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田中 里加子 院長

RIKAKO TANAKA

専門的な知識が集結する場所を目指し
動物たちにとって本当に必要だと思われる医療をご提供

大学卒業後は勤務医として7年ほど経験を重ね、北海道大学付属病院へ。外科の臨床研修医として研鑽を積んだ後、2008年に『アカデメイア動物病院』を開業しました。

田中 里加子 院長

田中 里加子 院長

アカデメイア動物病院

世田谷区/砧/祖師ヶ谷大蔵駅

  • ●犬
  • ●猫
  • ●ウサギ

父の動物病院の中を遊び場として育ち、自然にこの世界に

田中 里加子 院長

私の父が動物病院を開業していましたので、小さな頃から病院で過ごす時間が多かったんです。診療室にベビーチェアを置いて、病院の中を遊び場のようにして(笑)。父の仕事ぶりを間近に見ていましたから、私も自然と獣医師を志すようになったのだと思います。テレビで見ていた戦隊モノのヒロインや小説家に憧れていた時期もありましたが(笑)、小学校の卒業文集に「獣医師さんになる」と書いたとおり、高校を卒業すると日本獣医生命大学に進みました。大学卒業後は勤務医として7年ほど経験を重ね、北海道大学付属病院へ。外科の臨床研修医として研鑽を積んだ後、2008年に『アカデメイア動物病院』を開業しました。

専門的な知識が集結する場所を目指し、つけた院名「アカデメイア」

田中 里加子 院長

当院は、小田急線「成城学園前駅」の北口から歩いて2分ほどの場所にあります。ここは父の動物病院があった場所からも徒歩圏内で、父をご存知の方が来院されることがあったり、地域のみなさんに支えていただいていることに感謝しています。当院では犬・猫を中心に診療を行っていますが、病院を訪れる飼い主さん・動物たちの不安な気持ちを和らげたいという思いで院内の設備を整えました。黄色くペイントされたドアを開けてお入りいただくと、清潔感のある白を基調にした待合室、木のぬくもりを感じる受付スペースがあり、その奥にゆったりとした診療室が広がります。院名にある「アカデメイア」は哲学者プラトンが建てた学校の名称であり、アカデミーの語源にもなっている言葉。いずれは大学病院と個人病院の中間的な役割を担えるように、専門的な知識が集結する場所を目指したいと思います。

動物たちにとって本当に必要だと思われる医療をご提供

田中 里加子 院長

私は祖父と父から「弱い者の視点に立って、一番よいと思うことをしてあげなさい」と教えられて育ちました。たとえば、はじめて病院に連れて来られたワンちゃんは、診療を嫌がって手に噛みつくことがあります。人間からすれば「しつけのなっていない犬だ」となるかもしれませんが、ワンちゃん目線で考えると「知らない人に何をされるのか分からない不安」を感じて自分を守ろうとする行動なんですよね。ですから、人間のルールを一方的に押し付けるのではなく、動物たちの気持ちに寄り添うように。彼らが飼い主さんとの時間を楽しく過ごせるように、医療を通して健康と幸せをサポートしたいと思っています。そのため当院では検査・入院・治療などにおける無駄を排し、動物たちにとって本当に必要だと思われる医療をご提供しています。可愛がっていたペットが完治を望めない病気になってしまったから、大きくなりすぎたから、などの理由で安楽殺をお受けすることはありませんし、必要があれば別の飼い主さんや保護団体をご紹介させていただきます。また、犬・猫以外の動物や、高度な治療や検査が必要な場合には、専門医療機関をご紹介いたしますのでご安心ください。

動物の視点になって考えるということ

私は飼い主さんに「動物の視点になって考えてあげてください」とお話することがあります。そもそも動物たちは本来暮らすべき自由な世界ではなく、人間社会で暮らすことを求められ、人間のルールのもとに生活しています。とくに外出する際などは他人に迷惑をかけないようにと、窮屈な思いをさせてしまっていることでしょう。ですからぜひ飼い主さんには、彼らに対して寛大な気持ちをもっていただきたいと思います。たとえばワンちゃんが飼い主さんの言うことをきく、不安なくお散歩ができる、など最低限のルールを守れるのであれば、他の部分は自由にさせても良いのではないでしょうか。動物たちは人間の気持ちにとても敏感ですから、飼い主さんにはぜひ、たくさんの愛情をもって彼らに接していただきたいと思うのです。もちろん当院にお越しになる飼い主さんは、ペットたちのことをとても大切に考えていてくださっています。私も治療に使うお薬のこと、金額的なことも含めてしっかりとご説明させていただきますので、ペットたちに気になる症状がありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。

これから受診される患者さんへ

ペットショップにはたくさんのワンちゃんやネコちゃんが並び、お客さんは表示された金額を支払い、気に入った子を家に連れて帰ります。愛情をもって育てられ、大切にされる動物たちは幸せですが、一方で不幸にも飼い主さんの手を離れた動物たちもいます。引っ越しをするから、小さい頃は可愛かったのにと、人間たちの身勝手な理由で置き去りにされ、保健所に収容されている。また、東日本大震災で被災した動物たちも数多く存在し、彼らのことを思うと私は胸が痛みます。病院にもパンフレットを置いていますが、私は動物たちが幸せに暮らせるように、里親探しなどもお手伝いしています。そして、もしもこれからワンちゃんやネコちゃんを飼おうと考えている方がいらっしゃいましたら、ペットショップだけでなく、ぜひ保健所にも足を運んでみてください。小さな命を一つずつ救っていきたい、それが私の願いです。

※上記記事は2015.5に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

田中 里加子 院長 MEMO

  • 出身地:東京都
  • 趣味:読書
  • 好きな本:洪水はわが魂に及び(大江健三郎・著)、水の透視画法(辺見庸・著)、魚群記(目取真俊・著)
  • 好きな映画:「レッズ」、「さらば、わが愛」
  • 好きな言葉:弱い者のために生きよ
  • 好きな音楽:ロック
  • 好きな場所:病院(小さな頃から私の遊び場だったので)

グラフで見る『田中 里加子 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

CLINIC INFORMATION