の場合には、生活習慣やシフトワークの有無、出勤や通学へのモチベーションやストレス状況、性格特性などの評価も行います。
その症状が、睡眠障害によるものか、ストレスや精神疾患によるものか、さらに両者の合併によるものかを判断しながら、必要に応じて睡眠専門検査(簡易型無呼吸検査、終夜ポリグラフ検査、反復睡眠潜時検査など)を計画していきます。
睡眠中の状態や居眠りは、本人の自覚がないことも多く、家族や職場の方に確認することもあります。

診断によってそれぞれ異なる治療方法

不眠症の治療法は、生活指導や不眠に対する不安や誤解を解くことが重要です。また、必要に応じて、年齢や症状に合せた睡眠薬も処方することがあります。睡眠時無呼吸症候群の治療は、持続陽圧呼吸(CPAP)療法をメインに、より軽症の場合には、歯科にマウスピース治療の依頼を行います。睡眠不足や睡眠不整の場合には、適切な睡眠時間や睡眠習慣の確保の指導が主軸になります。ナルコレプシーやレストレスレスレッグス症候群には、専用の治療薬を選択し、レム睡眠行動障害に対しては、神経内科との連携や必要に応じて投薬を行います。
このように睡眠障害のタイプによって治療方法も様々ですが、さらにストレス疾患が合併している場合には、薬物療法や精神療法といった精神医学的治療も平行して行い、症状の改善を図ります。一時的なストレスによるもので、そのストレス因がなくなればきれいになおってしまう人もいれば、睡眠障害のタイプによっては慢性的に付き合っていくことも必要になります。ただ、慢性的な睡眠障害の場合でも、症状の完治にこだわるよりも、症状とうまく付き合っていく心構えのほうが、結果的に薬の量も減り、効果的なことが少なくありません。年齢とともにうまく眠れなくなるのは加齢現象として当然ですし、この場合、世間で言われている8時間睡眠にこだわる必要もありません。最近の治療薬は安全性も非常に高くなり、便利なツールとして、適宜利用することも有効です。自分の年齢、体力、生活パターンに応じて、うまく眠れる工夫していくことが大切です。

これから受診される患者さんへ

睡眠の問題は全ての人に関わります。適切な睡眠かどうかは、睡眠の量(時間)、質、リズムを基準に判断してください。睡眠時間は7-8時間が基準になりますが、年齢や個人差もあり、日中に大きな支障がないことが重要です。質については、途中で何度も目が覚めて眠れない場合や、いびきや無呼吸、異常な体動を周囲から指摘されたら注意が必要です。リズムについては、平日休日問わずなるべく規則的に眠ることが大切で、シフトワークは大きな負担になる場合があります。
現代社会は、高齢化、長時間労働、深夜営業、スマホ・PC、ストレス社会…ありとあらゆる睡眠を阻害する原因にあふれています。そんな時代でも充実した日中を過ごすためには、適切な睡眠が欠かせないことも明白です。睡眠は充実した人生のいわばバロメーターなんですね。一方で、睡眠というのはあくまで黒子ですから、適切な睡眠がとれていれば、本来は眠りのことなどあまり意識しないものです。もし、眠りが気になり、日中に支障や違和感があれば、早めにいらしてください。皆様の睡眠やストレスに関する相談役として、お話を聞かせてもらえたらと思います。大崎駅から徒歩2分、駅からペデストリアンデッキで直通のシンクパークタワーの3階、アクセスの良い場所にありますのでぜひご利用ください。

※上記記事は2018年1月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

林田 健一 院長 MEMO

  • 出身地:東京都
  • 趣味:ドライブ、ロードバイク
  • 好きな音楽:ジャズ、フラメンコ
  • 好きな作家:宮本輝

グラフで見る『林田 健一 院長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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