柴垣 圭吾 院長
KEIGO SHIBAGAKI
患者さんへの感謝と尊敬する
気持ちを持って接していきたい
柴垣 圭吾 院長
柴垣医院 自由が丘
目黒区/自由が丘/自由が丘駅
- ●人工透析内科
父は日本で初めて透析治療を行った医師の一人
父は日本で初めて透析治療を行った医師の一人で、専門を同じくする先生方は若い頃には父を指導者として関わっていたことがあるかもしれません。私自身は特別に何かを意識してというよりは、そんな風に最先端で透析の研究や臨床に携わる父の背中を見て、自然と同じ道を志すようになりました。大学教授となった弟も、同じく腎臓病、高血圧、腎移植を専門としています。当院は1975年に開院しましたので、2003年に私が院長を務めるようになるまでの間で一緒に仕事をしたこともあります。当院は自由が丘駅から徒歩1分のところにあり、患者さんも通いやすい環境にあるのではないでしょうか。2010年9月には戸越、2014年1月には久が原にそれぞれ分院ができ、それぞれの医院と理念や情報を共有しながら運営しています。
私が院長になったときに掲げた3つの理念
私が院長になったときに掲げた理念が3つあります。1つは患者様から感謝され、信頼されるクリニックであること。2つ目は、近隣の医療機関のみなさんからも信頼されるクリニックであること。3つ目は、スタッフがやりがいを持って働けるクリニックにすることです。透析は看護師と臨床工学技士の協力なしには成り立ちません。そのため、われわれ医師を含む〝チーム″として一つになり診療に携わることが絶対に必要なのです。スタッフの充実化は、めぐりめぐって患者さんのためになると思っています。また、父から受け継いだ「患者さんの目線の治療」にもスタッフ全員で取り組んでいます。例えば当院にいくつかある委員会の中の1つ「接遇委員会」からの提案で「スタッフ同士、○○さんづけで呼ぼう」「患者さんに対しても○○さんと声をかけよう」という姿勢を徹底するようにしました。考えてみるとおかしなことですよね。レストランに行って、オーダーを取りに来たウェイトレスさんが「で、何食べる?」なんて聞き方をしてきたら。「医療現場だから許されるんじゃないのか」という考えはすべて取っ払って、当院を選んで通ってくださっている患者さんへの感謝と尊敬する気持ちを持って接していきたいと思っています。
患者さんの容態や日々の報告もすべてデータ化
当院では2009年ごろから業務のIT化を進めています。例えば、カルテにしても、一つ一つ紙に書き、ファイルする、というのではありません。スタッフ全員がiPad miniを持っていますので、入力したカルテはすべてこちらにデータとして反映されるようになっています。患者さんの容態や日々の報告もすべてデータ化しています。ですので当院のスタッフはペンを持たないんですよ。「ペン禁止ね」と言っているくらいですから(笑)、そのくらい、紙ベースの業務は時間がもったいないですし、作業途中でのミスも起こりやすくなってしまうと思っています。一般的に、看護師ミーティングの前に看護婦長は30人くらいの患者さんの数値や注意事項をメモに転記し、それをもとに話をしていることが多いのではないでしょうか。この転記する段階で、転記ミスが多発するんですよ。そうすると誤った情報の元で動くことになってしまい、患者さんに迷惑がかかります。これは絶対に避けなければなりません。議事録も瞬時にアップされますので、私が自由が丘の院にいても戸越でどのような動きがあったか、何を話し合ったかなどがすぐに確認できるんです。院内の情報共有、意思疎通のためのツールであるほかに、患者さんのさまざまなニーズにお応えするためにも必要なアイテムです。
腹膜透析のメリットはさらに注目されるのではないと思っています
腹膜透析は、自分の腹膜を使って透析を行う方法です。おなかの中にカテーテルを入れて透析液を入れておくと、血液中の老廃物などが透析液の中に移動していきます。また、透析液と血液の浸透圧の差で、体の余分な水分を除去するという原理があります。基本的には自宅などで患者さんに行っていただくのですが、月に1回病院に通ってもらいます。高齢化が進む中で腹膜透析のメリットはさらに注目されるのではないと思っています。
これから受診される患者さんへ
お医者さんはカルテを一生懸命書いて、看護師さんも昼夜問わず細かい作業に追われている、というのがみなさんの〝医療″に対するイメージかも知れません。しかし、そういったITに対する距離感といったものがないほうが、よりよい医療を提供することができるとお伝えしたいですね。当院では、紙と半分ずつで、という中途半端な導入の仕方ではなく、一気通貫でこの変革をやり遂げ、さまざまな成功体験を積むことができました。そして、改めてクオリティを保つために欠かせないものだと実感しています。診療時間も8時から21時45分までと夜遅くまでやっております。他院ではなかなか見られないであろう当院ならではの治療、接し方というものをぜひ体験してみてください。「先生が言っていたのはこういうことか!」と感じていただけるのではないでしょうか。
※上記記事は2016.1に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。
柴垣 圭吾 院長 MEMO
- 出身地:東京都
- 趣味:旅行などでしょうか。
- 好きな本:仲間との勉強会で学術論文を読んでいます。
- 好きな映画:アクションもの
- 好きな言葉・座右の銘:?
- 好きな音楽:洋楽
- 好きな場所:ビーチ・リゾート
グラフで見る『柴垣 圭吾 院長』のタイプ
どちらかというと エネルギッシュで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
どちらかというと エネルギッシュで明るく話しやすい先生 |
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穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
CLINIC INFORMATION
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柴垣 圭吾 院長
目黒区/自由が丘/自由が丘駅
- ●人工透析内科
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