柿の木坂内科皮膚科クリニック
髙橋 朋穂 院長の独自取材記事
循環器と皮膚科、二つの視点で“早く気づく医療”を。地域の皆さまに信頼されるかかりつけ医を目指して
髙橋 朋穂 院長タカハシ トモホ
東海大学医学部 卒業。けいゆう病院(総合内科・循環器内科)を経て、横浜総合病院、総合新川橋病院で循環器診療に従事。その間、並行して都内クリニックで皮膚科診療にも従事。2025年12月に『柿の木坂内科皮膚科クリニック』を開業(東急東横線「都立大学駅」より徒歩11分)。
循環器内科を軸に、自分らしい診療の形を探して
私は東海大学を卒業後、循環器内科の道に進みました。もともと内科を志望していたのですが、大学時代に自身が腎血管性高血圧という病気を経験したことが大きかったですね。なかなか診断がつかず、症状も重く、失神したり、高血圧緊急症のような状態になったこともありました。最終的にはカテーテル治療で改善しましたが、「早く診断すること」の大切さを身をもって知った経験でした。
実は治療を担当していただいた先生も、学生時代に心臓の病気を経験された循環器内科医で、その先生から「循環器が向いているんじゃない?」と言われたことが、進路を決めるきっかけになりました。
研修では、けいゆう病院で総合内科と循環器を中心に学び、その後は横浜総合病院、総合新川橋病院などで循環器診療を続けてきました。心臓だけでなく、血管全般のカテーテル治療にも携わり、現在も休診日には関連病院で手術を続けています。
一方で、研修医時代から皮膚科にも興味がありました。循環器は命に関わる緊張感のある診療科ですが、皮膚科にはまた違った面白さがあり、都内の皮膚科クリニックで非常勤として診療を続けてきました。循環器と皮膚科、一見まったく違う分野に見えるかもしれませんが、どちらも「患者さんの日常に寄り添う医療」という点では共通していると思っています。
開業については、もともと積極的に考えていたわけではありませんでした。それが、この場所で内科と皮膚科を一緒に診られる医師を探しているというお話をいただき、「ここなら自分らしい医療ができるかもしれない」と感じたことで、2025年12月に『柿の木坂内科皮膚科クリニック』を開院しました。
対話の中から、病気の“芽”を見つけていきたい
診療で大切にしているのは、「患者さんとしっかり対話すること」です。効率よくたくさん診るというより、一人ひとりと丁寧に向き合いながら、その方の背景まで含めて診ていきたいと思っています。
実際、患者さんは最初からすべての悩みを話してくださるわけではありません。風邪や湿疹で来院された方が、会話を重ねる中で「実は最近動悸もあって…」「健康診断で血圧が高かったんです」と打ち明けてくださることもあります。そうした小さなサインを見逃さず、必要な検査につなげることで、病気を早い段階で見つけられることがあります。
私自身、病気の診断がつくまでに時間がかかった経験があるので、「もっと早く気づけていたら」という思いは強くあります。だからこそ、予防医療や早期発見・早期治療をとても大切にしています。
高血圧や脂質異常症、糖尿病といった生活習慣病は、自覚症状が少ないまま進行してしまうことも多いものです。「なぜ治療が必要なのか」を患者さん自身が理解できると、治療への向き合い方も変わってきます。そのため、病気の説明をできるだけ丁寧にするよう心がけています。
また、内科と皮膚科を一緒に診られることも、このクリニックの特徴と言えるでしょう。たとえば皮膚の症状で来院された方に内科的な異常が見つかることもありますし、その逆もあります。できる限り一つの場所で相談できることで、患者さんの負担軽減につながると考えています。
更年期や動悸、肌の悩みまで幅広く相談できる場所に
開院して感じるのは、女性の患者さんが抱える悩みの幅広さです。もちろん男性の患者さんも多いのですが、同世代の女性の方から、年齢やライフステージに伴う不調についてご相談いただくことが増えています。
40代、50代になると、仕事や家庭、子育てなど、さまざまなことが重なってきます。そこにホルモンバランスの変化も加わり、動悸、不安感、疲労感、眠れないといった症状が出ることがあります。ただ、それが更年期なのか、不整脈なのか、あるいは別の病気なのかは、簡単にはわからないことも多いのです。
循環器内科には、「婦人科で一度心臓も診てもらってくださいと言われました」「精神的なものかと思ったけれど、不整脈かもしれないと言われて…」という形で来院される方も少なくありません。そうした症状を整理しながら、必要に応じて専門科へご紹介する。医療の入り口としての役割も大切と考えています。
