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別府 諸兄 院長

MOROE BEPPU

マイクロサージャリーを行う手外科専門医として努力し続けていきたい。

大学卒業後、慈恵医大整形外科にてさまざまな勉強を積み、聖マリアンナ医科大学にて整形外科代表教授を務めた後、三軒茶屋駅より徒歩8分、伊丹先生が開設された『上馬整形外科クリニック』を引き継ぐ。

別府 諸兄 院長

別府 諸兄 院長

上馬整形外科クリニック

世田谷区/上馬/三軒茶屋駅

  • ●整形外科

外科医の父と兄の姿に刺激を受け。

別府 諸兄 院長

父と兄が医師でした。2人ともに外科医だったものですから、違う道に進むのも1つの選択と考え、私は整形外科医の道を歩んだのです。慈恵医大整形外科学講座は初代の片山國幸先生に始まり、90年を越える長い歴史を有します。私はそちらで10年、さまざまな勉強を積み、その後は聖マリアンナ医科大学へと移り、昨年(2015年)まで整形外科代表教授を務めてまいりました。
慈恵医大整形外科学講座の第3代教授には、当院の先代院長である伊丹康人先生が名を連ねていらっしゃいました。伊丹先生は日本の股関節治療における第一人者であり、大学を退官後、神奈川リハビリテーション病院の院長を経て当院を開設されました。開業当時、先生は75歳ということでしたから、本当に頭が下がる思いでした。(東急田園都市線・駒沢大学駅/三軒茶屋駅より徒歩8分)。

マイクロサージャリーを行う手外科専門医として。

別府 諸兄 院長

私は手外科専門医でありますが、専門分野をあえて述べますと、それはマイクロサージャリーということになります。マイクロサージャリーとは、通常の手術とは異なり、顕微鏡をのぞきながら特殊な器具を用いておこなう手術のこと。私はその中でも、いわゆる手の外科を専門としていました。指の再接着手術はその代表的なもので、切断してしまった指の骨や腱、神経や血管を縫い、再び動くように戻していくものになります。
今いらしている患者さんは、大学時代の私を知る方々、あるいは、現在も非常勤講師を務めている国立スポーツ科学センター(JISS)の関係から来院される方が約半数といったところ。その方々に対し、江東区の藤崎病院で私自身が手術をおこなっています。そして、来院される患者さんのもう半数が、この地域に住まう方々です。私は大学時代、マイクロサージャリーを含む整形外科のすべての分野における手術を、代表教授として統括する立場にありました。その経験を元に、整形外科に関わるあらゆるお悩みを解決してさしあげるべく、努力を続けてまいりたいと考えています。

整形外科医が提唱する医学体操®。

別府 諸兄 院長

整形外科において最大の懸念はロコモティブシンドロームであり、いかにして健康寿命を延伸させえるかということが問われています。当院は股関節を専門とする伊丹院長が興したクリニックという経緯もあり、日々の診療と並行し、医学体操®を実施しています。
具合の良くない方のすべてが手術を望まれるわけではありません。その方々が毎日を楽に過ごしていけるためのサポートとして、保存療法としての体操や運動が重要になります。当院では、私どもの考え方を熟知した健康運動指導士がみなさまの指導にあたっています。
1723年に、パリで内科学会というものがすで開催されていました。その会の報告には、「体育は年齢を問わず、すべての人に最も有効で、また必要な健康維持法である」という一文が載っています。これは現代においても充分に通用する考え方です。医学体操®を通じ、お年を召した方々の健康寿命を少しでも延ばしていけるようサポートをしていきたいと考えています。

「公益財団法人 日本股関節研究振興財団」の任を受け継ぎ。

伊丹先生はクリニックの開設と並行し、「公益財団法人 日本股関節研究振興財団」を設立されました。私はこのたび、その任も先生から受け継いだという形になります。
財団では、これから股関節を専門に深めていこうとする、意欲ある若い人材の育成に尽力しています。またそれとともに、広く一般に向けて股関節市民フォーラムを毎年開催しています。昨年度(2015年)は、三軒茶屋の「三茶しゃれなあどホール」において、「股関節の健康と栄養について」と題し、講演をおこないました。診療と並行し、股関節治療の未来をつくっていく活動にも力を入れていきたいと考えています。
今年9月には「ロコモ予防の第一歩は呼吸法から」というテーマで、12月には「母から娘への系譜~健全な股関節をつくるために~」(案)というテーマで行います。

これから受診される患者さんへ。

自分の身体は自分で守るのが原則であり、私たちは専門家として、その良きアドバイザーでありたいと考えています。健康ブームと言われて久しく、ランニングやジムワークにいそしむ方は多くなりました。ただ、そこで対象となっているのは、身体に不自由のない元気な方々ということになります。本当に困っておられる病気を抱えた方々、あるいは、そのボーダーラインにある人々を助けることが私たちに求められています。もちろんこれは医師だけでなせることではありませんし、各方面の方々と協力しながら前に進めていくべきものと認識しています。40年に渡り、大学の最先端医療に従事してきた経験を活かし、地域の方々の少しでもお役に立てるよう、力を尽くしていきたいと考えています。

※上記記事は2016年7月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
(2017.3 修正)

別府 諸兄 院長 MEMO

整形外科専門医

  • 出身地:神奈川県
  • 趣味:テニス、ゴルフ
  • 好きな本:蒼穹の昴
  • 座右の銘:初心を忘れずに、右手に知識と技術、左手に語学
  • 好きな場所・観光地:湘南

グラフで見る『別府 諸兄 院長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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