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陳 科榮 院長

CHEN KO-RON

難治性皮膚疾患治療の第一人者としての経験を生かし、あらゆる皮膚病を診ていく

慶応義塾大学医学部卒業。同大学皮膚科教室入局後、米国メイヨークリニック皮膚科研究員、済生会中央病院皮膚科部長を経て、『目黒 陳皮膚科クリニック』を開設(「目黒駅」より徒歩4分)。

陳 科榮 院長

陳 科榮 院長

目黒 陳皮膚科クリニック

品川区/上大崎/目黒駅

  • ●皮膚科

父の死をきっかけに海を渡り、医療の道へ

陳 科榮 院長

私は台湾大学を卒業した後、2年間の兵役を終えて日本へと渡り、1979年に慶應大学医学部に入学しました。実は私の父も慶應の出身であり、長らく台湾大学公衆衛生研究所の所長を務めていました。私が兵役に就いていた頃、その父が突然膵臓がんでこの世を去ってしまったのです。医師を目指したのは、それが一つのきっかけでした。命ははかない。いつなくなるかもしれない。であれば、父の思いを多少なりとも受け継ぎ、人の役に立ちたいと思ったのです。


皮膚の病気は、目で見てわかるもの。治ったか治らなかったかは患者さんも一目瞭然ですから、ごまかしはききません。それだけドクターの技量が問われることになりますので、その点を魅力に感じ、私は皮膚科医となることを選んだのです。
旧・中山皮膚科クリニックを引き継ぐ形で、2015年に『目黒 陳皮膚科クリニック』は開院いたしました。現在、当クリニックの顧問を務めてくださっている中山秀夫先生は東京都済生会中央病院時代の上司でもあります。その先生からの薦めもあり、私がクリニックを引き継いでいく形となりました。

皮膚血管炎のスペシャリストとして、多くの方のお悩みに応えていく

陳 科榮 院長

これまで30年に渡り、皮膚血管炎を診療してきました。血管炎とは文字通り、血管に炎症を起こす病気で、発症すれば皮膚に潰瘍と紫斑を伴うことがあります。血管は身体中のあらゆるところに流れていますから、症状から病気を診断するのは非常に困難なのです。
私が済生会中央病院の皮膚科部長を務めていた折りには、全国のあちこちから患者さんがいらっしゃっていました。皮膚の血管炎の症状は目に見えるものですから、病変の場所を確認し、皮膚の一部を病理検査にかけることにより、確定診断を得ることが可能なのです。
皮膚は内臓の鏡と言われます。その顕著な例が皮膚血管炎であるとも言えますし、病院時代と立ち位置は異なりますが、皮膚を通して、全身の病気にも目を向けていきたいと考えています。

「原因抗原除去治療」によって、難治性皮膚科疾患の克服を目指す

陳 科榮 院長

『目黒 陳皮膚科クリニック』では、アトピー性皮膚炎の増悪因子をさぐり、根本的な治癒を目指しています。アトピー性皮膚炎の肌は、ほとんどの場合において“カサカサ”した状態となっています。いわゆる、乾皮症です。ですから、ステロイドを始めとする治療も必要ですが、皮膚が常に潤う状態を保つことが大切になります。
そしてまた、皮膚の状態を悪くする原因である、ダニやハウスダスト、ブドウ球菌といった増悪因子を特定し、除去していくことが鍵となってきます。その方法こそが「原因抗原除去治療」といわれるものであり、クリニックの顧問である中山先生は、この治療によって数多くの方の難治性皮膚疾患を救ってこられました。

パッチテストによって増悪因子を見つけていく

増悪因子を探るには、パッチテストが用いられます。たとえば、歯科治療に用いられるパラジウムやクロム、あるいは水銀(アマルガム)。これらの物質は長い年月を経て溶け出し、口腔内の粘膜から吸収されて、それがたんぱく質と結合し原因抗原となり、アレルギーを起こすとされています。また、いわゆる化粧品かぶれもパッチテストの対象となります。テストによって合わない香料を見つけ出し、それをのぞいた化粧品を使っていただくのです。
金属アレルギーは、難治性の脱毛症の患者さんにも少なからず影響があることがわかっています。身体の不調がなかなか治らないという方は、一度、相談にいらしていただきたいですね。

これから受診される患者さんへ

クリニックでは2種類のレーザ―を使用し、良性腫瘍・イボ・しみの症状の改善をはかっています。患者さんから高い評価をいただいていますので、お悩みの方はお気軽にご相談ください。
皮膚病は治りにくいものですが、原因がわかりさえすれば解決できるものも少なくありません。アトピー性皮膚炎もそう、接触性皮膚炎もそう、さらにほほが赤くなる酒皶(しゅさ)もそうです。酒皶は接触性皮膚炎と勘違いされることが多いのですが、原因がわかり、しっかりと治療すれば上手くコントロールできます。開院から2年が経ちますが、すでに100例を越える患者さんに喜んでいただいています。どうしても治らない、治りが悪いとお思いの方は、一度、クリニックに足を運んでいただければと思います。

※上記記事は2016年11月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

陳 科榮 院長 MEMO

  • 出身地:台湾
  • 趣味:グルメ、旅行、音楽鑑賞、絵画鑑賞
  • 好きな本:歴史に関する本
  • 好きな映画:愛と哀しみのボレロ
  • 座右の銘:「常に希望を持つ」
  • 好きな音楽:クラシック
  • 好きな場所:美術館・ヨーロッパ

グラフで見る『陳 科榮 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

CLINIC INFORMATION