吉野眼科クリニック
台東区/上野/上野広小路駅
- 眼科
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吉野 健一 院長への独自インタビュー
地域に密着した、高度医療を提供出来る眼科クリニックに
私が子供の頃の父は、大きな病院の外科部長として腕を振るっていました。私がまだ幼い頃に開業をしたのですが、そこでは当然、手術が出来なくなったわけです。せっかく身に付けた技術がいかせない。父の寂しそうな背中を見て、考えるところがありました。将来開業となった場合に、1人でも最先端のレベルの手術が出来るのは何科なのかと。それが、眼科だったんですね。
当クリニックは地域に密着したプライマリーケアはもちろんのこと、白内障、眼瞼下垂、眼瞼内反、屈折矯正手術等治療用特殊コンタクトレンズ(3強膜レンズ:オルソケラトロジー)をおこなっています。また開業医としては珍しく、涙道の手術も扱っています。そういった意味では、進路を決める際に思い描いた通りのことが今出来てるということかもしれません。
30年前にさかのぼるドライアイへの取り組み
もう30年ほど前の話になりますが、当時の日本にはドライアイという概念がありませんでした。慶應義塾大学眼科学教室の大先輩である坪田先生、同期生である小野先生、そして私の3人はその現状を憂い、ドライアイ外来を開設したのです。ドライアイに特化して研究・臨床をおこなう専門外来を開設したのは、日本でおそらく初めてのことだったと思います。
ドライアイは、軽いものから重症のものまでさまざまな病態があります。パソコン作業が多い方がなってしまう軽度のドライアイから、やがて失明に向かう重症のものまで、その程度、そしてパターンは多種多様なのです。
重症のドライアイとして、スティーブンス・ジョンソン症候群という病気があります。この病気は主に薬害が原因として起こる全身の病気で、死亡率も非常に高いのですが、命が助かったあとの合併症として失明があります。スティーブンス・ジョンソン症候群の治療として私がアメリカから持ち帰ったのが、強膜レンズという特殊なレンズです。このレンズは角膜の表面を保護し、視力を上げ、痛みからかも解放するという画期的なもので、今日本で扱っているのは、当クリニックを含め3ヶ所のみとなっています。
目がかすむ。疲れる。そのような症状が続いて日常生活に支障をきたすようなことがあれば、専門医に一度診てもらうことをお薦めします。
大学の大先輩にあたる吉野先生はドライアイの第一人者のおひとりであり、屈折矯正手術などをたいへん得意とされています。