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上平  大輔 院長

DAISUKE UEHARA

目白の消化器総合クリニックとして、皆さまの健康を守るお手伝いを

日本医科大学医学部 卒業。東京都立大久保病院 ジュニアレジデント・ 外科シニアレジデント・ニューヨークやシンガポールへの留学を経て、同病院 消化器外科 医員。同病院 消化器外科・救急科医長を歴任。2025年8月に『 新宿目白 胃・大腸内視鏡と肛門 うえひら消化器クリニック』を開院(JR山手線「目白駅」より徒歩3分)。

上平  大輔 院長

上平  大輔 院長

新宿目白 胃・大腸内視鏡と肛門 うえひら消化器クリニック

新宿区/下落合/目白駅

  • ●内視鏡内科
  • ●肛門外科
  • ●消化器内科
  • ●胃腸内科
  • ●健診・検診

不運と幸運が重なり、人の人生に寄り添える医師の道へ

上平  大輔 院長

医師を志したのは、中学2年生のときに経験したケガがきっかけでした。バスケットボールに打ち込んでいた頃、膝の靱帯を痛め、最初に受診した整形外科では「もうバスケットはできない」と告げられました。中学生の自分にはあまりに残酷な言葉で、深く落ち込みました。しかし、別のスポーツ整形の先生に出会い、「必ず競技復帰できる、一緒に頑張ろう」と励まされ、リハビリを重ねて再びコートに立つことができたのです。その際に感じた大きな感謝の気持ちから、「医師とはこんなに人の人生に寄り添える仕事なのか」と強く心を動かされ、医学の道を志しました。

当初はスポーツ整形外科医を志望し、医学部に進みました。ところが、研修医時代に消化器外科の手術に触れたことで私の進路は大きく変わりました。初めて執刀を任された虫垂切除術では、まるでバスケットの試合中のような緊張と高揚感を味わいました。その瞬間、「これだ」と直感したのを今でも鮮明に覚えています。
その後は消化器外科に進み、大腸を中心に幅広い消化器疾患を診療しました。恩師である丸山 祥司 先生に学び、内視鏡から手術、抗がん剤治療、さらには緩和ケアまで、一人の患者さんをトータルで診るというスタイルに大きな影響を受けました。しかし、病気の発見が遅れ、どうしても救えない患者さんに出会うたびに「もっと早くに発見できれば」との思いが募り、早期診断・早期治療の大切さを痛感しました。そこから「内視鏡を通じて地域の方々の健康を守るクリニックを作りたい」と考えるようになったのです。

開業の地は、17歳から住む目白。こちらのテナント募集の張り紙を目にしたのは、偶然にも私の誕生日、そしてまたもバスケットで怪我をしたためにいつもとは違う通勤経路を車で通ったからでした。その場ですぐに連絡を入れたことが、『新宿目白 胃・大腸内視鏡と肛門 うえひら消化器クリニック』誕生のきっかけとなりました。振り返れば、偶然に導かれながらも必然のように、この場所にたどり着いたのだと感じています。

幅広く相談できる「おなかとおしりの総合窓口」

上平  大輔 院長

クリニックには、胃や大腸の内視鏡検査を希望される方、肛門の不調で来院される方が多くいらっしゃいます。しかし、それだけではなく、「おなかの調子がなんとなく悪い」といった症状の方も少なくありません。便秘や下痢、胃腸炎、胸やけ、急な腹痛など、多岐にわたる相談があります。
私は「おなかでもおしりでも、とりあえず困ったら『うえひら』のところに行ってみよう」と思っていただける存在になりたいと考えています。専門的な治療はもちろんですが、まずは安心して相談できる総合窓口であることが重要です。どんな些細な症状でも、気軽に受診していただける雰囲気づくりを心がけています。

