板垣 和夫 名誉院長 & 亮平 院長
ITAGAKI KAZUO & RYOHEI
お困りの方がいれば、さまざまな病気にも対応
患者さんのメリットを第一に考える町医者
【板垣 和夫 名誉院長】日本大学医学部卒業後、小児外科、一般内科、東洋医学を中心に診療。1987年に十条駅から徒歩3分のこの地に、内科・小児科・外科・訪問診療を標榜する『板垣医院』を開院。
【板垣 亮平 院長】大学を卒業後、総合病院にて消化器外科、小児科の診療に携わり、外科専門医、小児科専門医を取得。2018年から2021年、板橋中央総合病院 救急科(非常勤)2021年現在 東京北医療センター小児科(非常勤)すこやかこどもクリニック浮間(非常勤)
板垣 和夫 名誉院長 & 亮平 院長
板垣医院
北区/十条仲原/十条駅
- ●内科
- ●小児科
- ●外科
- ●訪問診療
- ●健診・検診
医者の家系に育った、正反対の父子が営む医院
【板垣 和夫 名誉院長】
父も祖父も医者でしたから、「医者の子は医者になる」という風に育てられ、素直にそのまま道を辿っていったというのが本当のところかと思います。あとは、偉人伝ってあるでしょう、野口英世とか。そこに導かれたという部分もあるかもしれません。まあ、伝記というのは、良いことばかり書いてあるものですけれどね(笑)。
私はもともと小児外科医としてこの道を歩んできました。首から足の先まで、心臓を除くすべての臓器を扱う科にいたことで様々な経験ができたと思ってます。大学では外の病院に出向することがあるのですが、その病院というのが面白いところで、内科の常勤医を置いていない病院でした。そうなりますと必然的に、外科医が内科を診ることを要求されます。実際に開業してみますと、これがもっと奥が深いものですから、常に勉強をしなければならなかったのですが、その時に内科を垣間みれたことは、非常にプラスになっていますね。
1956年に私の父が開院した『板垣外科』は、1987年に『板垣医院』として装いを新たにし、現在に至っています (JR埼京線・十条駅から徒歩3分)。
【板垣 亮平 院長】
私は父とは真逆で、「医者の子は医者になる」と思われることが受け入れられませんでした。ですから、高校生になると学校へも行かず、働くようになったのです。親にも散々迷惑を掛け、父も一時は、「いなかったことにしよう……」とまで思っていたようです(苦笑)。
17歳になるまで、「絶対に医者になどならない」と思って生きてきたのですが、実際に自分で働くようになりますと、「本当にやりたいことはなんだろう?」と考えるようになります。どうせならば、誰かのためになる仕事がしたい。素直に考えてみますと、この職業は最もそれに近いものと感じるようになり、そこからは心を入れ替えて励むようになっていきました。
大学を卒業後は研修を経て一般外科に携わり、日本外科学会専門医の資格を取得したのち、2015年の春より、総合病院の小児科での勤務と並行してクリニックを手伝い始め(日本小児科学会専門医)、2018年より常勤の医師として父と共に診療にあたっています。
回り道をしたこと自体、人に誇れることではありませんが、順調なだけでは得られなかった部分は確かにあると思いますし、その経験を今後の人生に生かしていければと思っています。
生活習慣病、身体の痛み、子どもの風邪…どんなお悩みにも対応
【板垣 和夫 名誉院長】
症状で多いのは、まず高血圧、それから私自身1番関心のある糖尿病の方ということになります。それら生活習慣病に加えて、腰や膝の痛みに関するものも多いですね。当院の4階には物理療法をおこなえる各種機器がそろっており、身体のつらい部分を治療・リハビリすることが可能です。
医院自体のことを言いますとね、整形外科は標榜していないのです。ただ、父が診ていましたし、私も外の病院に出向いた時に診ていたものですから、ご要望があればという形です。ひとまずどんな悩みであろうとも来ていただいて、手に負えるものはこちらで診させていただくというのが、当院の基本的な姿勢になります。
【板垣 亮平 院長】
最近は、お子さんの患者さんの割合が増えてきたように感じます。お悩みとしては、便秘症や喘息など、比較的治癒に時間がかかるものが多いのですが、最新の知見に基づきながら、薬物療法に頼りきりになるのではなく、お家でできる対処法を含めたインフォメーションを提供できるよう心がけています。病院と異なり、町医者に求められるのは、長く付き合っていかなければならない病気への的確なアドバイスではないでしょうか。その子の背景を知った上で提供する情報は、私たちだからこそ可能なことと認識しています。
