竹井 信恵 院長
NOBUE TAKEI
人と動物が最初から最後まで幸せに暮らすためのトータルサポートを掲げて
酪農学園大学獣医学部卒業。千葉、東京の動物病院で勤務医を務める。その後、都内の動物保護団体併設クリニックで院長職を務め、2019年に『ポラン動物病院』を開業(西武池袋線「大泉学園駅」より徒歩20分)。
竹井 信恵 院長
ポラン動物病院
練馬区/大泉町/大泉学園駅
- ●犬
- ●猫
小さな頃からの夢を実現して
実家は、ちょっとした山の中にありました。サルやキジもいましたし、もちろん犬や猫、それからチャボも。私はずっと小さい頃から動物に関わってきたんです。ところが、困ったことに、近隣には動物病院がありませんでした。1番近くて車で30分という有り様で、「だったら自分が獣医師になろう」と考えるようになったのです。今回の開業を迎え、当時の同級生から「昔から、なりたい!って言ってたよね」と声をかけてもらい、あらためて「そうだったんだなあ」と懐かしくなりました(笑)。
練馬区は畑や公園が各所にあり、動物を飼いやすい地域だと思います。またこちらでは、地域猫活動をはじめとして、行政とボランティアさんが動物保護にも積極的に取り組んでいるんですね。ここ数年、私は動物の保護活動に積極的に取り組んできたものですから、それもこの場所で開業を思い立つ理由となりました。
人と動物が最初から最後まで幸せに暮らすためのトータルサポート
当院では「人と動物が最初から最後まで幸せに暮らすためのトータルサポート」をモットーとして掲げています。人も動物も、一緒に暮らしてきてずっと幸せ、というのが理想です。しかし、人生においては、例えば結婚や引越し、出産や介護、老い等々があり、それに伴い、動物との暮らしに影響が及ぶことも少なくありません。「この子を飼えなくなる」などということは、誰にとっても想像外のことです。私とてそれは同様ですけれど、だからこそ、そうなる前にしかるべきケアをしていくことが大切になります。
「飼えなくなる」という現実には、しつけが介在することも少なくありません。ただ、この問題に関しては、その動物がなぜそのような行動をとってしまうかを飼い主さんが理解されてないことが少なくないんですね。当院では、子犬や子猫の時期はもちろんのこと、今まさに問題を起こしている子に対しても適切なケアがおこなえるよう、専門の先生と連携を組んで取り組んでまいります。
病気についてはもちろん、1つひとつの出来事に対して事前の予防策を考えていくことが大切です。早め早めにご相談いただければ、その分選択肢も増えることになりますので、何が起こっても大丈夫なよう、一生のプランを皆さんと共に考えていけたらと思っています。
「動物福祉」という考え方を軸として
「動物福祉」という考え方があります。これは1922年にイギリスで家畜のために制定されたもので、「痛み、障害、病気からの自由」「飢えおよび乾きからの自由」「恐怖や抑圧からの自由」など、5つの自由を基本とした考え方です。
そもそも私自身、非常に感情的な人間なのです。プライベートでは、涙もろい性格でもあります。だからこそ、プロとして、科学的で客観的な根拠に基づいた診療を提供すべく、「動物福祉」という考え方を根本に対応していきたいと考えています。
同時に、これは非常に大切なことなのですが、客観的な事実をいかなる時でも優先していくとは考えてはいません。正しければ、何をやってもいい、ということではないと思うのです。飼い主さんにはそれぞれ事情があるものですから、寛容の心で柔軟に対処していくこともまた大切と考えています。最初から最後の時まで幸せに過ごしていただくために、地域の皆さんと支えあいながら協力して目の前のことに対処していきたいと考えています。
健康で長生きするためにも、口腔ケアが大切
以前は老犬ホームなどの往診にもよく出かけていたこともあり、シニアの動物に多い、腫瘍や目の疾患、そして歯科に特に興味を持って取り組んでまいりました。
まださほど普及はしていませんが、当院では歯科用のレントゲンを導入しています。これがあることで歯の根の状態が確認できますから、抜歯するべきかどうかの判断を客観的に下すことが可能になります。また他に歯科ユニットは、一連の動作がスムーズにおこなえるため、麻酔時間を短いものとし、安全な処置ができるというメリットがあります。
ご存知の方も多いと思われますが、犬は3歳を過ぎると8割が歯周病になっていると言われます。若いうちからのケアが必要になります。お口の腫瘍は、大きくなってからでは、取り除くことが非常に困難となります。その事態に陥ることを防ぐには、普段から歯磨きをして、お口の中を“触れる”ことが大切になってきます。全身の健康維持のためにも、動物たちのお口への関心を今まで以上に持っていただければ幸いです。
これから受診される飼い主さんへ
「ポラン」とは、私が大好きな童話作家、宮沢賢治の『ポラーノの広場』からとりました。その語感の可愛らしさと柔らかさに加え、「人が集まる広場」というイメージが私の目指す病院にぴったり合うと考えたのです。動物病院を利用することに敷居を高く感じてしまっている方がまだまだ多いと感じます。様子がおかしいと感じられた時はもちろんですけれど、例えば、地域の猫ちゃんたちのことでもいいですし、何かお困りのことがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
※上記記事は2019年8月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
竹井 信恵 院長 MEMO
- 出身地:千葉県
- 趣味:山登り
- 好きな本・作家:絵本、童話/宮沢賢治
- 好きな映画:『いまを生きる』(1989年・米)
- 座右の銘:「寛容」
- 好きな音楽:邦楽全般
- 好きな場所・観光地:自然豊かな場所
グラフで見る『竹井 信恵 院長』のタイプ
どちらかというと 穏やかで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
どちらかというと 穏やかで明るく話しやすい先生 |
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穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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