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平山 洋二 院長

YOJI HIRAYAMA

個々にそくした“匙加減”の処方を提供し、患者さん本位の医療を実践。

東京大学医学部卒業。東京大学医学部附属病院に勤務し、旧・胃腸病院(現: 平山胃腸クリニック)院長に就任。2016年1月に現在地へと移転(東京メトロ丸ノ内線「四谷三丁目駅」より徒歩6分)。

平山 洋二 院長

平山 洋二 院長

平山胃腸クリニック

新宿区/大京町/四谷三丁目駅

  • ●内科
  • ●胃腸内科

120年を越える歴史を持つ医院

平山 洋二 院長

当クリニックの前身は1896年(明治29年)に開設された、我が国はじめての胃腸病専門医療機関である『胃腸病院』です。開設者の長与称吉は19歳でドイツへと留学。研鑽の末にドクトルの学位を経て、現在の千代田区内幸町に病院を建設したのが当クリニックの始まりになります。
当時の建物は木造2階建ての和式建物で、病室も畳敷きでした。その様子は、明治31年発行の「風俗画報 東京名所図絵」に見てとることができます。司馬遼太郎の小説『坂の上の雲』に登場する秋山真之や夏目漱石が入院したのもこの病院でした。また『胃腸病院』を中心に作られた当時の胃腸病研究会が、現在の日本消化器病学会へと発展していった歴史もあります。
当クリニックは四谷の再開発にともない、2016年に大京町に移転し、新たなスタートを切りました。私は開設者・長与称吉から数えて五代目の院長ということになります。患者さんの気持ちを常に考えながら、1人ひとりに合わせた対応をおこなっていきます。

開設以来の伝統である、匙加減の処方

平山 洋二 院長

『胃腸病院』開設以来、お決まりの処方ではなく、個々の患者さんに則した、いわゆる匙加減(さじかげん)の処方をおこなっています。そのため、当クリニックでは粉薬の処方が多くなっていますが、粉薬の利点は少しずつ分量を調整出来ることにあります。錠剤やカプセルの場合、1錠で効かないなら2錠といったように、一気に量が増えることになります。それが粉薬ですと、この作用のあるものは増やして、この作用のあるものは少し減らすといったように、状態を見て塩梅することが出来るのです。
同じ症状の人に同じお薬を処方して、同じように効くわけではありません。そこには個人差というものがあるわけですから。だからでしょう、「ここのお薬はよく効くから!」といって多くの方が来院されるのです。

患者さんとの話し合いを重ね、解決法を見出していくことが大切

平山 洋二 院長

過敏性腸症候群とは、ストレスなどが要因となり、自律神経のリズムに狂いが生じるもの。それが元で急な便意におそわれ、遠方への外出を控えざるを得ない方がいらっしゃいます。この過敏性腸症候群の治療は、匙加減が非常に有用なケースです。先程もお話ししましたように、その病気に対応するお薬が万人に等しく効くわけではありません。その人の症状に合ったものを細かく調整することで、ようやくお薬は有効になるのです。
もちろん、はじめからすべてがわかるわけではありません。患者さんから様子をうかがい、その都度その都度お薬を微調整することによって効果が出てくるようになります。クリニックでは患者さんの側に立った医療の提供を心掛けていますが、お薬の処方はその最たる例と言えるかもしれませんね。

苦痛の少ない内視鏡検査を実現するためのさまざまな知恵

癌の早期発見を考えるならば、定期的な内視鏡検査が望ましいことになりますが、そのためには、出来る限り苦痛の少ない検査が求められることになります。
内視鏡検査が苦しいか苦しくないかは、ちょっとしたコツを知っているか否かに左右されるのです。たとえば、検査中は息は吐くだけで充分です。吐くことを繰り返しているとその間に自然に吸っているのです。息を止めてしまったり、無理に吸おうとするから苦しくなってしまうんですね。中には、「鼻から吸って口から出しなさい」といった指導をされる方もいると聞きますが、検査の最中にそんな余裕はありません。自らが経験していればわかることなのですが、頭の中だけで考えてはいけないということですね。
それから、内視鏡のスコープのアングル操作も重要です。スコープが喉を通過する際、ちょっとしたアングル操作で、内壁に当たることなく、スムーズな検査が可能になります。この操入法は、経験によって習得できる面が大きいのですが、うまく行わないと嘔吐反射を誘発することになります。
「内視鏡はもうこりごり。死んだほうがまし」などと過激なことを仰る方が、「ここの検査は楽だったよ」と当院のファンになる方も多いのです。

これから受診される患者さんへ

複数の医療機関を受診されている方は、服用されているお薬を申告していただければと思います。それにより、お薬が重なることも防げますし、飲み合わせという要素もあるものですから。お薬手帳を提示していただく、あるいは、今お飲みになってるお薬を持参していただいても結構です。

私たちは、患者さんの立場で考えていきます。たとえ医学的に正しいことであっても、患者さんにはそれぞれ希望というものがあるわけです。常に患者さんの側に立ち、一緒に考えていくことが大切で、おひとりおひとりに最も合った治療を提供していきたいと思っています。

※上記記事は2017年6月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

平山 洋二 院長 MEMO

  • 出身地:東京都
  • 趣味:ゴルフ、水泳、謡曲、読書
  • 好きな本:歴史物全般
  • 好きな映画:『この世界の片隅に』『山の郵便配達』等、隠れた人気作品
  • 好きな言葉:一利を興すは一害を除くに如かず
  • 好きな音楽・アーティスト:クラシック
  • 好きな場所・観光地:京都、ニューヨーク、ウィーン

グラフで見る『平山 洋二 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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