戸谷 周太 院長
SHUTA TOTANI
犬・猫はもちろん、エキゾチックアニマルにも寄り添い、健康管理から専門治療まで幅広く対応。細やかな診察と丁寧なコミュニケーションで、飼い主さんが安心できる病院を目指す
北里大学獣医学部卒業。2018年から都内の動物病院にて犬・猫・エキゾチックアニマルの診療に従事。2025年6月末、武蔵野まりん動物病院を開院。

戸谷 周太 院長
武蔵野まりん動物病院
武蔵野市/境南町/武蔵境駅
- ●犬
- ●猫
- ●ウサギ
- ●フェレット
- ●ハムスター
- ●鳥
- ●は虫類
- ●両生類
- ●その他
動物に囲まれた生活を送るにつれ、自然と獣医を目指すように

小学生の頃、病院の名前にもなっているヨークシャテリアの「マリン」くんを迎えました。それをきっかけに犬や猫がどんどん増えていき、動物に囲まれた暮らしの中で、自然と「将来は動物に関わる仕事がしたい」と思うようになりました。歳を重ねるにつれ、家族のような存在だった動物たちが病気になることも増え、「自分の手で治したい」という気持ちが強くなり、獣医師を志しました。
大学に入るまでは実家で暮らし、犬2匹、猫1匹と過ごしていましたが、大学進学を機に一人暮らしを始め、新たに猫を2匹迎えました。動物と過ごす時間は変わらず、彼らの健康を守ることへの思いもますます深まっていきました。ちなみに、3年生の時にウサギ1羽、6年生の時に猫をもう1匹お迎えし、動物中心の学生生活を送っていました。
開院を決意したのは、「自分の手で治したい」と思ったことと同じくらい、「自分の病院を持ちたい」という強い気持ちがあったからです。その思いを原動力に勉強と仕事に励み、ようやく夢を形にすることができました。
マリンくんは、大学生の時に腫瘍で亡くなってしまいましたが、獣医師を目指すきっかけをくれた大切な存在だったので、その名前を病院に残したいと思いました。また、病院のロゴにはさまざまな動物を取り入れています。エキゾチックアニマルの診療も大切にしつつ、犬や猫だけに偏ることなく、どんな動物でも同じ水準で診られる病院にしたいという願いを込めました。さらに、野球の千葉ロッテマリーンズが好きなので、そのロゴを少し意識したデザインになっています。ちなみに、マリンくんの名前もそこから取ったんです(笑)。
飼い主さんの愛情の深さに触れるにつれ、犬・猫・エキゾチックアニマルを同じ水準で診たいと思うように

大学に進むまでは犬や猫しか飼ったことがなく、正直なところ、エキゾチックアニマルについてはあまり詳しくありませんでした。しかし、大学で多様な動物について学び、さまざまな動物病院を見ていくうちに、エキゾチックアニマルを診療する病院がまだまだ少ない現状を知りました。次第に「この分野を強みにしていきたい」という思いが強くなっていったのです。
私自身も、学生時代にウサギを、そして社会人になってチンチラやウーパールーパーを飼い始めたことで、エキゾチックアニマルの魅力にすっかり夢中になりました。犬や猫と比べると、その魅力が伝わりにくいかもしれませんが、小さな体で愛らしい姿を見せてくれるのがたまりません(笑)。ただただ可愛いですよね。
現在、夜間の動物病院でも非常勤で働いているのですが、夜中に心配して来院する飼い主さんが多くいらっしゃいます。けれど、それこそが本当に大切なことだと感じています。犬や猫に比べて寿命が短いエキゾチックアニマルも多く、その分、飼い主さんは密度の濃い時間を一緒に過ごしているんですよね。ときには自分の時間を犠牲にしてまで、ペットを大切にしている方もいて、頭が下がる思いです。
エキゾチックアニマルは表情が分かりづらいため、ちょっとした変化に気付くのが難しいですが、「なんだかいつもと違う」と感じて病院に相談してくださる方がいます。それだけペットをよく見ているということですよね。こうした飼い主さんの愛情を知るたびに、「エキゾチックアニマルもこんなにも大切にされているんだな」と実感します。
そんなふうに愛されているエキゾチックアニマルですが、動物病院では「診療対象は犬・猫のみ」だったり、「犬猫がメインだけれど、うさぎやハムスターも診ます」というケースが多いのが現状です。そこで、当院では犬猫だけでなく、エキゾチックアニマルも同じ水準で診察できる病院を目指しています。検査の選択肢が限られることもありますが、知識と経験を積み重ねながら、少しずつ対応の幅を広げていきたいと考えています。
不安を感じやすい性格の子も安心して受診できる工夫を

