板垣医院
渋谷区/笹塚/笹塚駅
- 内科
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板垣 英二 院長への独自インタビュー
父が医者として働く姿を見てきました
当院は、昨年(2014年)88歳で引退するまで現役で診療をしていた私の父が昭和31年に開設しました(京王線笹塚駅 徒歩5分)。当時私は3歳で、その頃から父が医者として働く姿を見てきましたので、この道を目指すのは自然な流れだったように思います。私自身は杏林大学医学部を卒業した後、国立横須賀病院、国際親善病院、都立駒込病院を経て、杏林大学附属病院では30年近く内分泌疾患と糖尿病の研究・臨床に携わりました。父の跡を継いで当院の院長になったのは昨年のことです。
頭で考えて物事を進めていくことが得意だったので、目に見えないホルモンの状態を診察して推察・診断していく過程に興味を持ちました。スピード勝負というよりは、患者さんとゆっくり向き合い、じっくりと話を聞いて煮詰めていくという点も自分に合っていると思いました。「なんとなくだるい」「体重が増減した」「食欲が減退した」などといった目に見えない不調から見当をつけ、的確な判断を下すというのは、難しさもありますが、やりがいや醍醐味を感じるところでもありますね。
続けていただきやすい内容にしています
内分泌系の病気の治療は、ホルモンが少ない場合には内服薬や注射による補充療法が一般的です。逆にホルモンが過剰の場合、特に脳下垂体や副腎の病気では腫瘍からのホルモン分泌が原因であることがほとんどですので、外科手術が必要になります。一方、甲状腺ホルモンの過剰はバセドウ病によることが多く、内服治療をまず行います。ホルモン異常に対して処方する薬はその病気によっておのずと決まってきますが、飲み方や量の調整と、継続的な服用が大切になってきます。
糖尿病の場合、病状が進んでいる場合には飲み薬やインシュリン投与を行う必要がありますが、まず一番大切なのは食事療法ですね。当院の食事療法は糖質制限で、主食をコントロールして副食はある程度自由度を持たせるという、比較的マイルドなものです。炭水化物の量だけはきちんと量って決めていきますが、その他は細かく計算する必要もなく、続けていただきやすい内容にしています。