有藤 翔平 院長
SHOHEI UTO
24時間体制の医療と看護が特徴。想いをもって、いつでもご家族様に安心を提供します。
岩手大学卒業。救急医療と外科を学びたいとの思いから『日本動物医療センター』の一員になり、現グループ代表のもとで外科を中心に幅広く経験を積む。8年にわたり副院長を務めた後、2022年3月に院長に就任。
有藤 翔平 院長
日本動物医療センター
渋谷区/本町/幡ヶ谷駅
- ●犬
- ●猫
- ●ウサギ
- ●ハムスター
- ●フェレット
生きものが好き、動物たちに関わる仕事をしたい。その気持ちが原点
子どものころから動物が好きだったのですが、残念ながらマンション住まいだったため犬や猫を飼うことはできませんでした。それでも文鳥や昆虫を飼うことはできましたし、小学生男子としては珍しく「ぬいぐるみ」が大好きな子どもでした。お気に入りのぬいぐるみを抱いて寝たり、ペットに見立ててご飯を食べさせる真似をしたり……。いま思えば、その頃から誰かの「お世話」をすることが好きだったのかもしれません(笑)
いきものが好き、動物たちに関わる仕事をしたいという漠然とした思いがはっきりとした目標になったのは中学生のときでした。テレビの動物番組で野生動物を保護する獣医師のことが特集されていて、「これだ!」と思ったのです。そうした背景があったので、大学に入学した当初は牛や馬などの大動物を診たり、野生動物を保護したり、研究の分野に進むのもいいなと考えていました。子ども時代に動物病院に足を運ぶ機会がなかったため、「犬猫を診る獣医師」のイメージがあまりなかったのかもしれません。大学生になってから、実際に実家で犬を飼い始めたり、一人暮らしで猫やハムスターと一緒に暮らしたりしてみることで、本格的に小動物を診る獣医師を目指すようになりました。いまでは、犬猫たちに囲まれていると、子どもの頃にぬいぐるみをお世話していた感覚がよみがえり、この道を選んだことは間違いではなかったと感じています。
救急医療や先進医療に従事するため『日本動物医療センター』の一員に
実家がある兵庫県を出て岩手大学で学び、さらに東京で就職するようになったのは「救急医療に携わりたい」という気持ちからでした。救急医療や手術に携わることを「かっこいい」と思っていたんですね(笑)。さらに先進的な医療に携わるなら東京だろうということで、「東京」「救急」「24時間」などのキーワードでインターネット検索したときに、出会ったのが『日本動物医療センター』だったのです。大学4年生のときに実習で初めてこちらを訪れて、卒業と同時に日本動物医療センターで獣医師として診療するようになりました。
『日本動物医療センター』は今から半世紀以上前の1966年に、海外で総合診療を学んだ初代院長によって開設されました。当時は夜間救急に対応するため、初代院長自ら枕元に電話機を置いて夜間対応し、他の獣医師たちもいまの建物の4階に寝泊まりしていたといいます。その想いは前院長に受け継がれ、2004年には24時間の診療・看護が可能な体制が整いました。私は現在グループ代表を務める上野先生のもとで8年間副院長を務め、「想いをもって常に安心を提供する」という当院の理念を実践してきました。「ここに来ればなんとかなる」と信頼を寄せてくださるご家族様のためにも、ここで働くスタッフのためにも、治療面・精神面ともに頼りになる存在でありたいと思っています。
24時間体制の医療と看護で、動物たちとご家族様の暮らしをトータルサポート
当院は『日本動物医療センター(JAMC)』グループの「本院」という位置付けで、CTをはじめとした先進医療や外科手術に対応し、24時間体制の医療と看護が可能です。同じグループの『麻布十番犬猫クリニック』や『原宿犬猫クリニック』などと連携し、ご家族様にとって大切な家族の一員である動物たちを、責任をもって診療しています。当院で対応する診療対象動物は、全体の6割ほどが犬、猫が3割ほど、残りの1割がうさぎという感じで、この中にはフェレットやハムスターなども含まれます。2016年に行った施設のリニューアルでは、犬・猫・うさぎが安心して治療を受けられるように、待合室や診察室、入院室などを完全に分けています。特に猫ちゃんについては「キャット・フレンドリー・クリニック」のゴールドレベルに認定されています。
24時間体制の救急診療に加えて、予防医療やトリミングをはじめとした美容サービスなど、動物たちとご家族様の暮らしをトータルサポートできる点が当院の特徴です。近年、動物病院も増加し、それぞれの動物病院さんがご家族様目線の医療をなさっていると思います。そのなかで当院は充実した設備と人材が強みになっていると思いますし、それぞれのスタッフが得意分野を持ち、二次診療レベルの医療を目指して研鑽し、日々の診療を行っています。トリミングのついでに健康相談を承ったり、セカンドオピニオンを求めてお越しになったり、来院されるご家族様は東京以外にお住まいの方も少なくありません。そんなふうに当院に信頼を寄せてくださる方々のためにも、常に動物たちやご家族様に寄り添いながら診療していきたいと考えています。