当院では「女性外来」という形で、そうした相談もしやすい環境を整えています。同性だからこそ話しやすいこともあると思いますし、「病院に行くほどではないかもしれないけれど、少し気になる」という段階で相談していただければと思っています。
また、皮膚科診療では、湿疹やニキビなどの日常的な皮膚トラブルだけでなく、シミやくすみ、赤み、毛穴、小じわといった、年齢とともに増えてくるお悩みにも対応しています。美容医療というと特別なものに感じられるかもしれませんが、気軽に相談していただける場所でありたいと思っています。
診療では、まず肌の状態を丁寧に確認した上で、その方に合った治療をご提案しています。たとえば、気になるシミへ部分的にアプローチする方法もあれば、肌全体のトーンやハリ感を整えていくような施術、ニキビ跡や毛穴に対して肌質改善を目指す治療など、選択肢はさまざまです。肌への負担やダウンタイムをできるだけ抑えながら行える治療も多いため、美容医療が初めての方にも取り入れていただきやすいと思います。
さらに、敏感肌やニキビ肌など、「どんな化粧品を使えばいいかわからない」というご相談も少なくありません。毎日のスキンケアは肌状態に大きく関わるため、施術だけではなく、ご自宅でのケアまで含めて一緒に考えていきたいと思っています。
体の不調も、肌の悩みも、日々の生活に大きく関わるものです。だからこそ、病気だけを診るのではなく、その方が少しでも前向きに毎日を過ごせるようなお手伝いができればと思っています。
下肢静脈瘤の日帰り治療
循環器診療の分野で、特に力を入れているのが下肢静脈瘤です。足のむくみ、だるさ、足がつるといった症状は、年齢のせいと思われがちですが、実は血管の異常が原因になっていることがあります。
下肢静脈瘤は、見た目だけの問題と思われることもありますが、進行すると色素沈着や湿疹、皮膚潰瘍などにつながることもあります。さらに血栓ができるリスクもあるため、早い段階で適切に診断し、必要に応じて治療を行うことが大切です。
私はこれまで、心臓だけでなく、全身のさまざまな血管治療に携わってきました。その経験を生かし、当院でも下肢静脈瘤の日帰りカテーテル治療を行っています。レーザー治療とグルー治療(接着剤による塞栓術)の両方に対応しており、血管の状態や生活背景に合わせてご提案しています。
また、皮膚科と循環器の両方を診ていることで、「皮膚症状の背景に静脈瘤が隠れていた」というケースにも気づきやすいと感じています。実際に、皮膚トラブルで受診された方から下肢静脈瘤が見つかった例もあります。
大きな病院に行くのはハードルが高いと感じる方もいらっしゃると思いますので、「まず相談してみよう」と思っていただける場所になれたらと思っています。
これから受診される患者さんへ
当院では、内科・循環器内科・皮膚科・美容皮膚科、それぞれを切り分けるのではなく、患者さんを全体として診ていきたいと考えています。必要以上にいろいろな病院を回らなくても、このクリニックでできる限りのことをしたい。その思いで診療を続けています。
美容医療についても、単に「きれいになる」ことだけではなく、肌や外見のお悩みを通して、その方が前向きに過ごせるお手伝いができればと思っています。保険診療から自由診療まで、無理なく、その方に合った方法をご提案しています。
患者さんが「こんなことで受診していいのかな」と迷わずに来られるクリニックでありたいと思っています。
※上記記事は2026年4月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。
髙橋 朋穂 院長MEMO
- 出身地:
- 愛媛県
- 出身大学:
- 東海大学医学部
- 好きなこと:
- 家族と過ごす時間
- 好きな食べ物:
- すっぽん、お寿司
- 好きな場所・観光地:
- シンガポール、ロサンゼルス
内科と皮膚科を一か所で相談できる、暮らしに寄り添う地域のかかりつけ医院
柿の木坂内科皮膚科クリニックは都立大学駅より徒歩11分。風邪や発熱などの身近な不調から、高血圧・糖尿病など生活習慣病、湿疹やにきび、しみ治療まで幅広く相談できます。院長が一人ひとりの声に丁寧に耳を傾け、わかりやすい説明を大切に診療。医療モール内の落ち着いた環境で、継続して通いやすいクリニックです。
内科と皮膚科を一か所で相談できる、暮らしに寄り添う地域のかかりつけ医院
柿の木坂内科皮膚科クリニックは都立大学駅より徒歩11分。風邪や発熱などの身近な不調から、高血圧・糖尿病など生活習慣病、湿疹やにきび、しみ治療まで幅広く相談できます。院長が一人ひとりの声に丁寧に耳を傾け、わかりやすい説明を大切に診療。医療モール内の落ち着いた環境で、継続して通いやすいクリニックです。