下村 貴子 副院長
TAKAKO SHIMOMURA
ココロとカラダを大切に。1人ひとりの女性が生き生きと過ごしていただくためのお手伝いを。
東京医科大学医学部卒業。同大学病院に勤務。八王子医療センター、横浜医療センター、亀田総合病院等での勤務を経て、2015年10月に『医療法人社団 窪田クリニック』を移転開設(JR中央線・総武線「高円寺駅」北口より徒歩4分)。
下村 貴子 副院長
窪田クリニック
杉並区/高円寺北/高円寺駅
- ●内科
- ●外科
- ●婦人科
- ●消化器内科
- ●腎臓内科
- ●肛門外科
- ●訪問診療
父に導かれ、母を想い、クリニックを
幼い頃の記憶に残っているのは、クリスマスのパーティーの最中にポケベルで父(窪田 茂比古 院長)が呼び出されたり、診療所で手術をしていたこととか。他の仕事を知らないということもあるのでしょうけれど、とにかく患者さんが優先で、困っている人を助けるという父の姿を見て育ち、いつしか同じ道を志すようになっていました。
『窪田クリニック』は2015年に駅の北口に移転し、新たに開院いたしました。それまで父のクリニックは駅の南口にあったのですが、母がくも膜下出血で倒れてしまったのを契機に、私が父と共に診療に携わるという形となりました。父の時代と同じように、地域の皆様に信頼していただける医療を提供し続けていくと共に、これまで以上に地域の多様なニーズに対応し、地域医療に更なる貢献を果たしていきたいと考えています。
婦人科から内科まで、あらゆるものを拝見していく
2019年 4月からは、主人(下村浩祐 副院長 冒頭の写真)が診療に加わり一般内科・腎臓内科を担当し、父が認知症の相談を含めた内科・外科の外来と訪問診療を、そして私が婦人科を担当し、これまで以上に地域の人々の幅広いニーズに応えていけたらと思っています。
婦人科の患者さんには漢方を処方することもあるのですが、それ以前に、いわゆる西洋医学的にみて異常がないかどうかを確認しておくことが大切です。家族で診療をしていることもあって、そのあたりのやりとりがスムーズにおこなえる利点はあろうかと思います。
西洋医学とは方向性が若干異なり、漢方は病気を治すことに重きをおくのではなく、時に病気と共存しながら、いかに気持ちよく毎日を過ごしていただけるかということに本領があります。西洋と東洋の良い部分を折衷し、その方にとってより良い医療を提供していけたらと考えています。
本当の健康を知っていただくために
生理痛がひどい。生理が不順で月経量が多い。婦人科を訪れる患者さんはそうしたお悩みを抱えて来院されることが多いのですが、そうした健康と病気のはざま、グレーゾーンに関するお悩みに関しては、一般的な西洋医学では検査をしても「異常がない」ということが多々ありました。その方達をどうしたらいいか思い悩んでいた時に、漢方に出会ったのです。
そもそも、健康であるとはどういうことなのか。月経などのお悩みは人と比べることがないものですから、実は生理機能が不調を起こし始めた段階で鎮痛剤を服用し、10年、20年とそのまま過ごされている方が多いのです。お薬を常に服用している状態が健康とはとても言えません。その月経痛が何により、どういう段階にあるのか。そこに踏み込んで改善に持っていくには漢方の力が必要なんですね。
他方、今はピルが社会的な認知を得て、多くの方が使用されています。ピルは優れたお薬ですし、私自身も用いることがあり、処方もおこなっています。ただ、ピルは症状を緩和させることに役立つ面がある一方、それによって本来の状態をわかりにくくする面もあるのです。御自身の健康状態をしっかりと認識し、そこから健全な身体を培っていくために漢方は大きな役割を果たすことが出来ると考えています。
医師として、1人の女性として、主婦として、母として
自分の身体のことがわかり、健康でいられると、これから起こることも受け止めることができるようになります。例えば、育児です。1人目の時は慣れない育児で余裕がなく苦しかったですが、漢方と出会い、テルミーと出会い、心身のニュートラルな状態を知ったことでどんどん育児が楽しくなり、結果、4人の子に恵まれることになりました(笑)。
今は、育児をするには窮屈な時代と言えるかもしれません。いつでもきちんとしなければならない、という意識が働いて、自然体でいることが難しくなっています。その心の余裕のなさが身体の不調を呼び、またそれが心にも影響してくるのです。おひとりおひとりで、本来の有りのままの自分でいられる場所をぜひ見つけていただけたらと思います。私たちが少しでもそのお役に立てれば幸いに思います。
これから受診される患者さんへ
婦人科は、特有な症状がない限り受診してはいけないと思いがちですけれど、決してそのようなことはありません。明確な疾患を発症する前の生理機能が不調を起こし始めた段階から治療を行い、正常な状態を維持するためにも、何か気になることがありましたらお気軽にご相談ください。
コミュニケーションを大切にしながら、1人でも多くの女性が自分らしく、生き生きと毎日を過ごしていただけるよう、精一杯サポートさせていただきます。
※上記記事は2019年7月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
下村 貴子 副院長 MEMO
産婦人科専門医
- 出身地:東京都
- 趣味:「玉川上水で早朝散歩」
- 好きな本:「その時に気に入ったものを」
- 好きな映画:千と千尋の神隠し
- 好きな言葉・座右の銘:温故知新
- 好きな音楽:インストゥルメンタル
- 好きな観光地:洞爺湖(北海道)
グラフで見る『下村 貴子 副院長』のタイプ
穏やかで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
穏やかで明るく話しやすい先生 | ||||
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
CLINIC INFORMATION
窪田クリニック
下村 貴子 副院長
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