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渡辺 博 院長

HIROSHI WATANABE

「眼のかかりつけ医」として、心のこもった優しい医療の提供を目指す。

東邦大学卒業後、同大学病院の眼科に入局。その後も大学病院で要職を務める。2014年、京急蒲田駅そばに開業。

渡辺 博 院長

渡辺 博 院長

蒲田わたなべ眼科

大田区/蒲田/京急蒲田駅

  • ●眼科

眼科医の父の影響そのままに眼科医の道へ。

渡辺 博 院長

私は新潟県で生まれ育ちました。学校が終われば、友人らと野球をやって過ごす少年でした。
父は眼科医でしたが、ある時、知人に「こんな田舎にいたら息子は医師にはなれないぞ」と言われたことを真に受け、私に「東京へ行くか」と聞いてきました。私自身、父が患者さんや家族のために一生懸命働いていた姿を見ていて、医師になることに抵抗感もなかったので、父の言葉に従い、上京して東邦大学付属中学の2年に編入しました。13、4歳の少年が親元を離れての寮生活だったので寂しさもありましたが、同じような境遇の生徒もいたので、徐々に慣れていきました。そのまま同付属高校、同大学医学部へと進みました。父が敷いたレールに乗った感じになりましたが、医師になることも、医師の勉強をすることも特別なことではなく、自然なことでした。大学卒業後は、同大学病院の眼科に入局しました。眼科を選んだのは父の影響が大きいと思います。

30年に及ぶ大学病院での経験を地域医療に生かす。

渡辺 博 院長

当院は2014年に開院しました。場所は京急線「蒲田駅」徒歩3分ほどのところにあります。
私は大学病院に約30年勤務し、糖尿病網膜症外来を主に診てきました。そうした経験を今後は地域医療に生かしていきたいと思っています。当院はバリアフリーで車いすのまま診察が受けられます。クレジットカードでの支払いも可能です。患者さんの情報はすべて電子カルテで管理し、目のCTといわれるOCTなどの最新の設備で検査を行っています。糖尿病網膜症や後発白内障のレーザー治療などは、希望があれば即日当院でできますが、手術が必要な場合は近くの東邦大学医療センター大森病院と連携を取り、各病気の専門の先生を紹介しています。

「眼のかかりつけ医」として失明者ゼロを目指す。

渡辺 博 院長

糖尿病網膜症のほか、緑内障や白内障、近視、老眼、結膜炎、ドライアイなど、さまざまな眼の疾患の診察・治療にあたっています。役割としては「眼のかかりつけ医」ですね。眼の病気を持っている患者さんの最初の窓口だと思っています。
そのため、診察の際は分かりやすい説明を心がけています。特に、痛みや違和感など自覚症状のない患者さんにいかに病状を分かってもらい、治療に専念してもらうか。これが以外と難しいんです。痛みや違和感があれば治療に来ます。しかし、痛みなどがなければ、患者さん自身が大丈夫だ、と判断し、私たち医師の説明も真剣に聞きたがりません。
痛みや違和感などの自覚症状がなくても失明に至る病気はいくつもあります。自覚症状がないときに、いかに通院してもらい、治療を受けてもらうか。そのために大型モニターを用いて、検査で得られた患者さん自身の眼の画像や必要な情報を分かりやすく説明するよう心がけています。最近は、自覚症状が出る前に、患者さんの病気が分かるCTなど機器も進歩していますので、大いに使って、当院通院患者さんの中からは、失明者ゼロを目標に診療にあたっています。

日本の失明原因の代表である糖尿病網膜症とは。

糖尿病が原因で目の中の網膜という組織が障害を受け、視力が低下する病気です。糖尿病の合併症の一つです。定期的な検診と早期の治療を行えば病気の進行を抑えられますが、実際には、日本の失明原因の代表です。初期・中期の段階では自覚症状はあまりありません。末期になると、出血を起こして失明に至ることもある病気です。症状が出た時には手遅れになりかねないので、経過観察や事前の治療がとても大事になります。それでも自覚症状がないので、患者さんが大丈夫だろうと勝手に判断し、通院を途中でやめてしまい、数年後に目に出血を起こして手術というケースが少なくありません。
「眼のかかりつけ医」としては、そうした状態をなくせるよう、的確な診断・治療をし、患者さんには治療への意識を高く持ってもらえるよう、丁寧に説明をしていきたいと思っています。

これから受診される患者さんへ。

上手に病院にかかれる患者さんに、なって欲しいです。
今まで他の病院にかかっていたら、処方されていた薬、点眼薬を教えて下さい。
点眼薬だけでも、何百種類もあります。キャップが青い目薬も何十種類もあり。人によって合う合わない(副作用)があります。正確に薬の名前を覚えることは、相当難しいので、現物持参か、お薬手帳を持って来てください。それだけで、効率よく診察がうけられます。
病名が覚えていなくても、薬をみれば、大体わかります。また、症状によって行う検査が異なりますので、何がつらくて受診したのかも、自分で整理していらしてください。そうすると、私たちも的確な治療計画がスムーズに立てられ、結果的に短時間で診療を終えることが出来ます。
自覚症状が出てから受診した時は、残念ながら手遅れの病気はたくさんあります。失明率の高い、緑内障、糖尿病はその代表的なものです。また、コンタクトレンズの定期検査を受けていない方が多くおります。特に症状の出にくい、ソフトコンタクト装用者の方は、場合によっては3か月あるいは最悪一生装用禁止になることもあります。
当院は、やさしいスタッフと眼科医が力を合わせて、診断、治療に尽力いたします。

※上記記事は2016年6月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

渡辺 博 院長 MEMO

  • 出身地:新潟県
  • 趣味:テニス、ウィンドサーフィン、孫に遊んでもらう
  • 好きなアーティスト:ビーチボーイズ
  • 好きな場所:海

グラフで見る『渡辺 博 院長』のタイプ

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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