銀座並木通りクリニック
中央区/銀座/銀座駅
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三好 立 院長への独自インタビュー
人との出会いの積み重ねで、今の私があるということ
大学卒業後、今の国立病院機構 東京医療センターで研修を受けた私は、そこで救急医療の世界に魅了されました。まだ若くて元気がありあまっていた当時の自分に、救急医療の環境は性に合っていたのでしょう。次に外科に目を向けたのは、外科的手技は救急医療の現場で大いに役に立つという考えからでした。そこからは、これはもう人との出会いというべきなのでしょう。当時は外科医として、技術があってなんぼ、上手くてなんぼと思っていましたし、そのつもりで日々を送っていたものです。ところが、私の上司となった先生との出会いによってそれまでの価値観が覆されことになりました。先生は癌研究会附属病院で研鑽を積んできた方で、技術はもちろんのこと、学問的なベースをしっかりと身につけていることを知った私は、「1度、しっかりと揉まれるべき」と考え、癌研究会附属病院へと進んだのです。そちらで学問的な修練を積めたということは貴重な経験でしたが、先々、これがもっと大きな意味を持つことになります。
その後、郷里の九州で外科医として手術の現場に身を置くこと3年。転機は思いもしない1本の電話から訪れました。癌研究会附属病院時代、私は土屋繁裕先生にずいぶんと可愛がっていただきました。土屋先生は、まだセカンドオピニオンという言葉が一般的ではなかった時代に癌の相談所を都内に開設されていた方です。その先生が亡くなり、相談所を閉鎖せざるを得ないという状況に追い込まれ、縁あってその任を引き継いだのが私でした。人と人でつながり、今があるということを実感します。
少量抗がん剤治療の可能性
癌の治療において、エビデンスに基づいた標準治療でまかなえるならばそれが一番ですが、現実の問題として、それではカバーできない方がいらっしゃいます。では、その方々に医療として何を提供すれば良いかと考え、たどり着いたのが少量抗がん剤治療でした。
自らの経験で、抗がん剤が、ごく少ない量で反応を示すことがあることは知っていました。ですから、使い方を工夫することで、道は開けるのではないかと考えたわけです。
当クリニックの化学療法顧問を務めていただいてる片岡先生と出会ったのは、そのような時でした。先生は癌研究会附属病院の化学療法センターの主任研究員であった方で、私から見ればまさに、歩く教科書。先生とともにどうすれば少量の抗がん剤で癌をコントロールできるかということを試行錯誤し続け、当院の少量抗がん剤治療の今があります。
分院長の朝日先生は、やさしい女医さんです。ビタミン注射をはじめ、何かあるといつもお世話になっていますが、待ち時間も少なくスムーズに診療していただいています。