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中村 聡 院長

SO NAKAMURA

気軽に相談できる「かかりつけ泌尿器科医」として
専門医ならではの質の高い医療を提供する

慶應義塾大学医学部卒業後、同泌尿器科学教室入局。デュッセルドルフ大学留学、東京都済生会中央病院泌尿器科医長、同泌尿器科部長、慶應義塾大学医学部非常勤講師、東京都済生会中央病院副院長を経て、2015年、麻布十番駅すぐの地に開業。

中村 聡 院長

中村 聡 院長

なかむらそうクリニック

港区/麻布十番/麻布十番駅

  • ●泌尿器科
  • ●内科

長年培ってきた泌尿器科専門医としての知識や経験を、街のクリニックで活かす

中村 聡 院長

父が内科と小児科の開業医をしていたので、自宅を兼ねた診療所はお年寄りから赤ちゃんまで、地域のさまざまな患者さんでいつもあふれかえっていました。夜中や休日に父が往診に出向く姿を当たり前のように見て育ち、「いつか自分も医師になるのかな?」と素直に考えていましたが、いよいよ進路を決めるという高校生の頃になると、少しだけ反抗心のようなものが芽生えて(笑)。それでも最終的には父と同じ医師を目指して慶應義塾大学医学部に進学しました。
精神科や小児科にも関心があったのですが、当時外科系の中で新たな手術法などが次々に実用化され、急激に発展を見せはじめていた泌尿器科に魅力を感じて母校の泌尿器科学教室に入局しました。外科医としての初期研修を終えると、慶應の関連病院での泌尿器科勤務を経て、西ドイツ・デュッセルドルフ大学へ。膀胱がんの早期診断が研究のテーマでしたが、ドイツがまだ東西に分断されていた時代、ヨーロッパの固有の文化や芸術にも接することができ、お金もなく研究も大変でしたが、とても貴重な留学生活を送ることができました。
帰国後は、東京都済生会中央病院の泌尿器科医長となり、前立腺や膀胱などのがんや前立腺肥大症の内視鏡手術などに携わりながら、当時はまだ珍しかった「女性泌尿器科」の開設にも尽力しました。副院長となってからは診療と並行して病院の運営管理に奔走する日々でしたが、総合病院で長年培ってきた泌尿器科専門医としての知識や経験を、街のオフィスに場所を移して今度は患者さん一人ひとりとさらにじっくりと向き合った診療がしてみたいとの思いから、2015年9月に『なかむらそうクリニック』を開院しました。

我慢したり悪化させることなく、気軽に相談できる「かかりつけ泌尿器科医」

中村 聡 院長

都営大江戸線・東京メトロ南北線「麻布十番駅」からそれぞれ徒歩1分、徒歩3分の、大通りに面した大変アクセスの良いビルの5階全フロアーがクリニックとなっており、院内の内装のコンセプトは「ちょっとモダンなお茶の間」です。白色と木目を基調とした明るくゆったりとしたこの空間には、ゼロ歳児からもうすぐ百歳というご高齢の方まで、年齢も性別もさまざまな患者さんが訪れ、埼玉や千葉、鎌倉などからも大勢お見えになります。
「泌尿器科」というと、かかるのが少し恥ずかしいといったイメージをお持ちの方もいらっしゃいますが、当院には、地元の方以外に近隣のオフィスで働くビジネスマンはもちろん、友人・姉妹・夫婦などで連れ立って受診され、診察が終わると商店街のレストランや老舗の蕎麦屋で食事や買い物をされたりする方もいて、良い意味で受診のスタイルが変化してきています。麻布十番という魅力的な街にあってのことだと思うのですが、ある意味これが街の泌尿器科診療所(オフィスウロロジー)、そして「かかりつけ泌尿器科医」の果たす役割のひとつかなと?
排尿は、誰もが毎日あたり前に行うこと。そのあたり前の機能になにかトラブルが生じた時に、我慢したり悪化させることなく気軽に相談したり受診できる“敷居の低いクリニック”を目指し、スタッフ一丸となって診療に取り組んできてちょうど1年が経ちました。

