関 博之 院長
HIROYUKI SEKI
地域に根差した「かかりつけ医」として
糖尿病治療を中心に、最善の医療を提供
杏林大学医学部を卒業後、同大学の第3内科に入局。大学病院や焼津市立総合病院などに在籍し、糖尿病、代謝内分泌を中心に診療を続ける。大学院に進んで博士号を取得するほか、アメリカ留学を経験してMBAを取得。済生会川口総合病院では小児医療にも携わり、「根津駅」近くに開業。
関 博之 院長
桜木内科クリニック
台東区/上野桜木/根津駅
- ●内科
- ●糖尿病内科
- ●代謝内科
- ●内分泌内科
- ●小児科
幼少期の体験から、医師の道へ。糖尿病治療を中心に幅広い診療を経験。
私は子供の頃に小児喘息を患っていて、ご近所にあったお医者さまには本当にお世話になりました。私の「かかりつけ医」の先生は本当に素晴らしいお人柄で、医師になった今も尊敬するドクターの1人です。もちろん、小さな子供だった私にとっても先生は憧れの存在で、医師になることを最初に意識したのは、この頃だったかもしれません。やがて成長して、高校生のときに自分の進路を考えたとき、かつての記憶が医学部受験につながったという感じです。
杏林大学に進んで医師になり、糖尿病を専門にするようになったのは、ある教授との出会いがきっかけでした。学生時代、多くの講義が教科書通りに進むなか、教授はオリジナリティあふれる授業をしてくださったんですよね。「教科書に載っていないことを教えるのが自分の役目」だとおっしゃる教授の姿勢に感銘を受けて、教授のもとで学びたいという想いで入局した先が、糖尿病や代謝内分泌を診療する第3内科だったというわけなんです。その後10年あまりにわたって大学病院や総合病院に在籍し、糖尿病治療のほかに救急医療を行い、大学を離れた後は小児医療にも携わるなど、幅広い診療を経験してきました。
患者さんの快適性と安全性に配慮しながら、あらゆる年代のニーズに応える。
ここ上野桜木は私の地元でもあり、これまでに培ってきた経験や知識を地域医療に役立てたいという想いで『桜木内科クリニック』を開設しました。大学病院時代は大人の患者さんを中心に診療していましたけれど、このクリニックでは1歳前後の赤ちゃんから90歳を過ぎたご高齢の方まで、幅広い年齢層の患者さんを診療します。そのため、通りに面した階段には昇降機を設置するほか、クリニックの内部は段差のないバリアフリー仕様に。車イスのままご利用いただけるトイレには、オムツ交換台やチャイルドシートを備えるなど、来院される患者さんの立場になって設備を整えました。
一方で、院内感染防止の観点から、玄関を入ったすぐ右手に隔離室をご用意していることも、私のこだわりの1つ。発熱があったり、インフルエンザなどの感染症が疑われる患者さんが、他の患者さんと接触することがないように配慮しています。全体的なイメージとしては、私が好きなスペイン・バルセロナの街並みと言いますか(笑)。半地下のクリニックながらも、木々の隙間から木漏れ日が感じられるような、リラックスした雰囲気づくりを心がけました。
患者さん1人1人とゆっくりと向き合い、治療プラスαの診療をおこなう。
大学病院などには日々、本当にたくさんの患者さんがお越しになります。そのため、患者さんお1人の診療時間にも限りがあり、どうしても病気の治療に集中して診察をする必要がありました。ですが、開業医となった今は診療の中心を「病気」から「人」へとシフトして、患者さんの背景にあるものを把握した上でアドバイスができるようにこころがけています。たとえば、私が専門とする糖尿病は慢性疾患であり、生活習慣病の1つです。医学の進歩という恩恵を受け、内服薬で病気をコントロールすることはできますけれど、本当に大切なのは患者さんの意識や考え方を変えていくことなんですね。
糖尿病の治療として、処方されるお薬は日本全国どこでも同じ内容かもしれません。ただ、同じお薬を処方するにしても、どれだけ患者さんの生活背景に寄り添ったアドバイスができるかによって治療の成果が異なってくるもの。患者さんに向けて積極的に働きかけをして、病気が良くなるための「ヒント」をたくさんお伝えして。患者さんがご自分の症状を理解して、主体的に治療に取り組んでくださるようになると、お薬を変えていないのに症状が安定したり、数値が良くなることもあるんですよ。お薬の量を減らすことができれば、患者さんのご負担だけでなく、日本全体の医療費を減らすことにもつながっていくでしょう。患者さんが喜び、私たち医師もそれに共感し、さらには国の利益にもつながると、そんな「正のスパイラル」の一端を担えるよう、私もできる限り力を尽くしたいと思います。
地域の「かかりつけ医」として、すべての患者さんに最善の医療を。
私たちのような町のクリニックは、地域の患者さんにとっての最初の窓口です。糖尿病など生活習慣病の管理をお手伝いさせていただくのはもちろんですが、体調に何らかの不安を感じたとき、最初にご相談いただくのが、私たち「かかりつけ医」ではないでしょうか。そんな風に、当院を信頼して足を運んでくださる患者さんのため、私がいつも心に留めているのは、何もかも自分1人で抱え込まないということです。
このクリニックで対応できる症状であれば責任をもって治療にあたりますけれど、超音波やレントゲン、血液検査などをしてみて、より専門性の高い医療が必要だと判断する場合には、大学病院などをご紹介することもあるでしょう。座右の銘を「利他」としましたけれど、診療についても常に患者さんの立場に立ち、患者さんの利益になる治療は何かと考えて。患者さんを最善の医療につなげていくこともまた、私たち「かかりつけ医」の大切な役割なのだと思っています。
これから受診される患者さんへ
『桜木内科クリニック』は東京メトロ「根津駅」から歩いて10分ほど、JR「日暮里」からも徒歩圏内の場所にあります。当院では糖尿病の治療を中心に、子供から大人、ご高齢の患者さんまで、地域の皆様の健康をサポートしています。最近では外国籍の方をお見かけすることも多くなりましたが、私もアメリカ留学の経験をいかし、英語での診療にも対応しておりますのでご相談ください。
※上記記事は2017年7月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
関 博之 院長 MEMO
糖尿病専門医
- 出身地:東京都
- 趣味・特技:テニス、ドライブ、旅行
- 好きな本・愛読書:司馬遼太郎
- 好きな映画:洋画
- 好きな言葉・座右の銘:利他
- 好きな音楽・アーティスト:QUEEN
- 好きな場所・観光地:ヨーロッパ
グラフで見る『関 博之 院長』のタイプ
穏やかでやさしく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
穏やかでやさしく話しやすい先生 | ||||
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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桜木内科クリニック
関 博之 院長
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