小川 彰久 院長
AKIHISA OGAWA
検査を経て診断を確定したのちに
治療に入ることを心掛ける
日本獣医畜産大学(現 日本獣医生命科学大学)を卒業後は長きに渡って大学病院に勤務し、その後は開業医の元で研修を積み、1997年に『ブライト動物病院』を開院しました。
小川 彰久 院長
ブライト動物病院
目黒区/中目黒/祐天寺駅
- ●犬
- ●猫
- ●フェレット
厩舎で馬たちを診る獣医師さんの仕事を見るうちに
小さな頃から乗馬をしていました。私の実家は東京なのですが、週末には電車に乗ってはるばる山梨まで通っていました。夏休みになるとアルバイトをしながら厩舎に住み込み、馬の世話をしながら空いた時間に乗馬をするという生活を送りました。それまでも漠然と、「動物関係の仕事が良い」と思っていたのですが、厩舎で馬たちを診る獣医師さんの仕事を見るうちに、中学生になる頃にはこの道に進もうと考えていたのです。
日本獣医畜産大学(現 日本獣医生命科学大学)を卒業後は長きに渡って大学病院に勤務し、その後は開業医の元で研修を積み、1997年に『ブライト動物病院』を開院しました。
祐天寺という街は、私が最初に1人暮らしをした場所です。開業を考え始めたとき、一番に探したのも祐天寺で、ここはその最初の段階で目に止まった物件になります。そうした意味では、本当に縁があったのだなと思っています(東急東横線・祐天寺駅より徒歩5分)。
検査を経て診断を確定したのちに治療に入ることを心掛けています
確定診断をつけ、その結果によって治療に臨むということを基本的な方針としています。もちろんその人その人によって求めるものは様々ですから、そのニーズに合わせて診療を進めていくことが前提にありますが、検査を経て診断を確定したのちに治療に入ることを心掛けています。
たとえば、「しょっちゅう下痢をするんです」と相談にいらしたとしましょう。そうした慢性的な下痢の症状の場合、小腸に機能的な問題が生じていると考えられます。そしてこれを確定診断するには、お腹を開け、腸の一部を取り出して生検をする必要があるのです。ほとんどの方が、「単純な下痢なのになんで…」とお思いになられると思います。そのため、多くの動物病院では確定診断までは踏み込まず、いわば試験的な治療によって反応を見ることになるのです。しかし、その結果として、長期間ワンちゃんが苦しむことになったり、治療費が余計にかさむこともあるでしょうし、また治ったとしても、「じゃあ、何の病気だったの?」と、飼い主さんに疑念が残ることにもなりかねません。だからこそ私たちは、確定診断をおこなうことにこだわっていきたいのです。
力を入れているのは歯科と腫瘍系の診療
当院は一次診療病院として、広く診療をおこなっています。1人の人間が獣医療のすべてを完璧にこなすことは非常に難しいことであり、自分の力が及ぶ範囲を見きわめ、適切な医療機関へとご紹介する姿勢もまた必要と考えています。
特に歯科と腫瘍系の診療には力を入れています。腫瘍系治療に広く応用できるものに再生医療があり、当院では活性化リンパ球療法と脂肪幹細胞療法の2種類を導入しています。両方とも、自分自身の細胞を体外で培養し、病気や怪我の治療に役立てるもので、前者は主に腫瘍疾患に、後者は椎間板ヘルニア等の疾患に効力を発揮します。腫瘍であれば、外科手術、放射線治療、化学療法と並行してこれをおこなうことで、より良い状態へと導くことができます。
口腔外科的処置をおこなうには、なくてはならないレントゲン
人間のものとは多少異なりますが、口の中にプレート状の器具を挿入し、その状態で撮影をしていきます。歯の根の部分は、外からは状態を確認できません。根元の部分の炎症の具合等をレントゲンによって把握し、その結果に基づいて治療方法を選択していきます。状態が思わしくなければ抜歯をおこなうことになりますし、そこまでひどい状態でなければ、歯周ポケットの清掃や内服薬によって改善をはかることができます。口腔外科的処置をおこなうには、なくてはならない装置と言えるでしょう。
これから受診される飼い主様へ
当院では毎月、腫瘍の専門医を招へいし、勉強会をおこなっています。私も以前は大学でがん治療の最前線に携わっていましたが、当時と今とでは、まったく内容が違うことも少なくありません。それだけ獣医療は日進月歩で進化しているともいえますし、常に最新の情報を入手し、その時の最善の獣医療を提供出来るように心掛けています。
どんな小さな疑問であっても、どうぞ気軽にお問い合わせください。皆様の家族の一員であるペットの健康を、生涯を通してサポートしていきたいと思っています。
※上記記事は2015.7に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。
小川 彰久 院長 MEMO
- 出身地:東京都
- 趣味・特技:ゴルフ
- 好きな本もしくは愛読書:スモールアニマル・インターナルメディスン
- 座右の銘もしくは好きな言葉:「自分の命を削らないと命は救えない」
- 好きな音楽もしくは好きなアーティスト:R&B
- 好きな場所もしくは好きな観光地:静かな森の中
グラフで見る『小川 彰久 院長』のタイプ
どちらかというと 穏やかで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
どちらかというと 穏やかで明るく話しやすい先生 |
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穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
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