受付スタッフ・看護師・医師が連携しハイレベルの「チーム医療」を提供する

中村 聡 院長

患者さんに診察券をお出しいただいてから、会計を済ませてお帰りいただくまで、泌尿器科の診療はとてもデリケートな科といえますし、その方の年齢や性別、症状によって対応や検査内容、順番が異なるわけです。どなたに対しても一律に診療前尿検査をすれば話は簡単なのですが(笑)、患者さん一人ひとりの症状や体調を正しく把握し、適切な検査をし、最適な医療へとつなげる、それこそが患者さんの利益につながる「真に価値ある医療」と言えるのではないでしょうか。
私がクリニックを開設し、実践したかったのは、受付スタッフ・看護師・医師が連携して行う、ハイレベルの「チーム医療」です。幸い当院には優秀なスタッフが集まっており、そういった医療を提供できているものと自負しています。一日の診療を終えると、私も含めスタッフ全員でお茶を飲みながらその日の診療を振り返り、改善点や大事な情報を共有したりしています。そうした日々のコミュニケーションのよさがクリニックの雰囲気にもつながり、スムーズでぬくもりのある診療を可能にしているのだと思います。がん患者さんへのアフターフォロー、緊急を要する患者さんへの措置など、細やかな気配りとともに的確な対応をさせていただくための努力は欠かさず続けていきたいと思っています。

一人ひとりの患者さんに合わせた、専門医ならではの質の高い診療を

「泌尿器科はどんな時にかかればよいのか」と聞かれることがよくありますが、「『尿の産生から排尿までの尿路』に関係する臓器、そのすべての診療を行う科」、と答えてもわかりづらいので、具体的に「トイレが近い、尿が出にくい・もれるなどの排尿トラブルや、前立腺や膀胱・腎臓などのがんや腫瘍、結石、膀胱炎や尿道炎などの感染症系の疾患に対応する科」と答えています。なかでも血尿は要注意で、前立腺や膀胱などの悪性の疾患が潜んでいる場合があります。
とはいえ、泌尿器科の初期の検査というのは、尿や血液、超音波検査など、手軽なものがほとんど。普通に排尿するだけで尿の勢いや流量などがわかるトイレと一体になった最新の検査機器もあり、「これならもっと早く来ればよかった」とおっしゃる患者さんがとても多いのが実情です。
ビジネスマンの中には会社の人間ドックなどで「PSA(前立腺特異抗原)検査」をして、その結果に一喜一憂される方もいらっしゃいますが、検診においては数値だけをみて判断するのではなく、その方の年齢や背景にあるものまでを把握したうえで数値を正しく「評価」し、ガイドラインにそった治療を行うことをベースとしながらも、一人ひとりの患者さんに合致した細やかな診療を一人の医師が継続して行う、それこそが大切です。実際に手術も行い、長年の知識と経験を持った泌尿器科の専門医ならではの質の高い医療を、地域にあるクリニックレベルでも提供できると考えています。

これから受診される患者さんへ

当院では、風邪やインフルエンザなどの内科的な診療まで幅広く行っており、体の不調を感じたときにまずご相談いただけるような、地域の「かかりつけ医」でありたいと思っています。風邪をひいて受診したけれど、そのついでに気になっていた尿トラブルについても相談したい。と、そんな風にご利用いただくことも大歓迎です(笑)。泌尿器科は、実は外科と内科を併せ持った守備範囲の広い診療科。また、他の科を受診して「年齢のせい」と言われても、どうか「仕方ない」と諦めないでください。尿モレや頻尿などのお悩みには、お薬を使うほかに骨盤底筋体操を指導したり、生活習慣を変えるご提案をしたり。女性のデリケートなお悩みには、同じ目線をもつ女性スタッフが、ぎゃくに男性の場合に、医師のみでの診察を希望される場合も、臨機応変に対応させていただきます。「ちょっとした違和感」と思っていても、症状を放置しているうちに重大な疾患につながる恐れもありますから、気軽に麻布十番の「ちょっとモダンなお茶の間」へ足を運んでいただければと思います。

※上記記事は2016.7に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

中村 聡 院長 MEMO

泌尿器科専門医

  • 出身地:東京都
  • 趣味:テニス、街歩き、読書、美術・音楽鑑賞、空耳探し(空耳アワーへの投稿)、ヒツジ料理を食べ歩くこと(「羊齧協会(ひつじかじりきょうかい)」会員)
  • 好きな本:月に10冊くらい読むほどの読書好きです。
  • 好きな映画:『冒険者たち』『地球に落ちて来た男』
  • 好きな音楽:かなり幅広く聴きますが、強いて挙げればアフリカ系のワールドミュージック
  • 好きな場所:シチリア(イタリア)、オビドス(ポルトガル)、京都、北関東の田園風景

グラフで見る『中村 聡 院長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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