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三好 立 院長

TATSU MIYOSHI

あきらめたくない、もっと生きたい。癌で悩み苦しむ方のための最後の砦となるべく。

大学卒業後、救命救急を入り口として、外科医として長年に渡り癌治療に取り組む。2007年5月、各線銀座駅よりほど近くのこの地に『銀座並木通りクリニック』を開院。

三好 立 院長

三好 立 院長

銀座並木通りクリニック

中央区/銀座/銀座駅

  • ●外科
  • ●内科
  • ●脳神経外科
  • ●精神科
  • ●腫瘍内科

人との出会いの積み重ねで、今の私があるということ

三好 立 院長

大学卒業後、今の国立病院機構 東京医療センターで研修を受けた私は、そこで救急医療の世界に魅了されました。まだ若くて元気がありあまっていた当時の自分に、救急医療の環境は性に合っていたのでしょう。次に外科に目を向けたのは、外科的手技は救急医療の現場で大いに役に立つという考えからでした。そこからは、これはもう人との出会いというべきなのでしょう。当時は外科医として、技術があってなんぼ、上手くてなんぼと思っていましたし、そのつもりで日々を送っていたものです。ところが、私の上司となった先生との出会いによってそれまでの価値観が覆されことになりました。先生は癌研究会附属病院で研鑽を積んできた方で、技術はもちろんのこと、学問的なベースをしっかりと身につけていることを知った私は、「1度、しっかりと揉まれるべき」と考え、癌研究会附属病院へと進んだのです。そちらで学問的な修練を積めたということは貴重な経験でしたが、先々、これがもっと大きな意味を持つことになります。
その後、郷里の九州で外科医として手術の現場に身を置くこと3年。転機は思いもしない1本の電話から訪れました。癌研究会附属病院時代、私は土屋繁裕先生にずいぶんと可愛がっていただきました。土屋先生は、まだセカンドオピニオンという言葉が一般的ではなかった時代に癌の相談所を都内に開設されていた方です。その先生が亡くなり、相談所を閉鎖せざるを得ないという状況に追い込まれ、縁あってその任を引き継いだのが私でした。人と人でつながり、今があるということを実感します。

少量抗がん剤治療の可能性

三好 立 院長

癌の治療において、エビデンスに基づいた標準治療でまかなえるならばそれが一番ですが、現実の問題として、それではカバーできない方がいらっしゃいます。では、その方々に医療として何を提供すれば良いかと考え、たどり着いたのが少量抗がん剤治療でした。
自らの経験で、抗がん剤が、ごく少ない量で反応を示すことがあることは知っていました。ですから、使い方を工夫することで、道は開けるのではないかと考えたわけです。
当クリニックの化学療法顧問を務めていただいてる片岡先生と出会ったのは、そのような時でした。先生は癌研究会附属病院の化学療法センターの主任研究員であった方で、私から見ればまさに、歩く教科書。先生とともにどうすれば少量の抗がん剤で癌をコントロールできるかということを試行錯誤し続け、当院の少量抗がん剤治療の今があります。

癌に勝つ必要はない。目指す先には……

三好 立 院長

私たちが目指すのは、勝つことではなく、引き分けること。多くのケースにおいて、がん患者さんはある時期まではずっと元気な状態です。癌があっても元気であれば、癌をそのままにしても差し支えないというのが、この治療法の要諦です。つまり、癌と共に生きていくということ。
我々の目的は、患者さんに良い時間を長く過ごしていただくことに尽きます。なぜなら、死が訪れない人間は誰もいないわけですから。さまざまな条件を含めて考えた時、最も効率的にその瞬間を長く延ばせるのが、少量抗がん剤治療だったということなのです。少しでも長く元気に生きていただけるように。その目標に向かって今後も精進を積んでいきたいと考えています。

医療コーディネーターを中心に、患者さんの生活をも見ていく

1人の患者さんをサポートしようとすれば、治療のプロセス以外にも目を向けなければならないことがあります。社会的なインフラの活用もそう。患者さんを支える家族の相談も当然そこには含まれます。それをサポートするのが、医療コーディネーターの存在です。
患者さんも、それを見守るご家族も、1人ではいられません。サポート体制を確立し、心身両面での支えは絶対に必要なこと。私1人の存在でそれができるはずもなく、クリニック全体でチームとして取り組んでいくべきことと考えています。

これから受診される患者さんへ

「もう治療がありません。緩和治療をおすすめします」と言われたとしても、あきらめる必要はありません。方法は、必ずやあるはずで、私たちがその手助けとなれれば幸いに思います。
ただし、私としては少量抗がん剤治療がすべてに優るとは思ってません。物事には適材適所というものがあり、医師として状態を見て、何がベストなのかをご案内できればとも思っています。どうぞ気を楽に持ち、ご相談ください。

※上記記事は2016.10に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

三好 立 院長 MEMO

呼吸器専門医 /循環器専門医

  • 出身地:福岡県
  • 趣味:釣り、料理
  • 好きな作家:小室直樹、司馬遼太郎
  • 好きな映画:シン・ゴジラ、君の名は。
  • 好きな言葉:美は乱調なり
  • 好きな場所:海

グラフで見る『三好 立 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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