四宮 茂 院長
SHIGERU SHINOMIYA
薬を「のむ・塗る」治療から「切る」治療まで
皮膚のかかりつけ医として皆さんのお役に
昭和大学卒業。同大学医学部大学院を修了し、病院勤務後に『しのみや皮膚科形成外科』を開業(JR京浜東北線「蒲田駅」東口から徒歩5分、京浜急行線「京急蒲田駅」西口から徒歩7分)。
四宮 茂 院長
しのみや皮膚科形成外科
大田区/蒲田/蒲田駅
- ●皮膚科
- ●形成外科
皮膚を扱う仕事を選択したのは……
人は多くの細胞・組織から作られています。脳や肝臓も確かに大きな臓器ですが、よく考えてみれば皮膚こそ人体で最大の臓器だと言えます。なにしろ、成人ならば1.6㎡の面積と体重の16%を占める重量があるのですから。また、病気の数でも皮膚関連の疾患が最も多いのです。そして常に目に見えるわけですから、病気になっても治っても一目瞭然で、患者さんに対し、誤魔化しが効かない点に魅力をおぼえ、この分野を選択しました。
皮膚の病気の治療には、薬をのんだり塗ったりする内科的な側面と、悪い部分を手術で切り取る外科的な側面があります。病気によりこれらを選択、あるいは組み合せて治療にあたるのですが、私は根が欲張りなものですから(笑)、「戦う武器は多いほうが良いだろう」と、内科的な割り合いが多い皮膚科と外科的割り合いが多い形成外科の両方を専門とすることにしたのです。
内科的治療と外科的治療の両方の選択肢があることが当院の最大の特徴
「武器は多いほうが良いだろう」とお話ししましたが、お薬を塗る治療に加え、切って治すという選択肢があるのが当院の特徴です。
「日光角化症」という病気があります。この病気は紫外線によって起こるもので、前癌状態から癌に移行することがあるものです。日光角化症は以前は「切る」しか選択肢がありませんでしたが、表面積が多いものになると、切除して植皮をするとしてもリカバリーは大変です。それが現在では、塗り薬で効果のあるものが出てきました。これにより、範囲が広いものは塗り薬で対応し、それでも改善が見られない部分に関しては、切って治すということが出来るようになったのです。
ただし、患者さんの望みは人それぞれです。塗り薬は心理的な負担は少ないものの、期間が相応にかかるという面があります。患者さんの中には何回も通ってこれないという方もいらっしゃいますから、その場合には短期間での改善をはかることも可能だということなのです。
顔に出来た傷やあざについては、他の科ではなかなか手を出しにくいというところがあるかもしれませんが、形成外科医はその限りではありません。形成外科で大前提となるのは、傷をいかにキレイに仕上げるかという点にあります。ただ病巣がとれればそれで良いというものではなく、その傷によって負い目を背負い込まないよう技術の粋を集め、傷を限りなく目立たなくすることに意味があるのです。
患者さんとの会話を重視し、症状の改善にいたる道を一緒に探していく
私が日頃気に掛けているのは、患者さんとの会話の大切さです。1つ例を挙げましょう。「体はどうやって洗いますか?」という私の問いに、一番多いのが「普通に洗っています」との答えです。そこで、「ああ、そうですか」と応対したのでは会話は止まってしまいますから、さらに、「石けんですか?」「タオルで?手で?」と質問を重ねていきます。仮にナイロンタオルでと返事があれば、「では、そのナイロンタオルで顔もこすりますか?」とお聞きすると、すべての方が「NO」とお答えになります。そこまで順序立てて話をすることで、その使用が皮膚には不適切であることを理解していただけるのです。何気ない皆さんとの会話。そこにこそ、たくさんのヒントが隠れていることがしばしばあるのです。
半世紀に渡る医師人生で得たもの
薬には内服薬・外用薬共に多くの種類があり、性別・年齢・部位・症状によって使い分ける必要があります。いわゆる「医者の匙加減」と言われる領域で、そこに医師の個性があらわれます。「医者の匙加減」は経験がものを言いますから、初めから合格点がもらえるはずもありません。私がおよそ半世紀に渡る診療で得たものは、すべて、患者さんから“学んだ”ものです。今後も研鑽を怠らず、患者さんにご満足いただける診療を提供していきたいと思っています。
これから受診される患者さんへ
病気は、治せるものと、残念ながら根治まで至らないものがあります。後者の場合は、現時点では不十分な治療法しかないが、こんな研究がなされている、あるいは近い将来にはこういうメリットのある薬が出てくる可能性があるなど、最新の情報をお知らせするようにしています。
どうぞ、皮膚のことで何かお困りのことがあればお気軽にご相談ください。クリニックにいらした時に比べ、少しでも病気に対して前向きな気持ちになってお帰りいただければと願いながら診療にあたっていきます。
※上記記事は2018年1月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
四宮 茂 院長 MEMO
形成外科専門医 /皮膚科専門医
- 出身地:千葉県
- 趣味:テニス、トレッキング、落語、麻雀、孫と遊ぶこと
- 好きな本・作家:推理小説/アーナルデュル・インドリダソン
- 好きな映画:『砂の器』
- 好きな音楽:イージーリスニング
- 好きな観光地:直島、上高地
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穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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