医療の最初の窓口として、想いをもって常に安心を提供する
当院には現在30名を超える獣医師がおり、そのほかの職腫を合わせると総勢75名ものスタッフが在籍しています。私と同じように「東京」「救急」「24時間」などのキーワードで当院を見つけ、ここで働きたいという熱意をもって集まってきてくれています。獣医師であれば最初の5年ほどはジェネラリストとして総合的な力をつけてもらい、その後は一人ひとり得意な分野を伸ばすというのが当院の人材育成の考え方です。私自身は手術などの外科(軟部外科、整形外科)を得意としていますが、腫瘍に強い獣医師がいたり、心臓病に強い獣医師がいたり、それぞれが連携することで質の高い医療の提供につなげています。
こうしたお話をすると「爪切りだけで行ってもいいかしら?」「ワクチン接種だけでは行きづらい」とおっしゃるご家族様も中にはいらっしゃるのですが、日常的な病気も重篤な病気も、日々の生活でご心配なことも「何でもご相談ください」というのが私たちの想いです。たとえば、「何か元気がない」という症状の場合、消化器の病気だったり、泌尿器の病気だったり、様々な問題が考えられますので、まずは目で診て触って、そして適切な検査をして原因を見極める必要があります。病気の原因が分かったところで、当院で対応できる病気であれば責任をもって治療にあたりますし、より高度な医療を必要とする場合には大学病院など二次診療施設へご紹介することが可能です。医療の最初の窓口が24時間オープンしていて、ワンストップで一定レベルの治療に対応することができる。それこそがご家族様や動物たちにとっての「安心」につながるのではないでしょうか。
これから受診される患者さんへ
『日本動物医療センターグループ本院』は「幡ヶ谷駅」北口から徒歩8分の場所にあります。お車の場合は敷地内と近隣の駐車場(合計9台分)をご利用ください。
当院では複数の獣医師がチーム医療として連携し、24時間体制で治療と看護を行っています。病気の大小にかかわらず、気になる症状があれば何でもご相談いただきたいですし、ワクチン接種や健康診断のご利用も大歓迎です。「ここに来ればなんとかなる」と頼りにしていただけるように、全スタッフがご家族みなさんに想いを寄せて、安心の獣医療をご提供したいと思っています。
※上記記事は2022年8月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
有藤 翔平 院長 MEMO
- 出身地:兵庫県
- 血液型:A型
- 趣味&特技:アメリカンフットボール
- 好きな本・愛読書:『老人と海』『ブラックジャック』
- 好きな映画:『LEON』
- 好きな音楽やアーティスト:東京スカパラダイスオーケストラ
- 好きな言葉・座右の銘:しなやかに、したたかに
有藤 翔平 院長から聞いた
『犬の骨折』
小型犬を抱っこするときの落下事故、フローリングなど居住空間にご注意を
骨折が発生するタイミングとして最も多いのは、わんちゃんを家族に迎えたばかりの時期です。ペットショップから初めて小さなわんちゃんを連れて帰り、慣れない抱っこをしたときに思いがけず落下させてしまうケースが多く、自宅に迎え入れた翌日に骨折し、入院生活となってしまったケースもあります。トイプードルなど小型犬の前肢の骨(橈骨とうこつ・尺骨しゃっこつ)は非常に細く、3~5mmほど。つまり、割り箸よりも細いです。落下事故のほかに「ご家族様の膝から飛び降りる」「フローリングで滑ってしまう」といったことでも簡単に折れてしまいます。
小型犬の前肢の骨(橈尺骨)は、折れやすく癒合しづらい骨です。初期治療をきちんと正確に行わなければ、癒合不全(ゆごうふぜん)を引き起こし、治療が非常に困難になります。骨折を未然に防ぐためには、滑りやすいフローリングをクッション性のある滑りにくい素材にすること、わんちゃんを抱っこするときは慎重に扱っていただくことが大切です。
グラフで見る『有藤 翔平 院長』のタイプ
どちらかというと エネルギッシュで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
どちらかというと エネルギッシュで明るく話しやすい先生 |
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穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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