犬と猫の診察室や待合室を分けることで、不安を感じやすい子たちが少しでもリラックスできるようにしたいと考えています。エキゾチックアニマルの診察は猫側で行っています。
設備面では、内視鏡を導入しているのが特徴です。誤飲してしまった子にも迅速に対応できる環境を整えています。また、入院室も犬・猫・エキゾチックアニマルでそれぞれ分けているため、動物たちが安心して過ごせる空間を提供できるのではないかと思います。
ペットホテルの運営も予定しており、飼い主さんにゲージをご持参いただく形にはなりますが、エキゾチックアニマルもお預かりできるようにしたいと考えています。さらに、トリミングについても、需要に応じて対応していけたらと思っています。
飼い主さんとのコミュニケーションを大事に
診療中に特に大切にしていることが二つあります。
まず一つ目は、飼い主さんとのコミュニケーションです。診察中にしっかり会話をし、疑問や不安が残らないよう努めています。症状の説明や治療方針を伝えることがもちろん重要ですが、飼い主さんが自宅に戻った後に「もっと聞いておけばよかった」と思うことがないよう、できる限り丁寧に対応することを心掛けています。ペットの健康管理は、病院だけでなく家庭でも行われるものだからこそ、飼い主さんとの密なコミュニケーションが欠かせません。
二つ目は、来院時の主訴だけにとらわれず、総合的に健康状態を確認することです。例えば、皮膚病で来院した場合でも、歯周病がないかどうかをチェックしたり、ワクチン接種で訪れた際に、腫瘍がないか注意深く診察したりします。飼い主さんが気づいていない異常を見逃さず、病気の早期発見につなげることが重要だと考えています。特にエキゾチックアニマルは、犬や猫に比べて異変に気付きにくいことが多いため、慎重に診察し、小さな変化も見逃さないよう努めています。
こうした取り組みにより、飼い主さんが安心して相談できる環境を整え、動物たちが健康に過ごせるよう全力を尽くしていきたいと思っています。
これから受診される飼い主さんへ
当院は、病気の治療だけでなく、健康な子でも気軽に立ち寄れる病院でありたいと考えています。例えば、わんちゃんのお散歩中にふらっと寄っていただき、ちょっとした相談ができる場所にしたいと思っています。当院を選んでいただいた以上、「来てよかった」と思っていただける診察を心掛けていきます。
診療は予約優先制ですが、予約なしでも受診できるよう柔軟に対応する方針です。一度来院していただいた際に、細やかな診察を通じて安心していただき、継続的な健康管理につながるよう努めていきます。特に、犬・猫・エキゾチックアニマルに関わらず、日々の健康診断が何より大切だと考えています。病気の治療はもちろんですが、病気にならないための予防医療にも力を入れていきたいと思っています。
当院では、幅広い動物の診療に対応しつつ、より専門的な治療が必要な場合には適切な専門医をご紹介したり、専門医を招いて診察を行うことも検討しています。さまざまな分野のスペシャリストと連携しながら、より充実した医療を提供できる環境を整えていきます。
なお、獣医師は私のほかに女性の獣医師も加わる予定です。どのような相談でも、お気軽にお話しいただければと思います。
※上記記事は2025年6月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。
戸谷 周太 院長 MEMO
- 出身地:東京都
- 出身大学:北里大学獣医学部
- 趣味・特技:野球観戦(千葉ロッテマリーンズ)、ドライブ
- 好きなドラマ:『獣医ドリトル』
- 好きな場所:自然に囲まれた場所
- 好きな言葉・座右の銘:「頑張るヤツなどダサいヤツはサボり上手の負け惜しみ」
戸谷 周太 院長から聞いた
『ウサギの不正咬合』
ウサギやデグーの食欲不振の原因は不正咬合であることが??
グラフで見る『戸谷 周太 院長』のタイプ
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穏やかで明るく話しやすい先生 | ![]() |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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穏やかで明るく話しやすい先生 | ![]() |
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