平山胃腸クリニック
新宿区/大京町/四谷三丁目駅
- 内科
- 胃腸内科
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平山 洋二 院長への独自インタビュー
120年を越える歴史を持つ医院
当クリニックの前身は1896年(明治29年)に開設された、我が国はじめての胃腸病専門医療機関である『胃腸病院』です。開設者の長与称吉は19歳でドイツへと留学。研鑽の末にドクトルの学位を経て、現在の千代田区内幸町に病院を建設したのが当クリニックの始まりになります。
当時の建物は木造2階建ての和式建物で、病室も畳敷きでした。その様子は、明治31年発行の「風俗画報 東京名所図絵」に見てとることができます。司馬遼太郎の小説『坂の上の雲』に登場する秋山真之や夏目漱石が入院したのもこの病院でした。また『胃腸病院』を中心に作られた当時の胃腸病研究会が、現在の日本消化器病学会へと発展していった歴史もあります。
当クリニックは四谷の再開発にともない、2016年に大京町に移転し、新たなスタートを切りました。私は開設者・長与称吉から数えて五代目の院長ということになります。患者さんの気持ちを常に考えながら、1人ひとりに合わせた対応をおこなっていきます。
開設以来の伝統である、匙加減の処方
『胃腸病院』開設以来、お決まりの処方ではなく、個々の患者さんに則した、いわゆる匙加減(さじかげん)の処方をおこなっています。そのため、当クリニックでは粉薬の処方が多くなっていますが、粉薬の利点は少しずつ分量を調整出来ることにあります。錠剤やカプセルの場合、1錠で効かないなら2錠といったように、一気に量が増えることになります。それが粉薬ですと、この作用のあるものは増やして、この作用のあるものは少し減らすといったように、状態を見て塩梅することが出来るのです。
同じ症状の人に同じお薬を処方して、同じように効くわけではありません。そこには個人差というものがあるわけですから。だからでしょう、「ここのお薬はよく効くから!」といって多くの方が来院されるのです。