中村 剛 院長
TAKESHI NAKAMURA
泌尿器科専門医として第一線で活躍してきた経験を生かし、患者さんに最適な医療を
千葉大学医学部卒業後、大学院にて博士号を取得。同大学医学部付属病院、東京厚生年金病院(現:JCHO東京新宿メディカルセンター)、社会保険船橋中央病院、松戸市立病院、東京厚生年金病院泌尿器科医長/部長を経て、2006年に『飯田橋中村クリニック』を開設(JR線「飯田橋駅」東口より徒歩2分)。日本泌尿器科学会指導医。
中村 剛 院長
飯田橋中村クリニック
新宿区/下宮比町/飯田橋駅
- ●内科
- ●皮膚科
- ●泌尿器科
- ●性感染症内科
- ●整形外科
20年以上にわたって泌尿器科診療の第一線で活躍してきた経験を生かし、より身近な相談窓口として役立っていく
私は特に医師の家系に生まれたわけではありません。ただ、知人に医師がいて、その仕事のやりがいや社会的な意義について話を聞いたことがきっかけでした。困っている人を助けられる職業であること、そして一生を通じて手に職を持てることに強く惹かれ、医学の道を選びました。
千葉大学医学部を卒業後は、附属病院や東京厚生年金病院(現:JCHO東京新宿メディカルセンター)などで研鑽を積みました。泌尿器科を選んだのは、外科系を志していたことに加え、腎臓や膀胱、前立腺といった幅広い臓器を対象にできる点に魅力を感じたからです。腫瘍から炎症まで多様な疾患を扱うことができ、医学部で学んだ知識を広く生かせる領域だと考えたのです。
大学病院や地域の基幹病院で約20年以上にわたって泌尿器科の診療と手術に従事してきました。泌尿器科では、手術に10時間以上かかることも珍しくありません。体力的にも精神的にも大変な日々でしたが、多くの経験を積み重ねられたことは、私の医師としての礎になっています。
開業を意識し始めたのは、年齢を重ねるにつれて将来の働き方を考えたときでした。外科医として第一線に立ち続けることは難しい部分もありますが、泌尿器科は内科的な診療や生活指導でも患者さんを支えることができます。徐々に地域の方々の身近な相談窓口として役立ちたいという思いが強くなり、2006年に『飯田橋中村クリニック』を開設しました。当時はこの周辺に泌尿器科のクリニックがほとんどなく、隣接するJCHO東京新宿メディカルセンターとも連携しやすい立地であることも決断の大きな理由でした。
幅広い泌尿器科診療と地域の窓口として
泌尿器科では尿漏れをはじめとした排尿のお悩み、膀胱炎、性病といった一般的な疾患から、前立腺がんのフォローや男性更年期障害まで幅広い症状に対応しています。勤務医時代は手術を中心にがんの診療を行うことが多かったのですが、開業してからは生活習慣の改善や投薬治療など、患者さんの生活に寄り添ったアプローチを取る機会が増えました。
特にこの地域はオフィス街でもあり、日々の仕事のストレスや生活習慣の影響が症状につながることも少なくありません。そのため、病気を治すことだけでなく、生活指導や予防の観点を含めたサポートを大切にしています。
また、泌尿器科という領域はデリケートな問題が多く、どこに相談してよいのか分からずに症状を抱え込んでしまう方も少なくありません。そうした患者さんが気兼ねなく受診できるよう、安心して話せる雰囲気づくりを心がけています。必要に応じて専門的な治療ができる病院と連携しながら、当院が地域における泌尿器科の「入り口」となっていければうれしく思います。
内科・皮膚科・整形外科も標榜。「何か不調があれば立ち寄れる場所」に
当院では泌尿器科に加えて内科・皮膚科も標榜しています。腹痛や発熱といった一般的な症状の患者さんも受け入れており、まずは「何か不調があれば立ち寄れる場所」として機能できればと考えています。
皮膚科や整形外科については専門医に診療をお願いしています。皮膚科は泌尿器科と関わる部分も多いため、適切な専門医の視点が不可欠です。整形外科については隣接するJCHO東京新宿メディカルセンターのOB医師にご協力いただいており、地域に根ざした診療体制を築いています。
さらに、皮膚科医が監修するレーザーを用いたしみ・脱毛治療や、骨盤底筋を鍛える「ビジリス」など新しい治療法も導入しています。尿失禁の改善や術後の機能回復に有効で、座っているだけで骨盤底筋群を刺激できるため、高齢の方や運動が難しい方にもご利用いただいています。継続的に行うことで効果を実感される方が多く、患者さんの生活の質を向上させる一助になっていると感じています。
丁寧な診察を信条とし、患者さんの人生に寄り添っていく
