東京ドクターズ  |  病院・クリニック・歯医者・動物病院の検索サイト

吉野 健一 院長

KENICHI YOSHINO

地域に密着したプライマリーケアはもちろんのこと、大学病院レベルの高度眼科医療を提供

日本医科大学卒業。慶應義塾大学眼科学教室入局。米国留学を経て、1995年に『吉野眼科クリニック』を開設(JR山手線「御徒町駅」から徒歩3分、東京メトロ銀座線「上野小広路駅」から徒歩1分、JR「上野駅」から徒歩8分、東京メトロ千代田線「湯島駅」から徒歩3分、都営大江戸線「上野御徒町駅」より徒歩1分)。

吉野 健一 院長

吉野 健一 院長

吉野眼科クリニック

台東区/上野/上野広小路駅

  • ●眼科

地域に密着した、高度医療を提供出来る眼科クリニックに

吉野 健一 院長

私が子供の頃の父は、大きな病院の外科部長として腕を振るっていました。私がまだ幼い頃に開業をしたのですが、そこでは当然、手術が出来なくなったわけです。せっかく身に付けた技術がいかせない。父の寂しそうな背中を見て、考えるところがありました。将来開業となった場合に、1人でも最先端のレベルの手術が出来るのは何科なのかと。それが、眼科だったんですね。
当クリニックは地域に密着したプライマリーケアはもちろんのこと、白内障、眼瞼下垂、眼瞼内反、屈折矯正手術等治療用特殊コンタクトレンズ(3強膜レンズ:オルソケラトロジー)をおこなっています。また開業医としては珍しく、涙道の手術も扱っています。そういった意味では、進路を決める際に思い描いた通りのことが今出来てるということかもしれません。

30年前にさかのぼるドライアイへの取り組み

吉野 健一 院長

もう30年ほど前の話になりますが、当時の日本にはドライアイという概念がありませんでした。慶應義塾大学眼科学教室の大先輩である坪田先生、同期生である小野先生、そして私の3人はその現状を憂い、ドライアイ外来を開設したのです。ドライアイに特化して研究・臨床をおこなう専門外来を開設したのは、日本でおそらく初めてのことだったと思います。
ドライアイは、軽いものから重症のものまでさまざまな病態があります。パソコン作業が多い方がなってしまう軽度のドライアイから、やがて失明に向かう重症のものまで、その程度、そしてパターンは多種多様なのです。
重症のドライアイとして、スティーブンス・ジョンソン症候群という病気があります。この病気は主に薬害が原因として起こる全身の病気で、死亡率も非常に高いのですが、命が助かったあとの合併症として失明があります。スティーブンス・ジョンソン症候群の治療として私がアメリカから持ち帰ったのが、強膜レンズという特殊なレンズです。このレンズは角膜の表面を保護し、視力を上げ、痛みからかも解放するという画期的なもので、今日本で扱っているのは、当クリニックを含め3ヶ所のみとなっています。
目がかすむ。疲れる。そのような症状が続いて日常生活に支障をきたすようなことがあれば、専門医に一度診てもらうことをお薦めします。

オルソケラトロジーの未来

吉野 健一 院長

私はオルソケラトロジーのガイドライン作成委員長を務めた経験があります。近視や遠視、乱視を矯正する治療としてレーシック手術がありますが、レーシックはその対象が18歳以上に限定され、不可逆的な処置、つまり、元に戻すことが出来ないというデメリットがあります。
これに対してオルソケラトロジーは、就寝時に装着することで、日中は眼鏡やコンタクトレンズを使わずに快適に過ごすことが出来るというものです。昨年(2017年)のガイドラインの改訂によって未成年にもその対象が拡大されたことに加え、レーシックとは異なり、治療をやめれば元の視力に戻る可逆的な処置であることがこの治療のメリットと言えるでしょう。レーシックに比べ、適応の度数が軽いという要素はありますが、「どうしても手術は…」という方には有効な治療法になります。
近年になり、オルソケラトロジーには、近視の進行を抑制する効果があるとされるエビデンスの高い研究結果が内外から報告されています。この点においても、オルソケラトロジーの可能性はまだまだ広がっていくことでしょう。

白内障手術における先進医療認定施設

『吉野眼科クリニック』は、白内障手術における多焦点眼内レンズの先進医療施設に認定されています。通常の白内障手術ですと、遠くが見えるように度を合わせると近くが見えづらくなり、その逆もまたしかりということで、手術を終えても眼鏡が必要になることがあります。それに対し多焦点眼内レンズは、遠くも近くも同時に見えるものですから、眼鏡を必要としない日常生活が可能になります。
通常、多焦点眼内レンズは自費扱いとなりますが、当クリニックは先進医療認定施設となっていますので、術前術後の費用が健康保険でおこなえ、患者さんの負担が費用面においても軽減されるのです。

これから受診される患者さんへ

医療機関を上手にご利用ください。ご自身が今一番困っていることは何か、何をしてもらいたいかをあらかじめ頭に入れておいていただければ、効率的で的確な治療が受けられることになりますし、満足のいく結果が得られるのではないでしょうか。

全国から患者さんが多数いらしていることもあって、待ち時間が長くなってしまうことには大変申し訳なく思っています。この状況を改善すべく、当院では私を含めた2人の医師が常駐する体制とし、携帯電話を用いた順番呼び出しシステムを導入し外出を可能にしました。これにより少しでも待ち時間が少なくなってくればと思っています。医療とは、究極のサービス業だと思うのです。治療の結果はもちろんですが、待ち時間を含め、患者さんに満足してお帰りいただくのが私達の使命だと思っております。快適で満足のいく治療が受けられ、気持ちよくお帰りいただく医療の実現に向け、今後も努力を続けてまいります。

※上記記事は2018年1月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

吉野 健一 院長 MEMO

眼科専門医

  • 出身地:東京都武蔵野市
  • 趣味:テニス、マラソン、釣り
  • 好きな作家:司馬遼太郎
  • 好きな映画:泣けるもの全般
  • 座右の銘:「ピンチはチャンス!」
  • 好きな音楽:ジャズ
  • 好きな場所:海

グラフで見る『吉野 健一 院長』のタイプ

どちらかというと
エネルギッシュで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

どちらかというと
エネルギッシュで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

CLINIC INFORMATION