最新鋭の内視鏡設備と快適な検査環境

上平  大輔 院長

当院の大きな柱は内視鏡検査です。使用しているのは大学病院と同等の最新機器であり、AIによる病変検出システムも導入し、精度の高い検査を実現しています。
また、検査の際にはできる限り苦痛を和らげることを重視しています。鎮静剤・鎮痛剤を適切に使用し、多くの方が「気づいたら終わっていた」と感じてくださっています。検査後もそのままストレッチャーで隣接するリカバリースペースへ移動でき、無理に歩かされるようなこともありません。こうした細かな導線設計も、患者さんの安心につながっていると思います。
さらに、下剤の服用についても配慮を重ねています。不安のある方には院内で服用できるよう、完全個室の専用スペースを用意しました。内装や家具にもこだわり、落ち着いた空間で準備をしていただけるようにしています。検査そのものだけでなく、前後の時間を含めて快適に過ごしていただくことを大切にしています。

おしりのお悩みも安心して相談できる空間

もう一つの柱は肛門疾患です。痔などのおしりの悩みは人に打ち明けにくく、受診をためらう方も多い領域です。そのため、入りやすく相談しやすい雰囲気づくりには特に力を入れました。

ロゴやサインは友人の女性デザイナーに依頼し、細部まで丁寧に作り込んでいます。字体ひとつにもこだわり、温かみがあり、来院される方が抵抗を感じにくいよう配慮しました。院内のインテリアも「クリニックらしさをできるだけなくす」ことを意識しました。壁紙や家具を一つひとつ選び抜き、「ここなら安心できる」と思っていただける空間にしています。内視鏡や肛門の診療はどうしてもネガティブなイメージがつきまといますが、その気持ちを少しでも和らげたい。そんな思いから、患者さんが前向きな気持ちで来院できる環境を整えています。

当院のコンセプトは「おなかの中から健康で快適な毎日を」であり、腸内環境のケアにも力を入れています。近年「腸活」として注目されている腸内フローラの検査を導入し、腸内細菌のバランスから将来の疾患リスクを推測することができます。例えば大腸がんや糖尿病、動脈硬化など、さまざまな病気の予防につなげられる可能性があります。検査を受けていただいた方には、食事や生活習慣の改善アドバイスもお伝えし、「治療」だけでなく「予防」にも役立つ医療を提供していきたいと考えています。

これから受診される患者さんへ

目指すのは、「おなかの中から皆様の健康をお守りするクリニック」です。消化器疾患は早期発見が何より重要です。そのために最新の内視鏡を駆使し、安心して検査を受けられる体制を整えました。肛門のトラブルも含めて、どうぞ気軽にご相談ください。

地域に根差した医師として、これからも「ここに来てよかった」と思っていただける存在でありたいと願っています。大切なのは、検査や治療だけでなく、その先にある皆さんの暮らしの安心です。地元・目白の地で、これからも一人ひとりの健康を支え続けていきたいと思います。

※上記記事は2025年8月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。

上平  大輔 院長 MEMO

消化器外科専門医 /大腸肛門病専門医

  • 出身地:東京都
  • 出身大学:日本医科大学
  • 趣味・特技:スキー、ゴルフ
  • 好きなこと:バスケットボール
  • 好きな観光地:ハワイ
  • 座右の銘:「継続は力なり」

上平  大輔 院長から聞いた
『腸活』

正しい腸活は、健康で快適な毎日と若々しさを支える第一歩に

近年、「腸活(ちょうかつ)」という言葉をよく耳にするようになりました。腸活とは、腸内環境を整える生活習慣を意識することで、健康増進や美容効果、さらには疾患リスクの低減を目指す取り組みが可能です。

私たちの腸の中には100兆個以上もの腸内細菌が住んでおり、これを総称して「腸内フローラ」と呼びます。この腸内フローラのバランスが、消化・吸収だけでなく、免疫力、ホルモンバランス、さらには心の健康にまで深く関わっていることが、研究で明らかになってきました。

