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三木 淳史 院長

ATSUSHI MIKI

地域の医療の窓口として、安心と信頼を届けたい

帝京大学医学部医学科 卒業。同大学医学部附属病院、東川口病院 勤務を経て、2025年10月1日に『三木内科クリニック』を開院(西武池袋線「東長崎駅」より徒歩8分)。

三木 淳史 院長

三木 淳史 院長

三木内科クリニック

豊島区/長崎/東長崎駅

  • ●内科
  • ●消化器内科
  • ●健診・検診
  • ●小児科

入院で感じた「安心」が、医師を志す原点に

三木 淳史 院長

子どものころは建築や設計に興味を持ち、将来はそちらの道に進みたいと考えていました。それが中学生の時に腸炎で入院し、担当の先生に支えていただいた経験が、私の進路を大きく変えました。病室に先生が顔を見せてくれるだけで、不安がすっと和らいでいく――その安心感が強く印象に残り、「こんなふうに人を安心させられる存在になりたい」と感じたのです。
以降は迷いなく医学の道へ進み、帝京大学で学んだのち、附属病院で消化器内科を専攻しました。もともと救急に興味があり、より多くの人のお困りごとに向き合いたいと考えていたのですが、消化器内科では内視鏡による止血など、緊急性の高い処置を行う機会も多く、救急医療に通じるやりがいを感じての選択でした。その後は大学病院勤務を経て、地域医療に携わりたいという思いが強まり、東川口病院などで経験を積みながら、老年医学や一般内科も幅広く学びました。
そして2025年10月、ご縁があって『三木内科クリニック』を承継開業しました。中学生の頃に感じた“安心できる存在”を目指して、地域の皆さまに寄り添える医療を届けていきたいと思っています。

小児から高齢者まで、幅広く診療できる体制を

三木 淳史 院長

以前のクリニックの時代から引き続いて通われているご高齢の患者さんが多くいらっしゃいますし、加えて新たに発熱外来や小児のワクチン接種も始めたことで、今ではお子さんからご年配の方まで、幅広い世代の方に来院いただいています。
私自身、これまで勤務してきた中で小児の診療にも携わってきましたが、やはりお子さんの健康に関しては専門的な判断が必要なことも多いものです。そのため週に1回、小児科専門の先生をお招きし、より専門的な診療が行える体制を整えました。特にアレルギーなどの分野では、専門医の視点を活かして診察しています。
また、脳外科領域に関して、定期的な画像検査や経過観察が必要な患者さんには、CTによる精密検査を行い、月に2回を目安に専門の先生による診察を行なっています。当院はCT機器を備えており、肺や腹部の異常を早期に発見することも可能です。急性の腹痛や虫垂炎など、初期症状での判断が難しいケースにも対応し、早期診断・迅速な対応を実現しています。

内視鏡検査による早期発見を柱に

三木 淳史 院長

消化器内科を専門としてきた私にとって、内視鏡検査は診療の大きな柱です。胃や大腸など、消化器の早期がんを発見し、早い段階で治療につなげていくことは非常に重要です。大学病院勤務時代から、検診による早期発見に力を入れてきましたので、その経験を地域医療の場でも生かしていきたいと考えています。
胃の内視鏡検査は、鼻から・口からのいずれも選択可能で、患者さんの負担をできる限り軽減しています。また、希望される方には鎮静剤を使用して“眠っている間に検査”を行うこともできますが、安全性を重視し、無麻酔での検査もおすすめしています。お鼻の形や痛みの感じ方などは個人差があるため、事前に丁寧に説明し、最も安心して受けられる方法をご提案しています。

内視鏡室には壁掛けモニターを設置しました。省スペースでありながら、検査の様子をしっかり確認できるよう工夫しています。検査内容を一緒に見ながら説明することで、患者さんがご自身の体の状態を理解し、治療に前向きに取り組めるようにしています。
「内視鏡=つらい検査」というイメージを少しでもなくし、安心して受けていただけるような環境づくりを続けていきたいと思っています。

「医療の窓口」として、患者さんに「相談しやすい」と思ってもらえるように

診療の際に心がけているのは、「その方が何を求めているのか」を丁寧に汲み取ることです。症状の原因を詳しく知りたい方もいらっしゃれば、忙しくて早くお薬を受け取りたい方もおられます。それぞれの希望に合わせて、できるだけ寄り添った対応を心がけています。
また、「こんなことを話していいのかな」と遠慮される方にも、気軽にお話しいただける雰囲気づくりを大切にしています。専門外のことでも構いませんし、お話を中途で終わらせず、解決までしっかりサポートすることが私の役目だと思っています。

地域の皆さまにとって、このクリニックが“医療の窓口”になれたら嬉しいですね。ここで完結できることはもちろん、必要に応じて適切な専門医や医療機関へご紹介します。たとえば早期胃がんを見つけた際には、信頼できる先生をご紹介して手術までスムーズにつなぐ。そうした“顔の見える連携”を築きながら、豊島区全体の医療を支えていければと思っています。
今後は、通院が難しくなる高齢の方へのサポートや、近隣クリニックとの協力体制の構築など、地域に根ざした医療の形をさらに広げていきたいと考えています。

これから受診される患者さんへ

学生の頃、病室で感じた“安心”が、今も私の医療の原点です。
体調がすぐれないとき、どこに相談すればいいかわからないときに、まず思い出してもらえるような場所でありたい。そして、ここに来れば何とかなる――そう思っていただけるクリニックを目指しています。
これからも地域の皆さまに寄り添い、一人ひとりにとって最善の医療を届けてまいります。どうぞお気軽にご相談ください。

※上記記事は2025年10月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。

三木 淳史 院長 MEMO

  • 出身地:神奈川県鎌倉市
  • 出身大学:帝京大学医学部
  • 趣味・特技:テニス(硬式)
  • 好きなこと:料理
  • 好きな場所:風光明媚なところ(一時期、絶景スポットを巡っていました)
  • 好きな言葉・座右の銘:「継続は力なり」

三木 淳史 院長から聞いた
『慢性胃炎』

慢性胃炎はピロリ菌だけが原因ではない??

慢性胃炎は、胃の粘膜に炎症が長く続く状態を指します。多くの場合はヘリコバクター・ピロリという菌が原因で、日本人の約半数がかつて感染していたと言われています。ピロリ菌が胃に住み着くと粘膜が傷み、放置すると胃がんのリスクが高まるため、現在は除菌治療が広く行われています。
ピロリ菌は正式にはヘリコバクター・ピロリというのですが、ヘリコバクター属の1種であり、近年、ピロリ菌以外のヘリコバクターも注目されています。その代表がヘリコバクター・スイスという菌で、もともとは豚の胃から見つかりましたが、人への感染例も報告されています。ヘリコバクター・スイスに感染している患者さんは、通常のピロリ菌検査、つまり呼気試験や便中抗原検査では陰性と判定されます。そのため「内視鏡で慢性胃炎を指摘されたが、ピロリ菌検査は陰性だった」というケースに、このヘリコバクター・スイスが関わっている可能性があります。
診断には胃の組織を用いたPCR検査や免疫染色が必要ですが、まだ研究段階で新しい原因菌として注目されています。
つまり慢性胃炎は、“ピロリ菌だけの病気”ではありません。ピロリ菌が陰性でも、他の菌が関わっている可能性もあるため、定期的な内視鏡検査をおすすめいたします。

グラフで見る『三木 淳史 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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