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今井 直子 院長

NAOKO IMAI

地域の「かかりつけ医」として60年あまり。患者さんやご家族に寄り添い、みなさんの健康を見守っていく

日本大学医学部卒業後、循環器内科を専門に研鑽を積む。その後2011年に父が開設した『阿久津内科』の院長となり、現在に至る。

今井 直子 院長

今井 直子 院長

阿久津内科

世田谷区/尾山台/尾山台駅

  • ●内科
  • ●小児科
  • ●循環器内科
  • ●訪問診療

開院から60年あまり。地域住民の健康を支え続ける

今井 直子 院長

『阿久津内科』は私の父が1960年に開設しました。子どもの頃から医療は身近なものでしたから、私がこうして医師になったのも自然なことだったといえるでしょう。私が目にする父は、いつも生き生きと、楽しそうに診療していました。そのため、漠然とではありますが「医師の仕事は一生をかけられる」と思えたのです。大学卒業後はその当時まだ一般的ではなかった総合研修医を選択し、様々な科で2年間研修し、その結果、緊急時に的確に対応できるスキルを求め循環器内科を選び研鑽を積みました。2007年に父から医院を引き継ぎ、あっという間にもうすぐ15年になります。患者さんの中には2世代、3世代にわたるお付き合いの方も多く、小さいお子さんからご高齢の方までご家族皆さんで足を運んでくださっています。

地域の「かかりつけ医」として、家族ぐるみのお付き合いを

今井 直子 院長

『阿久津内科』では内科的な症状に幅広く対応するほか、私の専門である循環器内科については心臓超音波検査、ホルター心電図など専門的な検査を行うことが可能です。また、お隣には保育園があり、近隣にも小・中学校などがあるため、お子さんの予防接種などでお越しになる方もいらっしゃいます。それでもやはり、患者さんの年齢層としてはご高齢の方の割合が大きいでしょうか。将来的に通院が困難になった患者さんについてはこちらから診療に伺う訪問診療に切り替え、生涯をとおして地域の方々の健康と命を見守っていきたいと考えています。
大学病院などが最先端の医療を行う場所だとするなら、私たち「かかりつけ医」の役割はそれぞれの患者さんに適した医療をご提供することだと思います。必要な場合には適切な大学病院などの専門病院へご紹介致します。ただ単に病気を診るのではなく、患者さんの生活環境やご家族の想いなども考慮して、その方に合った治療プランを考えることが大切ではないでしょうか。患者さんやご家族とたくさんお話をして、その方の人生に関わらせていただいて……私としてはその全てにやりがいを感じ、充実した毎日を送っています。

患者さんの立場で考え、わかりやすく丁寧な説明を心がける

今井 直子 院長

循環器内科といってもぴんと来ないかもしれません。症状としては胸痛、動悸、息切れなどになり、不整脈、狭心症のほか、生活習慣病である高血圧、脂質異常症(高脂血症)、糖尿病など広く含まれます。病院に勤務していたときは心筋梗塞、狭心症など緊急の治療が中心となりました。その時に感じたのは、以前から異常を指摘されていても、忙しくてそのままにしていたり、症状がないから自分は大丈夫と思っていたなど、予防されていなかった方が多いことです。緊急の治療が必要になる病気も初めは生活習慣病である高血圧、脂質異常症、糖尿病などです。健康診断などで異常を指摘されたとき、気になる症状があるときは是非ご相談いただきたいと思います。
 また、残念ながら心筋梗塞など、治療に至ってしまった方は、その後のフォローアップが大切となります。なぜお薬を続けなくてはならないのかなど、納得して治療を継続できるように専門用語ではなく、理解しやすい言葉で説明するように心がけています。「検査結果の見方がわからない」といった質問も気軽になさってください。それがご自分の健康維持のきっかけになるかもしれません。
私は、地域にお住まいの方々が何かお困りのとき「まずは聞いてみよう」と思っていただけるような存在でありたいと考えています。地域の中で「医療の最初の窓口」となるのが私たちかかりつけ医だと思いますので。医療側の当たり前が患者さんの当たり前であるとは限りません。難しい専門用語はわかりやすい言葉に変えてご説明するように心がけています。医療だけでなく介護制度などについても積極的に情報発信することにより、患者さんの中に疑問や不安が残らないようにしたいと思っています。

患者さんやご家族に寄り添い、みなさんを笑顔にしたい

ご高齢の患者さんの中には「ここに来たら元気をもらえる」と言ってくださる方がいらっしゃいます。私の父がそうだったように、今の私も日々楽しみながら診察を行い、患者さんと笑顔で接することができているのでしょうか(笑)。患者さんはみなさん、体の不調や不安を抱えてお越しになるわけですから、せめてここに来ることが負担にならないように、ほっと心が和み、気持ちが明るくなるような時間をご提供したいと思っています。
実は「笑顔でいる」ことはとても大事で、お薬を飲むよりも大きな効果を発揮してくれるケースも少なくありません。ご家族みなさんが笑顔なら、それはストレスがない状態だという証です。ここに来ることでみなさんの表情が少しでも和らいだら嬉しいですし、そのためにもケアマネジャーさんやヘルパーさんなどとも連携して、チームとして地域で患者さんやご家族を支えていきたいと考えています。

これから受診される患者さんへ

『阿久津内科』は「尾山台駅」から歩いて2分ほどの場所にあります。
実は私は医師であると同時に母でもあり、子どもが小さなころはいろいろ苦労がありました。だからこそ、子育てを頑張っている体験者の方々のお気持ちはよくわかるつもりです。私は小児科が専門というわけではありませんが、もしもお困りのことがありましたら頼りにしていただければと思います。子どもの患者さんも大人の患者さんも、一人ひとりに寄り添うような気持ちで診療したいと思っておりますので、遠慮なくご相談いただきたいと思います。

※上記記事は2021年11月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

今井 直子 院長 MEMO

  • 出身地:東京都
  • 趣味:読書、観劇
  • 好きな作家:原田マハ、帚木蓬生、唐十郎
  • 好きな映画:フェデリコ・フェリーニ『道』
  • 好きな音楽:ピアソラ、クラシック全般
  • 好きな場所:立山、自然を満喫できる所
  • 好きな言葉:為せば成る
  • 出身大学:日本大学

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