照屋内科医院
世田谷区/成城/成城学園前駅
- 内科
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照屋 亮 院長への独自インタビュー
長期間の治療が必要な糖尿病患者さんの力になりたくて
父が50年以上前に開業しており、幼いころから医師として働いている姿を近くでずっと見ていました。手品師に憧れたり、翻訳家になりたいと思ったりしたこともあったのですが、やはり父の背中を見て育った影響が大きく、私も自然と医療の道へと進んだんです。最初は消化器系を専門にしようと考えていたのですが、当時は呼吸器科、循環器科、消化器科…などの専門医は沢山いるのに、糖尿病の専門医は少なく、一般内科医が糖尿病の患者さんも診ている事がほとんどだということに気づきました。糖尿病は、長期に渡る治療が必要な病気です。このまま食の欧米化や車社会の発展などから糖尿病の患者さんが益々増えると考え、糖尿病治療を専門としました。元々、当院は父が50年前に一軒家を改装して開業した小さな医院でしたが、7年ほど前に建て替え、内容も設備面も一新しました。眼科医の妻の協力で糖尿病患者さんの眼科検診なども行っています。
一人では辛い治療でも、誰かと一緒ならきっと頑張れる
糖尿病は生活習慣病です。糖尿病の場合は、患者さんが主体となって日常生活を変えていかなければいけないんですよね。ですが、「お酒を飲んではダメ」「甘いものを食べてはダメ」「運動をしなくちゃダメ」とダメばかりでは患者さんの生活の質が下がってしまいますし、無理強いさせてしまうと長続きしないこともあるんです。どんなに生活を改善しようと思ってもお酒が飲みたくなることもあれば、甘いものの誘惑に負けてしまうこともあります。そんな患者さんに「ダメだよ」と厳しいことは言いません。怒ることもないですね。また私自身も肥満体型ですしお酒が大好きなんですよね。だから患者さんと一緒にダイエット競争をすることもあります。患者さん一人では辛くて挫折してしまうようなことでも、一緒に頑張ってくれている人がいる、と思うだけで力に変わることもあるんですよ。患者さんとダイエット競争したときは、ほとんど私が負けで患者さんの方が勝っています(笑)。私にできないことを患者さんたちはしっかりと努力しているわけです。すごいですよね。
だから私は「ダメ」と言う治療ではなくて「すごいね」「頑張ったね」と沢山ほめるようにしています。これからも、患者さんが自分で食生活などをコントロールすることが「苦ではない、辛くはない」と少しでも思ってもらえるように工夫をしていけたらいいな、と思っています。
照屋亮先生とは、私が東京女子科大学病院の外来診療に携わる中でお知り合いとなりました。糖尿病の専門医であり、おだやかな人柄は、患者さんにとっても有り難いのではないかと思いますね。