鈴木 直志 院長
NAOSHI SUZUKI
Noとは言わず、情熱を持って診療にあたり、安心して来て頂ける動物病院を目指して。
東京大学大学院農学生命科学研究科農学国際専攻修士課程を修了。麻布大学獣医学部獣医学科卒業後、日野動物病院、ゼファー動物病院に勤務。2017年7月17日に『アンパン動物病院』を開院 (JR常磐線「亀有駅」よりバスで5分(北口2番のりば・飯塚橋下車)、JR常磐線「金町駅」より徒歩20分)
鈴木 直志 院長
アンパン動物病院
葛飾区/南水元/亀有駅
- ●犬
- ●猫
象の骨折を間近で見たことで人生が変わった……
私は東京大学大学院の農学生命科学研究科に進み、ワクチンの開発や、農学・獣医学の基礎的な研究に携わっていました。獣医師という職業への興味は、生物系、化学系の学生が半々という研究室に身を置く中で、少しずつ育まれていったのです。ターニングポイントとなったのは、実習でタイを訪れた時のことでした。そこで私は、象の骨折の治療現場を見たのです。タイでは象を神聖なものとされ、人と同じようにギブスで固定する治療がおこなわれていました。その光景を目にした時に強い衝撃を受けたことで、麻布大学に進学し、新しい道に進むことになったのです。
動物は子供の頃から好きでしたし、常に生きものにふれ、自らの技術で生きていくこの世界は、やりがいに満ちています。ワンちゃんネコちゃんはもちろんですが、実現するかどうかはさておき、いつか馬も診ることが出来ればと思っています(笑)。
『アンパン動物病院』は2017年7月に開院いたしました。妻の実家が松戸にあることから、松戸から葛飾に掛けて場所を探していたところ、この地にめぐり合うことが出来ました。開院にあたっては、水元公園の菖蒲をイメージし、紫と白と黄色を病院のイメージカラーとしました。末永く、地域に根付いていける動物病院を作っていきたいと思っています。
皆さんが安心して通っていただける病院に
院名の“アンパン”(“an pa n”)がそのまま診療方針を表しています。まずは、安心の「an」。院内は待合スペースから診察室、処置室、手術室まですべて見えるような造りにになっています。手術を見守りたい方は中に入っていただいても良いですし、ガラス越しに見ることも可能で、飼い主さんに選択していただけます。ワンちゃんネコちゃんによっては、見られることで気がたってしまうこともありますから、その場合はロールカーテンを閉めることもできます。飼い主さんのご要望に応じて使い分け出来るというのが1つです。
それから構造的なことでは、ワンちゃんネコちゃんの待合室と診察室を分けています。元気なワンちゃんがたくさんいますと、ネコちゃんのほうがパニックになってしまうことがあるんですね。それを避けるために、きっちりと区切ってあります。
どの動物にも、どなたにも安心して任せていただけるよう、開かれた獣医療を実現していきたいと思っています。
情熱を持って取り組み、可能な限り質の高い獣医療を提供
次に来るのが、情熱の「pa」。情熱を持って診療に取り組み、私に出来る限りのことをさせていただくという思いを表しています。
獣医療は多岐にわたりますが、特に力を入れていきたいと思っているのが整形外科を含めた外科一般です。私は直前まで、ゼファー動物病院に勤務していました。院長の上條圭司先生は整形外科分野で秀でた技量を持っておられる方で、そこで技術の研鑽に励む日々を送ってきました。整形外科に興味を持ったのは、出発点である象の骨折が頭にあったからかもしれませんね。
また、現在も毎週東京農工大学に赴き、一般外科の研修を受けています。大学では、普段見る機会の少ない体外循環やPDAなどの心臓外科分野から軟部外科全般を勉強しています。外科専門医である農工大・田中綾先生が執刀する手術のアプローチの速さにいつも感銘を受けています。
ゼファー動物病院の上條先生に、農工大の田中綾先生。お二人からは多大な影響を受けましたし、今も変わらずお世話になっています。
当院では今後、各分野の専門の先生方を招き、専門外来を開くことを予定しています。動物医療の世界も細分化が進み、そのすべてを1人の人間が把握するのは難しい時代になっています。ここで出来ることにも限りが出てくることになりますが、情熱を持って取り組み、より精度の高い良質の獣医療を提供していきたいと思っています。
Noとは言わず、全力を尽くしていく
最後に残るのが、「n」、「Noとは言わない病院」です。その一環として設けた夜間救急外来には、まだ開院から日が浅いにもかかわらず、すでに数頭のワンちゃんネコちゃんにご利用いただいています。
当院は基本的には犬猫専門ということになりますが、出来る範囲でエキゾチックアニマルも診させていただいています。すべての動物に当てはまることですが、まずは1度いらしていただき、私が出来る範囲のことと、より専門的な治療についてお話をさせていただき、飼い主さんと共に方向性を決めていけたらと思っています。最初から「出来ない」とお断りするのではなく、何からの道筋を必ずつけて差し上げたいと思っています。
これから受診される飼い主さんへ
『アンパン動物病院』では、重症のペット達を対象とした、各種モニターや記録装置を備えた集中治療をおこなうための設備、ICUを導入しています。安全で質の高い獣医療を提供していくために、今後も設備の刷新をおこなっていくつもりでいます。
困ったときはもちろん、病気でなくても何か相談がありましたら、お気軽におたずねください。ペット達にとっても、もちろん飼い主さんにとっても訪れやすい環境を整え、皆様をお待ちしています。
※上記記事は2017年8月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
鈴木 直志 院長 MEMO
- 出身地:愛知県
- 趣味:サッカー、ランニング、碁
- 好きな本・作家:ミステリー・島田荘司、伊坂幸太郎
- 好きな映画:「子供優先です(笑)」
- 座右の銘:一期一会
- 好きなアーティスト:Mr.Children
- 好きな場所:河川敷、お寺
グラフで見る『鈴木 直志 院長』のタイプ
穏やかでやさしく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
穏やかでやさしく話しやすい先生 | ||||
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
CLINIC INFORMATION
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