矢中 雄一郎 院長
YUICHIRO YANAKA
どうぶつも飼い主様も、私たちの大切な家族
口腔ケアも重視し、幸せな暮らしを支えたい
国立東京農工大学農学部獣医学科を卒業後、勤務医として幅広い症例に携わり、スキルを磨く。2020年3月、「武蔵小山駅」そばに開業。
矢中 雄一郎 院長
武蔵小山どうぶつ病院
目黒区/目黒本町/武蔵小山駅
- ●犬
- ●猫
愛猫を亡くした経験が、獣医師を目指すきっかけに
私が中学生のころ、生後5ヶ月の猫を家族に迎えました。ところが、家に来て1ヶ月ほど経つとだんだんとお腹が膨れてきて、調べてみると猫伝染性腹膜炎であることが分かりました。その子は出会って3ヶ月で亡くなってしまい、このとき自分が何もできなかったことは強く心に残りました。病気に苦しむ子を自分の手で治したい。そして、自分と同じように悲しむ人を少しでも減らしたい。そう思い、獣医師になろうと決めました。
高校卒業後は国立東京農工大学農学部獣医学科に進み、大学では獣医師を目指すきっかけになった猫伝染性腹膜炎の研究などに従事しました。その後、勤務医となってからはアトピーや腸の病気を中心に診療するほか、アメリカで歯の病気について学んだ時期もありました。そうして幅広く経験を重ねるなか、こちらで診療なさっていた小平先生とご縁があり、先生の後を引き継ぐ形で『武蔵小山どうぶつ病院』を開設しました。
どうぶつも飼い主様も、私たちの大切な家族
はじめてこの場所を訪れたとき、とても雰囲気が良い街だと感じました。ここで診療するのはもちろん、私自身も住みたいと街だと、そう思えたことも開業を決める後押しになりました。これまで36年にわたって地域に根ざした診療をなさってきた小平先生の想いを受け継ぎ、地域に暮らす動物たちと飼い主さんの暮らしを支えていきたいと思っています。
当院のコンセプトは、「どうぶつも飼い主様も私たちの大切な家族」であると思って診療をおこなうことです。たとえ同じ病気であっても、動物たちの性格や飼い主さんのお考えによって、ベストな治療法が違ってくるもの。治療にかかる費用や動物たちが感じるストレスなど、飼い主さんや動物たちのご負担に配慮しながら治療をしなければいけません。皆さまに満足していただける診療をおこなえるよう、飼い主さんとしっかりコミュニケーションを取り、その子にとって一番よい治療法を一緒に考えたいと思います。
病院嫌いの子を減らすため、診療後にはご褒美を
動物病院が嫌いで、診療を嫌がるために医療から遠ざかってしまう。そのために病気の発見が遅れ、治療が遅れてしまうのは、動物たちにとっても飼い主さんにとっても不幸なことではないでしょうか。私は、こうした不幸な出来事が起きないようにしたいですし、すこしでも多くの動物に病院を好きになってほしいと思っています。そのためにも、診療の際は動物たちにストレスをかけないように配慮していて、デリケートな猫の場合は後ろからそっと触ったり、小さな声で話したり、急に動いたりしないようにしています。また、頑張ってくれた動物たちのため、ちょっとしたご褒美も用意しているんですよ。
例えば、頑張ったご褒美としてチキン味の歯磨きペーストを口に入れてあげ、そのついでにお口のマッサージをすれば、徐々に慣れて歯磨きを嫌がらないようになることもあります。こうして「きらいなこと」と「いいこと」をセットにしておこなうことにより、病院に来るのが好きになってくれた子もいるんですよ。もちろん、迅速な処置が必要になるケースもありますけれど、緊急を要さない場合には動物たちの様子をみて、彼らのペースに合わせて治療を進めたいと思っています。
口腔ケアも重視し、全身の健康を見守っていく
私は歯の病気について学ぶため、これまで2回ほどアメリカを訪れました。アメリカでは、1歳の犬の9割程度が歯の疾患を抱えているとするレポートがあるのですが、私自身も日々診療するなかで歯のトラブルを抱える子が多いと感じています。人間と同じように、動物たちにとっても小さなころからの歯磨き習慣はとても大事です。歯に付着した歯垢が歯石になるまでの時間は、人間で約2~3週間、犬の場合はたった3日といわれますので、歯磨きの大切さをご理解いただけるのではないでしょうか。
歯石をそのままにしておくと歯周病の悪化要因になりますし、歯周病は肝臓や腎臓、心臓の病気につながる恐れがあります。全身の健康を守るため、毎日の歯ブラシを頑張っていただきたいです。月に一度は動物病院で全身の健康チェックをおすすめします。定期的に受診していただくことで、いつもと違うところがあればすぐに気づき、病気の早期発見・早期治療につなげることもできます。飼い主さんともたくさんお話をして、何でもご相談いただけるような信頼関係を築きたいと思います。
これから受診される飼い主さんへ
『武蔵小山どうぶつ病院』は、「武蔵小山駅」から歩いて5分ほどの場所にあります。
私たち獣医師にとって、動物たちの病気が治るのは何より嬉しいことですが、悪性腫瘍などどうしても治すことができない病気があるのも確かです。病気が進み、だんだん食べられなくなっていく家族に対して積極的な治療をおこなうのか、緩和的な治療を選ぶのか、私は飼い主さんと同じ目線でご一緒に考えたいと思います。
例えば、以前と比べて水を飲む量が増えた場合、腎臓病や糖尿病が隠れているケースも少なくありません。「こんなこと聞いていい?」などと遠慮なさらず、小さな気づきやご不安なことがあれば、気軽にご相談いただきたいです。
※上記記事は2020年4月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
矢中 雄一郎 院長 MEMO
- 出身地:神奈川県川崎市
- 好きな作家:伊坂幸太郎
- 好きなアーティスト:秦基博、Mr.Children
- 好きな場所:北海道
グラフで見る『矢中 雄一郎 院長』のタイプ
穏やかでやさしく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
穏やかでやさしく話しやすい先生 | ||||
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
CLINIC INFORMATION
武蔵小山どうぶつ病院
矢中 雄一郎 院長
目黒区/目黒本町/武蔵小山駅
- ●犬
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