泌尿器科の中でも、前立腺疾患は特に多くの患者さんが来院されます。前立腺肥大症と一口に言っても、その大きさや形、年齢などによって最適な治療法は異なります。検査を行ってみると、ご本人が考えていた病気とは違う場合もあり、正確な診断が重要になります。
私はどの病気においても「その方にとってのベストな治療」を模索することを大切にしています。加齢に伴う変化が大きく関わる領域であるため、治療は一度で終わるものではなく、長期的なお付き合いになることも多いです。その過程で患者さんに納得していただけるよう、検査結果を丁寧に説明し、生活習慣の見直しも含めて提案をしています。
これから受診される患者さんへ
受診される方は、必ず何かしら困っていることや不安を抱えて来院されます。私が大切にしているのは、その原因を丁寧に探り、しっかりと結果につなげることです。検査だけで終わるのではなく、きちんと説明し、患者さんに納得いただいたうえで治療を進めることを心がけています。
泌尿器科という領域は、デリケートな悩みを抱える方が多く、相談しにくいと感じることもあるかもしれません。しかし、まずはお気軽に立ち寄っていただきたいと思っています。当院が皆さんにとって身近な窓口となり、必要な場合は地域の大きな病院とも連携しながら、最適な医療を提供していきます。
どこに相談してよいか分からない症状でも、どうぞ遠慮なくお声がけください。皆さんの生活が少しでも快適になるよう、力を尽くしてまいります。
※上記記事は2025年8月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。
中村 剛 院長 MEMO
泌尿器科専門医
- 出身地:神奈川県
- 出身大学:千葉大学医学部
- 趣味:ゴルフ
- 好きなこと:家族とお出かけ
- 好きな観光地:軽井沢
- 座右の銘:「実るほど頭を垂れる稲穂かな」
中村 剛 院長から聞いた
『男性更年期障害』
コレステロールが高いのは、男性更年期障害の症状の可能性も
診断にあたっては、テストステロンの値を測定し、数値が下がっていれば更年期障害と判断します。特徴的なのは、男性更年期になると代謝が落ちてしまうため、コレステロール値が上がりやすくなることです。実際には、単にコレステロールが高いと捉えて薬を処方されている方の中に、根本的な原因が男性更年期にあるケースも少なくありません。その場合はホルモン補充療法を行うことで、自然とコレステロール値が改善することもあります。ですから、対症療法だけではなく、背景にあるホルモン低下を見極めて治療していくことが大切です。
症状としては、気分の落ち込みやうつ状態といった精神的な不調が出ることもあります。ただし、その背景に心療内科領域の病気が隠れている場合もありますので、診察や検査データをもとに丁寧に判断する必要があります。
治療の基本は男性ホルモンの補充療法、すなわち注射による投与です。その効果をデータで追い、改善が見られれば継続していきますし、もし改善が乏しければ別の疾患を考えて対応していくことになります。
特に50歳前後の方は、加齢による変化として受け止めてしまわず、更年期障害の可能性を一度考えてみることが大切です。気づかないうちに体の不調や生活習慣病に結びついていることもあるため、早めの受診と適切な治療をお勧めしています。
グラフで見る『中村 剛 院長』のタイプ
![]() |
穏やかで明るく話しやすい先生 | ![]() |
||||
![]()
| 穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
![]()
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
![]() |
穏やかで明るく話しやすい先生 | ![]() |
||
| 穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
|||
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
CLINIC INFORMATION
飯田橋中村クリニック
中村 剛 院長
新宿区/下宮比町/飯田橋駅
- ●内科
- ●皮膚科
- ●泌尿器科
- ●性感染症内科
- ●整形外科
| 医院情報 | 院長紹介 | 求人 | MAP | 徒歩ルート |
| 医師の声 | 患者の声 | お知らせ | WEB予約 |
オンライン 診療 |
| 電話 | 03-6426-5933 |
|---|---|
| 所在地 | |
| 最寄駅 | |
| 駐車場 | |
| WEB | |
| 休診日 |



