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野村 明 院長

AKIRA NOMURA

すべてのスタッフが患者さんのために。

大学卒業後、大学附属病院等で研鑽を積んだ後、成城学園駅から徒歩5分の地に『医療法人社団 明世会』の前身である成城内科を開院。

野村 明 院長

野村 明 院長

成城内科

世田谷区/成城/成城学園前駅

  • ●内科
  • ●精神科

ゼロから出発した訪問診療の道。

野村 明 院長

1999年に現在の『医療法人社団 明世会』の前身である成城内科を開院致しました。介護保険が始まったのは2000年なので、その1年前と言うと、訪問診療という言葉自体が世にほとんど知られていない時でした。
私が訪問診療を始めたのは、先駆け的におこなわれていた先生との出会いが大きいですね。新宿にあるクリニックにお世話になったのですが、新宿と言えばオフィス街、「そんなところに…」と思いきや、たくさんの患者さんが在宅での医療を待っておられました。実際に経験したことで、「これは必要なものだ」と実感し、当時は大学病院に籍を置きながら、開院に向けてひた走りました。
本当にゼロからの出発でした。ただ、そこで唯一存在していたのが地域の訪問看護ステーションで、これは心強かったですね。ステーションの方とお会いし、「どのような医療が適切だろうか」と考えるところから始め、相談が来れば患者さんのご家族とベッドを一緒に選びに行ったりもしました。
1つひとつ試行錯誤しながら進めていったわけですが、この段階で経験し考えたことが、今に続く力となっています。

在宅療養の“今”、ニーズの多様化。

野村 明 院長

開院してからもう16年が経ったことになりますか。当時とは状況はすごく変わってきていますね。具体的に言うと、ニーズが多様化してきていることが挙げられます。在宅で療養される上で、自分達がどういう環境で、どう過ごしていきたいのか。そのあり方の幅がすごく広がってきているように思います。
たとえば、リハビリテーション。脳梗塞や怪我を経た後の急性期のリハビリとは異なり、在宅でおこなわれるものは、地味な作業に写るかもしれません。しかし、これまで動かなかった箇所がほんのちょっと動くようになる。そうしたことの1つひとつがご本人にとって、そしてご家族にとって喜びとなり、在宅療養の糧になるのです。
また、どう過ごしたいか、という観点において、ターミナルケアに掛かる比重も大きくなってきています。こちらでも、がんの末期の方は非常に多い。そこに対し、痛みを上手くコントロールしていくことを軸とし、患者さんを全体的にフォローしていくことが求められます。
作業療法士、理学療法士、看護師、ケアマネジャー。様々な立場のスタッフが密に連携をとっていくことで、多様なニーズに対応していければと思っているところです。

専門性に富んだ医師たちと共に。

野村 明 院長

様々な立場の中には当然我々ドクターもいるわけですが、その中には、呼吸器、循環器、消化器、リュウマチ内科等々、専門性を有した先生に集まっていただいています。やはり、患者さんの疾患の種類によって、専門の目が必要です。各々の視点から評価をしていただき、その評価に基いて最新の医療を提供していきたいと我々は考えています。
あらゆる医療機関の中で、最も疾患が多岐にわたっているのが在宅医療と言えるでしょう。それを1人の医師が診ることは非常に困難なことであり、多くの方々の力をお借りして進めていく必要があります。今後は、より総合力を高めていきたいですね。そのためにはこれまで以上に、本当に様々な職種の方々と手を取り合い、同じラインの上に立って事を進めていかなければなりません。もっともっと多くの人に関わっていただきたいというのが私の思いであり、それにより、世田谷区全体としての在宅医療の質が向上していけばと考えています。

「すべてのスタッフが患者さんのために」という理念。

これはもう、言葉そのものでしょうか。私たちは、医療を“外に出している”形ですので、一般の病院と同じような姿勢では、とても務まらないと思っています。待つのではなく、こちらから出向いていく。先回りをして連絡をおこなう。とにかく患者さんのためになるのであれば、自らの責任に於いて何をおこなうことも許容されます。その点はある意味革新的とも言えますし、スタッフはそこにモチベーションを感じてくれているように思っています。
積極的なアプローチをおこなうことにより、患者さんの生活の質を向上させていく。そして、満足された患者さんの姿から、今度は私たちがパワーを貰う。立ち止まるのではなく、常に上に向かっていくサイクルを維持していきたいですね。

これから受診される患者さんへ。

在宅療養というと、自分がその立場になったとき、あるいは、ご家族がその立場に置かれたとき、初めてその存在を知るという方がほとんどだと思います。しかし、いずれ誰しもがその立場に置かれることは間違いありません。だからこそ、こうした形の医療があるということをもっと知っていただきたいというのが、私たちの思いです。
当院は小田急線・成城学園駅から徒歩5分ほどの場所にあります。どうぞお気軽にご相談ください。答えは1つではなく、ご希望により様々な答えがご用意出来ると思っていますし、経験豊富なスタッフが親身になってお手伝いをしていきます。

※上記記事は2015年5月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

野村 明 院長 MEMO

  • 出身地:東京都
  • 趣味・特技:釣り
  • 好きな音楽:オールジャンル
  • 好きな場所:海

グラフで見る『野村 明 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

CLINIC INFORMATION

成城内科

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世田谷区/成城/成城学園前駅

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