親子で風邪を引いてしまって、子どもは小児科、自分は内科となれば、結構な労力を割かれることになるでしょう。それが1つところで治まるというのが、この医院の大きな特徴です。町医者として、何が患者さんのメリットになるかを第一に考え、適切な医療を提供していきたいと考えています。
漢方を取り入れた「西洋と東洋の合わせ技」
【板垣 和夫 名誉院長】
漢方を希望される方にはそのように。希望されていない方でも、副作用やデメリット等を考え、適当と判断した場合には薦めることもしています。
漢方の優れているところは、いくつもの症状を1つの薬で治せる可能性があることでしょう。たとえば風邪の場合、鼻水の薬、咳の薬、痰をやわらかくする薬、それから解熱剤、などなど、いくつもの薬を処方することになります。それが漢方であれば、1つで、ということができるわけです。西洋と東洋の合わせ技と言いましょうか、患者さんに良かれと思うものを提供するようにしています。
【板垣 亮平 院長】
夜泣きや風邪、便秘等、小児に対しても漢方は用いることがあります。漢方の専門医である父がいることで、その辺りの幅は確実に広がっていると言えるでしょう。もちろん、すべての方に漢方を用いるわけではありません。漢方は飲める、飲めないの問題がありますからね。そうした要素を踏まえ、お子さんの個性を尊重しつつ、できる限り最良の方法を提供していけたらと考えています。
ご高齢の方の希望に応える「往診」
【板垣 和夫 名誉院長】
国としても、入院から在宅へ、という流れになってきていますし、そこに対応していかねばならないと思っています。特に北区は高齢者が多い区でもありますし、実際に往診に行ってみますと、「こんな遠くから歩いてこられていたんだ」と気づかされることがあります。元気な我々が出向いたほうが、患者さんはありがたいのではないでしょうか。
【板垣 亮平 院長】
普段の往診はもとよりですが、病院のベッドで最期を迎えることも、ご自宅でその時を迎えることも、両方の希望を汲んでいくべきでしょう。困った人がいれば助ける。そのことを常に頭に入れて診療にのぞんでいきたいと考えています。
これから受診される患者さんへ
【板垣 和夫 名誉院長】
私たちが診られるものについては診させていただきますし、分を越えると判断した場合には、すみやかに専門の良い先生のところへご紹介します。あなたに必要な情報はすべて提供していきますので、困ったら『板垣医院』へ是非お越しください。
【板垣 亮平 院長】
自分の家族であればどうするか。そのことを常に心掛け、様々な選択をしていきたいと思っています。その思いが少しでも患者さんに伝わるよう、丁寧で誠実な医療を提供していきたいですね。
※上記記事は2015年7月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
板垣 和夫 名誉院長 & 亮平 院長 MEMO
外科専門医 /小児科専門医 /漢方専門医
- 出身地:[名誉院長]山口県 [亮平院長]東京都
- 趣味・特技:[名誉院長]ゴルフ [亮平院長]読書
- 好きな本:[名誉院長]百田尚樹の本 [亮平院長]稲盛和夫の本
- 好きな映画:[名誉院長]マイ・フェア・レディ、サウンド・オブ・ミュージック、汚れなき悪戯、ビルマの竪琴 [亮平院長]ハングオーバー!
- 座右の銘:[名誉院長・亮平院長]鬼手仏心
- 好きな音楽:[名誉院長]オペラ、カヴァレリア・ルスティカーナ、愛の妙薬 [亮平院長]クラシック、R&B
- 好きな場所:[名誉院長]伊東の別荘 [亮平院長]自宅
グラフで見る『板垣 和夫 名誉院長 & 亮平 院長』のタイプ
エネルギッシュで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
エネルギッシュで明るく話しやすい先生 | ||||
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
CLINIC INFORMATION
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板垣 和夫 名誉院長 & 亮平 院長
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