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池上 晴彦 院長

HARUHIKO IKEGAMI

健康を保ち、より健康寿命を延ばしていけるようにアドバイス。

大学卒業後は、大学病院循環器内科に籍を置き、その後、大田総合病院、虎の門病院を経て、桜新町駅より徒歩1分のこの地に『池上内科循環器科クリニック』を開院。

池上 晴彦 院長

池上 晴彦 院長

池上内科循環器内科クリニック

世田谷区/桜新町/桜新町駅

  • ●内科
  • ●循環器内科

幼い頃体験した転落事故で、九死に一生を得たことへの感謝の気持ち。

池上 晴彦 院長

父は大学の医学部で基礎の研究に携わり、学生達に教えておりました。予防医学のパイオニアとして、人をいかに病気にさせないかということをテーマに研究を続けていたのです。私はその父にならい、医学を学び、「病気を防ぐ」ことに関わっていきたいと考えました。
もう1つ、大きなきっかけとなったのは、私が3歳の時に起こった事故でした。当時、ハワイのホテルに滞在していた私は、6階から誤って転落し、半年ほどの入院生活を余儀なくされました。現地の医師がチームを組み、当時の最先端の治療を施してくれたおかげで、九死に一生を得ることができました。彼らのおかげで私は命を授かったと思っていますし、自分が医師になることで何らかの恩返しができればと考えたのです。
循環器内科を専門としたのは、学生時代の研修に端を発します。部長回診についていた私は、たまたま不整脈を起こした患者さんの治療を目にすることになりました。あれほど苦しんでいた方が、またたく間に表情もおだやかになっていく。循環器の持つそのスピードとダイナミズムに惹かれ、私はこの科を選択したのです。
東京女子医大循環器内科に籍を置いた私は、以後、睡眠時無呼吸症候群の治療に定評のある大田総合病院、虎の門病院を経て、2008年に『池上内科循環器科クリニック』を開院いたしました。こちらは母の出身地に近く、私自身も研修医の時代から非常勤医師として訪れていたこともあって、親近感を持っていました。縁あってこの街で開業できたことを非常に嬉しく思っていますし、みなさんのお役に少しでも立っていければと思っています(東急田園都市線・桜新町駅より徒歩1分)。

循環器の疾患を専門とし、その他の症状も地域近隣の先生方と連携をとり柔軟に対応。

池上 晴彦 院長

まずは、私の専門である循環器の疾患ということになります。胸痛や動悸がある、息苦しい、意識の消失、めまい、血圧が非常に高いといった訴えに対し、まず当院で診察させていただきます。その中でも緊急度の高い場合や、精密検査が必要な場合は、大学病院などに紹介させていただきます。とくに緊急度の高い場合には、その場で緊急搬送を行います。大きな病院で検査や治療を受けた方は、状態が安定したら。当院に戻り継続して通院していただくことになります。風邪や腹痛といった症状から、糖尿病や脂質異常症・高コレステロール血症といった生活習慣病を抱えておられる方、あるいは健康診断を受けたいという方も多いですね。当クリニックでは怪我や外傷を診るとは掲げていないのですが、お訪ねになってくる方が少なくありません。自分の限界というものは知っているつもりでありますし、その辺りは、地域近隣の先生方と連携をとり、柔軟に対応しています。サザエさん通りという商店街に面していることもあり、みなさん、入りやすいのかもしれませんしが(笑)、頼っていただけることは嬉しいことです。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)について。

池上 晴彦 院長

いびきや呼吸が止まっているといった夜間の症状に加え、日中の眠気や起床時の頭痛やだるさ、あるいは、夜中にお小水に何度か起きてしまうといった症状が考えられます。また、お若い方の血圧の高い原因として明らかになる最も多いのが、睡眠時無呼吸症候群(SAS)と言われています。ここに挙げた徴候の中で2つ以上が当てはまるという方は、検査を受けられたほうが良いでしょう。SASがあると、ない方に比べて、心臓病が3倍、脳卒中が4倍、認知症が2倍、糖尿病が1.6倍、高血圧が2倍なりやすくなります。
心不全(循環器疾患)と睡眠時無呼吸症候群には、高い関連性があります。SASには、それがあるために循環器疾患が助長されるものと、心臓が悪いためにSASが進行する(中枢性睡眠時無呼吸)、異なる2つのタイプがあります。
一般にSASの治療に用いられるCPAPに対し、心臓が重症である場合の無呼吸症候群の場合には、ASV(二相式気道陽圧呼吸療法)という治療が適用になります。同じSASであっても、疾患の種類を限定し、この2つの治療方法を使い分けていくことで、充分な効果が得られるのです。

「私の診療録」と「健康教室」。

どういった病気が考えられるのか、それに対する治療は何か、さらに日々の生活ではどういった注意が必要なのかといったことを記入し、それに検査結果もつけてお渡ししているのが「私の診療録」です。言葉でお伝えしたことがすべて記憶に残るというわけではありません。特にご高齢の方の場合、ご家族との通信という意味合いも含め、備忘録としてこれをお渡ししています。
クリニックでは、2月に1回を目処として健康教室を開催しています。「私の診療録」をお渡しするにしても、病気全般に関する詳細な説明は、日々の診療の中ではまかないきれません。それを補うのが健康教室であり、各回ごとにテーマを変え、まとまったお話をさせていただいています。ありがたいことに大変好評をいただいており、私自身の使命として、今後も続けていきたいと考えています。

これから受診される患者さんへ。

あらゆる年齢層の方が、いかに健康を保ち、より健康寿命を延ばしていけるかということをアドバイスさせていただいていますので、どうぞお気軽にご利用ください。人は生活習慣を少し変えるだけで、体調やコンディションも変化していきます。たとえば、睡眠について。どの時間帯に、どの程度の長さで昼寝をとればいいのか。あるいは、なかなか寝つきが良くないということであれば、お薬に頼ることなく、睡眠を改善するための方法をその人に合わせた形でご提案できるかと思います。
心臓疾患のリスクは、生活習慣に因るところが大きいのです。どのような予兆があるのか、何に気をつければ良いのか。専門家としてアドバイスをさせていただければと思っていますし、みなさんの健康の一助になれれば、私としましても幸せに思います。
また現在私は、このクリニックで診療にあたることに加えて、地区の医師会の理事として、少しでもこの地域の医療がよくなるように、世田谷区や東京都医師会と連携して努力しております。またとくにタバコ問題に関しては、東京都医師会のタバコ対策委員会の委員として、受動喫煙の対策とその害についての地域の皆さんへ少しでも知っていただこうと活動をしております。

※上記記事は2016年4月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

池上 晴彦 院長 MEMO

循環器専門医

  • 出身地:茨城県
  • 趣味:料理、楽器演奏(ピアノ、ギター、エレクトーン)
  • 好きな作家:夏目漱石、城山三郎
  • 好きな映画:ホームアローン、ローマの休日、デイ・アフター・トゥモロー
  • 好きな言葉・座右の銘:人生は挑戦の連続
  • 好きなアーティスト:ビートルズ、ゆず
  • 好きな観光地:京都、ヴェニス、ヨセミテ

グラフで見る『池上 晴彦 院長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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