本嶋 治 院長
OSAMU MOTOSHIMA
飼い主さんにきちんとお話をして
納得のいく治療を手掛けていきたい
大学を卒業後、日本の動物病院勤務をはさむ形で、オーストラリアとドイツに渡りました。オーストラリアでは野生動物を診ることもありました。その後2005年に『ティアハイムどうぶつ病院』を、板橋駅と新板橋駅の2駅が利用できるこの地に開設いたしました。
本嶋 治 院長
ティアハイムどうぶつ病院
北区/滝野川/新板橋駅
- ●犬
- ●猫
- ●ウサギ
- ●鳥
- ●は虫類
- ●その他
「父を手伝えたら…」という思いから、始まったこと
私の父が獣医師でした。3人兄弟でしたが、なぜか私だけが「動物好き」に育ったのです。小さい頃からペットを飼っていたこともあり、最初は、「父を手伝えたら…」という思いから、始まったことと記憶しています。ただ、実際に獣医師となってからは父と診療を共にしたことはなく、こうして独立しているのですが(苦笑)。
大学を卒業後、日本の動物病院勤務をはさむ形で、オーストラリアとドイツに渡りました。一般的に獣医師の留学はアメリカの大学等に進む事が主流ですが、大学で学ぶよりも、海外の開業医がどんな事をしているのかというところに興味があったのです。
「雑用でも何でもやる」という覚悟で、アポイントもまったくとらずに渡航しました。「どこかで雇ってもらえるはず…」という根拠のない確信があったからですが(笑)、今考えるとそれが良かったのかもしれません。両国とも良い先生に巡り会え、実地に診療を経験出来ました。オーストラリアでは野生動物を診ることもありましたね。日本にはいないヘビや鳥、それにカンガルーやワラビー、ウミガメ。日本でその経験が役立つかというと難しいところですが(笑)、非常に良い経験になったかと思っています。
2005年に『ティアハイムどうぶつ病院』を、板橋駅と新板橋駅の2駅が利用できるこの地に開設いたしました。考えてみると、あれからもう10年が経つんですね。今後も、飼い主さんの喜ぶ顔と、なによりも動物に携われることのありがたさを胸に、精一杯がんばっていきたいと思っています。
その子にとって何が良いのかということを飼い主さんと共に考える
飼い主さんにきちんとお話をして、納得のいく治療を手掛けていきたいと考えています。獣医師側の判断として、「こうするべき」ということがあったとして、それが必ずしも飼い主さんの意に添うとは限りません。「もう年だから、自然に任せます」というのも、尊重されるべき選択肢の1つでしょう。それから、入院をすると元気がなくなるということもよくありますし、「お家で一緒にいてあげたい」と希望される方も少なくないのです。入院が不可欠と思われるケースもありますが、その子にとって何が良いのかということを飼い主さんと共に考え、よりベターな選択をしていければと思っています。
様々な治療方法を選択出来るよう配慮
室内がガラス張りになっていることは1つの特徴かと思います。外から中が見えることで、どんな人が、どう働いているかを見ていただくことが出来る。「動物病院ってどんなところ?」と思われている方にとって、それは1つの答えになっているのではないでしょうか。動物にとっても良いこと、ですか?それは動物たちに聞いてみないとわかりません(笑)。
スーパーライザーというものがあります。近赤外線治療器と呼ばれるもので、椎間板ヘルニアや関節炎等の疾患に対して、血行をうながして炎症を抑える効果のあるものです。一般的に炎症を抑えるものとして消炎剤というお薬がありますが、長期的に使えるものではありませんので、その補助としても役立ちます。手術のようにそれ単体で劇的な効果が認められるものではありませんが、自然治癒力をうながし、長い目で改善をはかっていく治療と言えるでしょう。
それから、CO2レーザー。これは炭酸ガスを用いたレーザーメスで、皮膚に出来たイボを取り除く場合などに用います。痛みや出血が少ないというメリットがあり、たとえば高齢のワンちゃん等、麻酔を用いることがためらわれる場合に有効です。
動物たちの体への負担、飼い主さんの心の負担を考慮し、様々な治療方法を選択出来るよう配慮していきたいですね。
年中お休みなしの診療体制
『ティアハイムどうぶつ病院』では年中お休みなしの診療体制をとらさせていただいており、必要に応じて、夜間診療や往診もおこなっています。やはり、病気は休みを選んでくれないところがありますから。かえって、お盆やお正月の時期のほうが急患率が高いという感じを抱いています。
当院では、私を入れて4名の獣医師が交代で勤務しています。だからこそ、365日体制が実現しているとも言えますし、看護師さんを含め、スタッフには感謝しかないですね。みんなの意見を柔軟に取り入れ、より良い動物病院となれるように力を合わせていきたいと思っています。
動物たちと共有する時間を大切にして過ごしていただきたい
何かあれば早め早めの診察を、ということが大切です。異変に気づくのは毎日見ていらっしゃる飼い主さんだからこその面がありますから。加えて、ある程度の年齢になれば、定期的な検査をお考えいただければと思います。
ワンちゃんであればあちこち一緒に出掛けていただきたいと思いますし、ネコちゃんであればスキンシップをはかっていただきたいですね。ほとんどの方は当てはまりませんが、飼い始めた時はあんなに可愛がっていたのに、しばらくすると世話がおざなりになっているケースも多少目にします。
パートナーのつもりで生涯添い遂げてあげたいと思いますし、動物たちと共有する時間を大切にして過ごしていただきたいですね。
※上記記事は2015.2に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。
本嶋 治 院長 MEMO
- 出身地:東京都
- 趣味:犬を連れての散歩
- 愛読書:地球の歩き方
- 好きな映画:LIFE!/ライフ
- 好きな言葉:不屈の精神
- 好きな音楽:オールディーズ
- 好きな場所:海の見える場所
グラフで見る『本嶋 治 院長』のタイプ
どちらかというと エネルギッシュで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
どちらかというと エネルギッシュで明るく話しやすい先生 |
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穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
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