船戸耳鼻咽喉科医院
中野区/本町/新中野駅
- 耳鼻咽喉科
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船戸 宣利 院長への独自インタビュー
新中野で半世紀以上続く耳鼻咽喉科。2017年に改築してバリアフリーを実現
4代続く医師の家系で、この新中野で耳鼻科を開業したのは2代目、祖父のときですね。1957年頃かな? 以来、父、私、と同じ場所で同じ科目の診療を行っています。なので患者さんも同じように、代々当院へ通ってきてくださる方が多く、年配の患者さんなどは「小さかった子が立派になってねえ」などと、私の小さい頃のことを話してくれたり。お互いに成長を見届けあっているような、そんなおつきあいです。患者さんは0歳から100歳まで(笑)、あらゆる年代の方です。父は中野区の小中学校の校医も長年勤めており、まさに地元密着型そのもの、の医療を行っています。
現在の院長は私ですが、父が理事長として週に4日診察し、残りの2日は私が行っています。そろそろ代替わりの準備をしなければ、という段階ですね。建物も老朽化してきたので、現在改築中で、2017年の8月に診療再開しました。外観まで完全に終わるのは2017年の12月予定です。大きな変化といえば、以前は地下に診察室があったのを地上に持ってきて、バリアフリー化したことでしょうか。高齢化社会ですからこれは必須でした。
スマホで受付、診療30分前に連絡が入る新システムで院内感染予防
長く続けているなかで、時代に合わせていろいろと変えていくべき点は出てきます。例えば私が2015年に院長になったときのことですが、新しい機械などもいろいろ導入しました。赤外線CCDカメラを使うめまい検査器や、痛みが少ないのでお子さんにも使える電子内視鏡、電子カルテなどですね。アレルギー性鼻炎の方に使用するCO2レーザーもあります。2016年にはスマートフォンと電話による新受付システムを導入しました。これは待合室での待機時間を大幅に減らすことのできるシステムで、受付はスマホか電話で行い、診察30分前になるとメールか電話で連絡が入るというものです。耳鼻科はとにかく待ち時間が長く、インフルエンザの時期などは感染する可能リスクも高まります。なので、できるだけ待合室にいる時間を減らしたかったのです。利便性はかなり高まったのではないでしょうか。さらに新しい点としては、今も外来医師として勤めている東京医科大学との連携が強くなったことも挙げられます。
ただ、新しければいいというものでもありません。当たり前ですが、患者さんの立場に立ってしっかり話を聞くこと、そして耳鼻科ならではの局所処置などは昔ながらのやり方で、大切にしていることです。局所処置とは、喉が痛い、鼻がつまってつらい、という症状に対して、その場ですぐなんらかの処置をして楽にしてあげること。忙しい時代だからなのか、検査を重視しすぎなのか、これを行う医院は減ってきているようで、“よそで“吸引しただけで終わってしまったけど、まだ痛い”などと言って来られる患者さんに、薬を塗ったり等の処置をすることも多いです。この医院での処置をまずきっちりして症状を改善し、なるべく飲み薬は減らす、というのが当院の方針です。