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赤木 浩之 院長

HIROYUKI AKAGI

犬と猫の整形外科専門病院。動物と飼い主さんの喜びを自らの喜びとして

東京農工大学農学部獣医学科卒業。日本獣医生命科学大学大学院獣医学専攻博士課程修了。『YPC 東京動物整形外科病院』で年間300件を超える整形外科手術に携わる。2024年9月1日、『犬と猫の整形外科病院』を開院(都営地下鉄三田線「千石駅」より徒歩3分)。

赤木 浩之 院長

赤木 浩之 院長

犬と猫の整形外科病院

文京区/白山/千石駅

  • ●犬
  • ●猫

獣医師一家に生まれ、志を新たにしてこの道に

赤木 浩之 院長

両親が獣医師で、祖父をはじめ、親戚一同みなが獣医師という家系に育ちました。小さな頃から身近な職業だったものですから、なんとなく「獣医になるんだろうな」と思っていたのですが、お恥ずかしい話、現役と一浪の時は合格できなかったのです(苦笑)。そこで受験に集中するため、親元を離れることになったのですが、その時、両親から言われたのです。「親の仕事だと思って軽く見てるんじゃないか」と。確かに、そういう甘い面はあったのかもしれません。親元を離れて改めて考えたのですが、オーナーさんのご家族を救い、それに対して感謝をいただける。こんな職業はなかなかないと思うようになり、それから心を改めて勉強に励んだのです。
大学は東京農工大学に進みました。東京農工大学には、人工心肺を使った心臓外科手術の第一人者である山根義久先生がいらっしゃいました。当初は自分も心臓外科に携わりたいと考え、大学を選んだのですが、私自身はどちらかと言うと、1人で黙々と取り組むことが好きなタイプだったんですね。様々な外科手術を見て、整形外科のロジカルな面と、黙々と取り組むことが要求される手術の様子に惹かれ、大学卒業後は日本獣医生命科学大学の大学院へと進み、原康教授の元で博士号(獣医学)を取得しました。前職である『YPC 東京動物整形外科病院』に入職したのは2015年のことになります。院長の山口伸也先生には、整形外科の基礎の基礎からを学ばせていただいたと思っています。そして2024年9月、『犬と猫の整形外科病院』を開院する運びとなりました。病院は歴史を感じられる白山通り沿いにあります。文京区は大学が多いこともあってか、落ち着いた雰囲気で、この場所で飼い主さんと動物たちとじっくり向き合っていけることに喜びを感じています。

犬と猫の整形外科疾患を専門に診る病院

赤木 浩之 院長

院名の通り、当院は犬と猫の骨や関節などの整形外科疾患を専門に診る病院です。かかりつけの獣医師の先生からご紹介もありますし、飼い主さんから直接ご連絡をいただいた場合も、出来る限り早期に対応させていただきます。
最近はワンちゃんも高齢化が進み、以前に比べれば関節疾患が増えてきている印象です。特に、前十字靭帯の損傷が多く見られます。ネコちゃんについては、最近は室内飼いがほとんどとなっていますが、運動不足解消のため、キャットタワーを設置されているご家庭も多いかと思います。中には2メートル近い高さのものもあって、若い子はそこから落下して骨折するというケースを見聞きすることが少なくありません。ネコちゃんは痛みを隠すのが上手な動物ですので、普段と違うと感じられたら、病院に相談されることをお勧めいたします。

飼い主さんに寄り添い、一緒に治療を決めていく

治療の選択にあたっては、飼い主さんと一緒に決めていくという方針をとっています。考えられる選択肢について、それぞれのメリット・デメリットを余さずお伝えするとともに、仮に治療をしない場合、どのようなことが起こり得るか、ということも説明をおこなっています。
インターネットを見れば、様々な情報を取得することができます。しかし、中には誤った情報が見られるのも事実です。例えば股関節の手術では、時期・タイミングが絞られるものがありますが、ネットで情報をご覧になった飼い主さんは、時期が過ぎているのですけども、その手術を望まれたことがありました。これは無理からぬことで、当院としては、適用・不適用も含め、その治療のメリット・デメリットをしっかりお伝えした上で飼い主さんと方針をご相談するようにしています。

手術によって患者さんが良くなり、飼い主さんに喜んでいただけるのが、私たちの大きなやりがいです。動物と飼い主さんに寄り添い、細かなことも些細に思えることもなんでもご相談いただけるような関係性を築いていければと考えています。

これから受診される患者さんへ

年間にしますと300件を超える整形外科手術に携わってきました。まだまだ誇れるほどの数字ではないと思いますが、山口先生の元で学び、一定以上の技術・知識を身に付けているとの自負も持っています。その知識と技術を駆使し、近隣の動物病院様のお力になれたらと思っています。治療後の経過などについては、飼い主さんはもとより、ご紹介いただいた先生方にも詳しくご説明をさせていただいていますので、どうぞ安心してお任せください。
当院は専門病院ではありますが、決してハードルの高い病院ではありません。動き方や、何か気になることがありましたら、ためらわずお電話でご相談ください。皆さんが気軽にいらしていただける整形外科の専門病院を目指してまいります。

※上記記事は2024年7月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。

赤木 浩之 院長 MEMO

  • 出身地:岡山県新見市
  • 趣味・特技:ランニング
  • 好きな食べ物:スイーツ(パンケーキ、プリン)
  • 好きな場所:お寺/日枝神社
  • モットー:「悔いのない手術をする」

赤木 浩之 院長から聞いた
『犬の橈尺骨骨折』

「嘘!」と思えるような高さからの落下で骨折してしまうことも

人間でいう、前腕部の(橈骨・尺骨)の骨折です。完全骨折といい、骨が完全に折れてしまった状態で運ばれてくるケースが大半で、完全骨折の場合、外科手術が適応となります。骨折で懸念されるのが、骨がくっつくのに時間がかかる癒合遅延や、骨がくっつかない癒合不全であり、もちろんケースバイケースですが、ギブスではなく外科手術が推奨されます。手術にも様々な方法がありますが、プレートによって骨を安定化させる方法がゴールドスタンダードと言われています。癒合遅延や癒合不全、あるいは感染を防ぐためにも、設備の整った整形外科専門の獣医師に相談されたほうがよろしいでしょう。
一般にプードルやチワワといった犬種に多いのですが、膝の高さくらいから落下するだけで折れてしまうケースが多々見られます。ソファくらいの高さで折れることもありますので、十分に注意していただきたいですね。

グラフで見る『赤木 浩之 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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