谷根千クリニック
文京区/根津/根津駅
- 内科
- 消化器内科
- 外科
- 整形外科
- リハビリテーション科
医院情報は東京ドクターズ(株式会社アートブルー)が独自に収集したものです。診療科目や診療時間などにつきましては変更されている場合もございます。ご来院の際は念のため、各医院様へご確認ください。また、掲載情報の内容に誤りがある場合、もしくは情報の修正・新規登録をおこなう場合は『お問い合わせフォーム・その他のお問合わせ』よりお願いいたします。
林 俊之 院長への独自インタビュー
プロフェッショナルになるつもりでこの道に入った
やはりプロフェッショナルだから、というのはありますね。人のおなかを切ったり縫ったりというのは、普通に出来ることじゃない。人がやらないことをやりたいという気持ちが強かったのだと思います。それから、私の父は薬の研究者をしていました。間近で見ていたからでしょう、ことあるごとに「医者はええぞ、ええぞ」と繰り返していました(苦笑)。40、50年以上も前のことで、当時はお医者さんも実入りの良かった時代です。その1点に限っては、「だまされた…」というところでしょうか(笑)。
大学を卒業し、東京女子医科大学の消化器病センター外科に所属しました。プロフェッショナルになるつもりでこの道に入ったわけですから、1番厳しく、身になるところを探していったという形ですね。実際、すごい先生ばかりでした。とくにセンターの創設者である中山恒明先生という方は、ほれぼれすくるくらい手術が上手く、海外からも先生の執刀を見に来る人が尽きないというくらいでした。あれこそ、本当の天才外科医でしょうね。私はその中山先生の薫陶を受けた、高崎先生という方に直接教えを受けました。その時の教えや、その後の経験が今の私の支えになっていることは間違いのないことだと思います。
『谷根千クリニック』は1999年に開業したクリニックで、もともとはもう少し上野寄り、寛永寺の近くに所在していました。2003年に町屋に分院を設け、その年から私もこちらでお世話になったのです。「地域医療の最前線に携わりたい」と考えてのことでした。
4年前に先代院長である高橋先生がお亡くなりになり、その後を受けて私が院長に就任したという経緯になります。昨年から東京医科大学外科から来られた樋口先生が副院長として力を貸してくれるようになり、今は2人で2つのクリニックを診ているという状態です。
街のコンビニ医院でありたいと考えています
とにかく困ったら来てくださいということです。頭痛や腹痛はもちろん、めまいや耳鳴り、体重が減るとか、どこに行けば良いのか迷うこともあるでしょう。困ったら来てください、というのはそういう意味のことです。
私は街のコンビニ医院でありたいと考えています。何でも来て、というのもそう。祝祭日も開いていますので、文京区のみならず、お隣の台東区、あるいは港区や葛飾区からもいらっしゃることがあります。これは本当、お役に立てて良かったと感じますよね。
それから、私は消化器出身ですから、胃がんや大腸がん、肝臓や膵臓のがんを見つけていくことを使命だと思っています。昔に比べ、内視鏡検査やエコー検査は非常に簡便なものになっていますし、是非とも検査を続けていく習慣をつけていだだきたいですね。
こないだのことですが、青森まで出向き、現地の病院で大腸内視鏡のデモンストレーションをおこなったことがありました。その際、あちらの先生から、「先生は田舎のお医者さんのように何でも診るんだね」と言われたことがあったんです。言われてみれば、この東京のど真ん中でずいぶん奇特なことをしているものだな、と思いますね(笑)。