腸内環境が乱れると、便秘や下痢、腹部の不快感といった消化器症状が出るだけでなく、肥満や糖尿病、動脈硬化、さらには大腸がんなど生活習慣病のリスクにもつながるとされています。また、肌荒れや老化の進行にも腸内環境が関わっており、美容の観点からも腸活は注目されています。

腸活の基本は、食生活と生活習慣の改善です。食物繊維や発酵食品を取り入れ、バランスの良い食事を心がけること。適度な運動や規則正しい睡眠も、腸内フローラを整える上で欠かせません。しかし「自分の腸内環境がどうなっているのか」を知ることなく腸活を続けても、効果が見えにくく、正しい方法を選べないこともあります。

そこで役立つのが「腸内フローラ検査」です。腸内にどのような菌が多いのか、バランスがどうかを客観的に把握することで、あなたに合った腸活のアドバイスが可能になります。たとえば便秘傾向に強い菌が多い場合や、免疫に関わる菌が少ない場合など、検査を通じて一人ひとり異なる腸の状態を明らかにできます。
クリニックでは、腸内フローラ検査を取り入れています。結果をもとに、食生活や生活習慣の具体的な改善方法をご提案し、健康維持や美容、病気予防につながる腸活をサポートします。

腸は「第二の脳」とも呼ばれるほど、全身の健康に大きな影響を与える臓器です。腸活に興味がある方はもちろん、便秘や下痢を繰り返す方、将来の病気予防に取り組みたい方も、ぜひ一度ご相談ください。正しい腸活は、健康で快適な毎日と若々しさを支える第一歩です。

上平  大輔 院長から聞いた
『裂肛[切れ痔]』

少しでも気になったら、ためらわず肛門専門医に相談を

裂肛(れっこう)は、一般的に「切れ痔」と呼ばれ、肛門の出口付近の皮膚や粘膜に小さな傷ができる病気です。排便の際に強い痛みや出血を伴い、「トイレに行くのが怖い」と感じてしまう方も少なくありません。

主な原因は、硬い便や便秘による強い力み、逆に下痢による刺激などです。特に便秘が続くと、硬い便が肛門を通過する際に粘膜が裂けてしまい、さらにその痛みを避けようとして排便を我慢してしまう…という悪循環に陥ることもあります。女性は妊娠・出産やホルモンの影響で便秘になりやすく、切れ痔(裂肛)は女性に多いという特徴もあります。

症状としては、排便時の鋭い痛み、便やトイレットペーパーに付く鮮血が代表的です。多くは数分から数十分で痛みが治まりますが(急性裂肛)、傷が繰り返しできると慢性化し、肛門が硬く狭くなる「肛門狭窄」を起こすこともあります(慢性裂肛)。そうなると自然治癒は難しく、専門的な治療が必要になります。

予防には、まず便通を整えることが大切です。食物繊維や水分をしっかり摂り、規則正しい生活を心がけましょう。また、便意を我慢せず、スムーズな排便習慣をつけることが重要です。トイレで長時間いきむことも避けましょう。

治療は、初期であれば軟膏や坐薬による薬物治療で改善することが多いです。痛みを和らげ、肛門の血流を改善することで自然な治癒を促します。しかし、症状が長引く場合や再発を繰り返す場合には、肛門科専門医による日帰り手術で根本的に治すことも可能です。

「痔」や「肛門」は恥ずかしいと受診をためらう方も多いのですが、実は多くの方が経験する身近な病気です。痛みを我慢して生活の質を落とす必要はありません。是非、大腸肛門の専門医の受診をして下さい。少しでも「気になるな」と思った時点でご相談いただければ、多くは早期に改善し、できるだけ手術をせず再発予防の食事や排便習慣の様々なアドバイスも可能です。
肛門は非常にデリケートな場所です。おしりの健康は、日々の快適な生活に直結します。どうぞお気軽にご相談ください。

グラフで見る『上平  大輔 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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