飯田橋中村クリニック

中村 剛 院長への独自インタビュー

困っている人の役に立つために泌尿器科専門医に

人の役に立つ仕事に就きたくて医師になりました。専門は泌尿器科です。内科や外科の場合は目指す人も多く、割と医師が飽和状態でした。そこで、医師のニーズが足りていない科に行ったほうが患者さんのためにもなり、自分のためにも良いかなと思い、泌尿器科を選びました。今ではだいぶ変わってきましたが、ひと昔前は泌尿器科は受診するのが恥ずかしい、患者さんもあまり行きたがらない科だったんです。そんな中でも来てくれた患者さんの役に立てればという想いもありましたね。
大学卒業後は研修医をしながら大学院に通い、博士号を取りました。取得後、東京厚生年金病院（現：JCHO東京新宿メディカルセンター）に就職し、10年ちょっと勤務医として働きました。45歳ぐらいになった頃ですね。勤務医だとどうしてもやることが限られてくることもあって、開業することにしました。開業は場所選びが重要ですが、勤務先だった病院の近くに物件が見つかり、2006年に飯田橋にクリニックを開くことができました。徒歩1分圏内ですので病診連携もでき、当院に重病の方がいらっしゃった場合でもすぐに紹介することができます。逆に、外来で診療できる患者さんがいれば当院へ紹介してもらうこともありますね。

多くの患者さんに対応できるよう、診療時間を調整

大きい病院だと外来の時間帯が限られていたり、専門外来しかやっていない場合もあり、患者さんによっては不便に感じることがあるかもしれません。その点、当院では泌尿器科を始め、内科、皮膚科の診療もしており、朝は9時30分から、お昼も13時10分まで受け付けています。最終診療の受付も18時10分までと遅めです。近くに勤めている患者さんでもお昼休憩や会社終わりに立ち寄れます。また、診療の特徴上、泌尿器科の開業医院が少ないこともあり、埼玉や神奈川といった遠方からの患者さんも多いですね。新宿区でも泌尿器科の開業医のうち専門医は4人しかいないんですよ。しかも、病院ごとに診療内容がが結構異なっています。当院であれば男性の更年期障害による泌尿器のトラブルも診療しているので、その相談に遠くから来られる方もいらっしゃいますね。ですので土曜日も開院し、少し遠くても来やすいような環境を整えています。
当院の患者さんの5割以上が泌尿器科にかかっています。20〜30代は性病、40〜50代は慢性の前立腺炎の方が多いですね。高齢の方だと80代の方も来られ、尿の出が悪いなどの症状でお困りです。女性の患者さんもいらっしゃいますよ。女性は膀胱炎や尿漏れの症状が主ですね。

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