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末石 通暁 院長

MICHIAKI SUEISHI

患者様を家族と思い接することを心がけ
自分の全力を注いでいく

順天堂の心臓外科へと進む。以後、大学病院を拠点として各地の病院を廻り、2011年に『品川ハートメディカルクリニック』を開院するに至ったという経緯になります。

末石 通暁 院長

末石 通暁 院長

品川ハートメディカルクリニック

港区/高輪/泉岳寺駅

  • ●内科
  • ●血管外科
  • ●循環器内科
  • ●外科

高校生の時に抱いた夢から医療の世界へ進み、その夢はいまだ進行中である

末石 通暁 院長

高校2年生の頃だったと思います。アジアやアフリカで、ワクチンを射てずに亡くなる子供たちがテレビで紹介されていたことがありました。何の罪もなく亡くなっていく子供たちが存在するということを知り、私の中で何かが動いたのです。医者となり、自分に出来ることをおこなっていくという選択肢は、その時から目覚めたものでした。
ただ、そのような思いを胸に抱きながらも、初めは大学の工学部へと進みました。理系であった故の選択肢でしたが、時がたち、望めばある程度のところに就職出来るという状況となり、ふと考えたのです。「このままでいいだろうか」「やりたいことをやるべきなのでは?」 結果的に遠回りをした形となりましたが、あらためて医療への道を進むこととなったのです。
当初、救急救命に進みたいという希望を持っていたところ、「何か専門を持っていた方がいい」という助言を先輩からいただき、順天堂の心臓外科へと進ました。以後、大学病院を拠点として各地の病院を廻り、2011年に『品川ハートメディカルクリニック』を開院するに至ったという経緯になります。
虎の門病院や、六本木の心臓血管研究所付属病院、直前までお世話になっていた東京高輪病院など、港区に多く勤務していた関係で、診診・病診連携を可能にするネットワークが出来ていたこともあり、都営浅草線・京浜急行泉岳寺駅からも、自宅からも近い場所で内科 ・心臓血管外科・循環器内科・外科の品川ハートメディカルクリニックの開院となりました。それから、私はこの地域の町内会、奉賛会、青年会、商店会に加盟させていただいていました。クリニックのあるこの場所も、地域の方々のお気遣いによるところが大きいのです。皆さんにかわいがっていただけ、助けていただいたからこその今があると考えています。

最初に申し上げた話になりますが(苦笑)、高校生の時に抱いた夢は、いまだ私の中で進行中です。海外の恵まれない子供たちが笑顔でいてくれるためにはどうしたらいいのか。その実現には様々な形があると思いますし、試行錯誤しつつ、初めの志をいつの日か遂げたいと考えています。

専門である下肢静脈瘤について

末石 通暁 院長

見た目の症状として、足に瘤(こぶ)が表れることが1つ。それから、炎症を繰り返すことによって起こる色素沈着があります。このため、スカートを履くことが出来ず、ズボンを常用されているという方が少なからずいらっしゃるのです。さらに症状としては、足のだるさ、掻痒感、痛み等があり、進行すると潰瘍となるケースも多くあります。
静脈は心臓に向かって戻ってくる血液が流れる血管であり、足の静脈は重力に逆らって上がってこようとしますから、逆流を防ぐために防止弁が機能するようになっています。その弁が壊れてしまうことを静脈瘤と称するのです。
遺伝的要素が非常に強いとされ、立ち仕事をされている方、あるいは出産を契機にこの病気に罹る方も多く、全体として女性の割り合いが多い病気です。

下肢静脈瘤の治療について

末石 通暁 院長

症状が軽度の場合は、弾性ストッキングを用いることが一般的です。弁が壊れている血管は皮膚の表面に近いところを流れているので、ストッキングによって血管を押さえ、広がりを止めることが可能なのです。
すでに逆流が起こり血管自体が用を為さなくなっている場合には、これを取り除くことが必須となってきます。従来、この段階まで進行していると、上から下にワイヤーを通し、そのワイヤーに血管を結びつけて引き抜いていくストリッピング方式が多く用いられてきました。ところが、この方法では神経障害が起こる恐れもあり、それを避けるためには患部を大きく開かざるを得ない、というジレンマがあったのです。
それに対し、当院ではレーザー治療が主流となっています。レーザーの場合、傷口はわずか2ミリ程度。そこから血管にファイバーを通し、レーザー光によって血管を焼きながらファイバーを抜いていくことで、壊れてしまった血管が縮まり閉じていくという仕組みです。保険適応である最新のレーザー機器(波長1470nmのELVeSレーザー)を用いることにより、出来る限り多くの方のお悩みに応えていきたいと考えています。

責任を持つという気概を忘れず、分を越える病気についてもスペシャリストを紹介

病院に勤務していたときは、多いころで週に6回の当直を担当していました。当直を担うということは、必然的に自分の専門以外の範囲も診ていくことを意味します。そこで様々な患者さんを診て、様々なものを吸収出来たことが、今の私の支えとなっていることは確かなことです。
当院には、私が循環器が専門と理解されてなお、肩や腰、色々なお悩みでご相談に見える方々がいらっしゃいます。幸い、私はこれまで多くの信頼出来る先生方とお知り合いとなることが出来、私の分を越える病気については、各科、その疾患ごとのスペシャリストをご紹介しています。病気の如何にかかわらず、私を頼りにしてくださっている皆様に対し、最後の最後まで責任を持つという気概を忘れず、日々の診療に取り組んでいきたいと考えています。

これから受診される患者さんへ

私は、天皇陛下の心臓バイパス手術をおこなった順天堂大学病院心臓血管外科の教授である天野先生に師事していました。その天野先生がよく仰っていたのが、「患者さんを自分の家族の誰かに当てはめて診療に臨みなさい」ということでした。治療を押し付けるのではなく、その方が何を望まれているかを察し、一緒に頑張っていく。患者さんが納得して治療に取り組んでいただけるよう、家族と思い接していきながら、自分の全力を注いでいきたいと考えています。

※上記記事は2015.1に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

末石 通暁 院長 MEMO

  • 出身地:東京都
  • 趣味・特技:フットサル
  • 好きな本:山本周五郎、ノンフィクション
  • 好きな映画:ソフィーの選択、ライフ・イズ・ビューティフル
  • 好きな音楽:クラシック、サザンオールスターズの曲
  • 好きな場所:空港

グラフで見る『末石 通暁 院長』のタイプ

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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