鷺坂 陽介 院長
YOSUKE SAGISAKA
地域に根ざしたかかりつけ医として。大切な家族とずっと楽しく幸せに暮らせるお手伝いを
北里大学獣医学部獣医学科卒業。1999年に『アミカル動物病院』を開業(東急田園都市線「つくし野駅」より徒歩10分)。
鷺坂 陽介 院長
アミカル動物病院
町田市/小川/つくし野駅
- ●犬
- ●猫
- ●フェレット
- ●ウサギ
- ●ハムスター
- ●鳥
- ●鳥
北里柴三郎という人物に導かれるように
母の意向だったのでしょう、常に身の回りには生き物がいました。犬、にわとり、金魚や文鳥、などなど。生活の中に動物がいるということが“普通”だった家庭で育ったことは大きかったでしょうね。小学生の時、兄弟でお年玉を出し合って犬を飼うことになりました。かわいいですから、毎日見てるわけですが、ふと思ってしまったんですね。「何をコイツは訴えてるんだろう」と。いつもとちょっと様子が違う。お腹が痛いのかな、熱があるのかな、どこが痛いんだろう。端で見ていても全くわからず、「これがわかる人って、どんなだろう?」という思いが次第に募っていき、獣医師という職業が視野に入るようになったのです。
当初はどの大学に進んでも問題ないと思っていましたが、北里大学に獣医学部があることを知り、それからは“そこしか”考えられないようになっていました。私の郷里の愛知県には明治村という観光施設があり、そこには北里研究所の昔の建物がそのまま移築され、展示されています。初めて北里柴三郎の名前を知ったのは、確か、小学校の道徳の時間。「日本にもこんなにすごい人がいるんだ」と衝撃を受けたことを憶えています。明治村には、北里本人が使用していた顕微鏡があったのですが、同級生の中で1人、わけもなく興奮していたものです(笑)。彼の名が冠せられている大学に獣医学部がある。いまにして思えば、その偶然の重なりと言っていいものが、背中を押してくれたのだと思うのです。
かかりつけ医が出来ることは「死」に寄り添うこと
周辺にお住まいの飼い主さんが大多数で、中には二代目、三代目と長年通ってくださっている方々もおられます。
ペットロスということが最近は言われていますよね。辛い経験を背負い込んでしまったがゆえに、そうした状態に陥ってしまうのでしょう。最近観たドラマの中のセリフですけれど、「かかりつけの医者がやる仕事は、死に寄り添うことだ」というものがありました。まさにそうだよね、と腑に落ちましたね。私は自身のことを動物のかかりつけ医と思っています。すべての病気を診られるわけではなく、時には二次病院や大学病院などの力を借りることもあるわけですが、最終的にその子を看取ってあげられるのは、かかりつけ医しかいない、と思うのです。死は、いずれ誰にも訪れるもの。それは最愛のペットにもやがて訪れるものです。私たちができるのは、その死を受け入れる準備をしていただき、考える時間を作ってあげることでしょう。辛いだけの別れにさせないこと。飼い主さんをそこに持っていくのが、私たちが存在する1番の理由と考えています。
飼い主さんの想いに寄り添うということ
飼い主さんは、病院に連れていくべきかどうかを散々思い悩み、一念発起して決心し、用意をし、犬や猫を抱っこし、車を運転されてようやくここまでたどり着かれるわけです。私たちはその背景をまず考えてあげるべきであり、その想いに報いるよう努めなければなりません。診療の内容云々を言う前に、それがベースにあるべきでしょう。
加えて、そもそも医療行為とはなにがしかの苦痛を伴うもの。注射1本にしても痛いものですし、それを見る飼い主さんにしても大きなストレスを感じていらっしゃいます。その苦痛を出来る限り少なく済ませてあげられるようにすることも大切なことです。
貴重な時間を費やし、なおかつこの病院をわざわざ選んできていただいている。その事実を忘れてしまってはいけないのだろうと思います。
「真の予防型病院」を目指して
最近よく思うのは、重症化してしまってからでは、どうしても出来ることが限られてしまうということ。それを考えれば、真の意味ので「予防の病院」というものがこれからは求められてくると感じています。
フィラリアや狂犬病などの感染症に対する予防はベーシックなものであり、私たちが考えるものは、その先にあります。つまり、加齢や生活習慣によってリスクが高まってくる様々な病気に対して、飼い主さんに気づいてもらう、ということを先導していかなくてはなりません。生涯の後半、生活の質が落ち、辛い生活になってしまうのは不幸なことですから、それを避けるべく日頃から気をつけていただけるよう導いていくということですね。
お口の問題は、その最たるものでしょう。歯周病は1歳から始まるとされており、犬の場合、2歳で80パーセントの子がそうであると言われています。その事実に目を向けていただき、改善を促していくのは、私たちしかいないのです。皆さん、ずっと長く楽しく暮らしていきたいと犬や猫を飼われます。それを可能にするためにも、未来像を見せてあげて、今出来ることをお示ししていくのも、私たちが存在するもう1つの理由と思っているところです。
出来るだけ身体に負担をかけず、なおかつカラダ全部を診るという観点においては、今後は漢方や鍼灸等、東洋医学的なものが必要とされる時代が来ると感じています。いわゆる西洋医学の分野においてもアップデートを重ねると共に、より良い未来を動物たちが迎えられるよう、洋の東西を問わず、私に出来ることを増やしていきたいと思っています。
これから受診される飼い主さんへ
『アミカル動物病院』は、みなさまに信頼される、地域に根ざしたかかりつけ医となることを目標に、1999年6月にこの地に開業いたしました。犬、猫、鳥、ウサギなどの動物の一般診療から、予防ワクチン、ペットドッグなど、大切なご家族の健康を守る検査もおこなっています。いつもと違う、何か不安と感じられたら、どうぞお気軽にご相談ください。
※上記記事は2020年3月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
鷺坂 陽介 院長 MEMO
- 出身地:愛知県
- 趣味:スポーツ観戦
- 好きな本:ドカベン(水島新司の野球マンガ全部)
- 好きな言葉・座右の銘:「心が変われば、行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば、人格が変わる。人格が変われば運命が変わる」
- 好きな音楽:邦楽全般
- 好きな場所:ディズニー・リゾート
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穏やかで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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