渡邊動物病院
立川市/砂川町/砂川七番駅
- 犬
- 猫
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渡邊 正俊 院長への独自インタビュー
オープンな環境が飼い主さんの不安を少なくする
この仕事を志すにおいて、動物が好きだったことが最も大きな要素となりました。生物学的な身体の仕組みといったものに大変興味を持っていたのです。それに加えて、何かモノを直すということが好きだったものですから、その両方を探求する道を求めてのことでした。
日本獣医畜産大学(現・日本獣医生命科学大学)を卒業後は勤務医を務め、1978年11月に『渡邊動物病院』を開院いたしました。ご覧の通り、待合室から診察室の空間はオープンになっています。見えない部屋に連れていかれて、動物が鳴いてしまうと飼い主さんは不安になってしまいます。もちろん、良い面悪い面と両方があります。甘えてしまう子もいます。しかし、オープンであれば、治療中も飼い主さんとコミュニケーションがとれますし、順番を待っている方も、どのように動物が扱われているかがわかる。プラスマイナスある中で、プラスのほうが大きいと考え、この造りとしたのです。
レーザー治療のパイオニアとして
この地域のみならず、多摩地区をはじめ、遠方からも多くの方にご利用いただいています。長年通ってくださっている方も多いのですけれど、当院の提供している医療を求めて、という方が少なくありません。
私は1981年に研究所を設立し、以来、医療用レーザーの開発・治療に取り組んでまいりました。もちろん私が直接機械の開発に携わるのではなく、アイデアを出したり、データをとったり、それに基づいた文献を出したりといった様々な活動をしています。この分野においてはパイオニアと言えるのかもしれませんが、始めた当初はなかなか理解を得ることができず、苦労したことを思い出しますね(笑)。
レーザーはその用途によって使い分けていくことになります。痛みや炎症を緩和する熱反応の少ないレーザーがその1つ。それから、腫瘍などを一気に蒸散させてしまう熱反応の高いレーザー。その2つの中間的なもので、光感受性薬剤と組み合わせ、腫瘍の治療などに用いるもの。大きく分けて、この3種類を用途に応じて使い分けていくことになります。
レーザーの最大の利点は、出血がほとんど見られないということでしょう。犬に多い皮膚の腫瘍も熱で蒸散し尽くしてしまえますから、ゼロではないにせよ、転移が少ないという利点もあります。動物は感想を述べてくれないからわかりませんけれど、人の方の話から推測すると、痛みも少なく、早い回復が望めるということが言えます。
治療には様々な選択肢があります。抗がん剤の副作用を懸念される方や、切除は難しい段階でもレーザーによってそれを縮めるといったことも選択肢もございます。病気をあきらめず、迷うことがあったらご相談いただきたいですね。