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内覧会の集患はどうするべき?9つの方法と成功させるコツを解説

「内覧会を開催したいと思っているけど、具体的にどのようにしたら集患できるのだろう……」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

 

内覧会は何も対策せずに開催してしまうと、思ったより集患ができず、失敗に終わってしまうという可能性があります。

 

そこで本記事では、内覧会を開催する際に、どのような施策を実施するべきか、オフラインとオンライン別に方法を解説します。

 

内覧会の集患を成功させるコツを知りたい方は、参考にしてみてください。

内覧会で集患に力を入れるべき理由は?

内覧会で集患に力を入れるべき理由は?

内覧会で、集患に力を入れるべき理由は、4つあります。

  1. 地域住民との接点を作れる
  2. 不安を取り除き信頼を構築できる
  3. 口コミや紹介の起点になりやすい
  4. 広告費用対効果が見込める

それぞれの理由について解説していきます。

地域住民との接点を作れる

内覧会は、地域の方々と直接交流できる貴重な場でもあり、クリニックを知ってもらう方法としておすすめです。

 

内覧会を開催することで、立地やアクセスの良さを体感してもらえます

 

ほかにも院長やスタッフと顔を合わせるため、地域の方・患者が安心感を得ることが可能です。

 

一度訪れた場所は、心理的に来院ハードルが下がるので、訪れやすい環境を作りたい方に内覧会はおすすめです。

不安を取り除き信頼を構築できる

内覧会で集患に力を入れるべき理由として、不安を取り除き信頼関係を構築できる点があげられます。

 

初めての医療機関は、具体的にどのような診察・治療になるのかわからないため、不安を抱く方も少なくありません。

 

しかし、内覧会を実施することで、院内設備や感染症対策がわかるほか、院長やスタッフの雰囲気を把握できます。たとえば、内覧会でカジュアルな会話をしてコミュニケーションを図ることによって、「話しやすい」という印象を作ることが可能です。

 

内観だけでなく医師やスタッフの人柄を体験でき、不安を取り除けるため、病院・クリニックを開院する際には内覧会に力を入れましょう。

口コミや紹介の起点になりやすい

口コミや紹介の起点になりやすいという点は、内覧会の集患に力を入れるべき理由の一つです。

 

内覧会で居心地や医師・スタッフの対応を体験してもらうことで、自然に口コミが広がりやすいしょう。

 

たとえば、来場者に好印象を与えることができると、家族や知人に「行って良かった」と話してもらえる可能性があります。

 

ほかにも、内覧会を通してSNSや地域掲示板に感想をシェアしてもらえたり、地元の自治体や商工会との関係構築のきっかけになったりします

 

口コミや紹介の起点になりやすいので、開院する予定の場合は、内覧会の集患に力を入れるようにしましょう。

広告費用対効果が見込める

内覧会の集患に力を入れるべき理由として、広告費用対効果が見込めるという点があげられます。

 

たとえば、チラシやWeb広告は一方通行の情報提供になってしまい、広告費用に対して集患の成果が低くなってしまうケースもあります。

 

しかし、内覧会であれば地域の方とコミュニケーションが図れるため、低コストでありながら来院につながりやすいアクションを行うことが可能です。

 

限られた広告費でも高い反応率が期待できるので、内覧会の集患に力を入れるのはおすすめです。

【オンライン版】内覧会の告知と集患方法

【オンライン版】内覧会の告知と集患方法

オンラインでできる内覧会の告知・集患方法は、5つあります。

  1. HPを活用する
  2. SNSを運用する
  3. Web広告を利用する
  4. YouTubeを使ってアピールする
  5. コミュニティと連携を図る

それぞれの告知・集患方法について解説していきます。

HPを活用する

内覧会を告知する方法として、HPの活用があげられます。HPは病院・クリニックの顔でもあり、媒体の中でも信頼性が高いです。

 

たとえば、公式HPのトップページのバナーやポップアップで内覧会の告知をしたり、内覧会専用のページを作成して案内したりする方法があげられます

 

ほかにも、お知らせ欄やブログに内覧会の準備の様子を公開することで、親近感を演出しやすいでしょう。

 

病院・クリニックが気になっている方は公式HPもチェックしてもらえる可能性があるため、さまざまな方法で告知してみてください。

SNSを運用する

内覧会を告知したい場合は、SNSを運用しましょう。

 

SNSは拡散力や親しみやすさに優れており、地域住民との距離を縮めたいときに活躍してくれます。なかでも、InstagramやFacebookを活用して、内覧会に関する告知の画像や動画をあげると良いでしょう。

 

たとえば、内覧会の準備の様子や、スタッフ・院内を紹介することで、安心感や信頼感を与えられます。

 

SNSは気軽な投稿が共感やシェアを生みやすいため、集患したい場合には活用しましょう。

Web広告を利用する

内覧会の告知・集患方法では、Web広告の活用もおすすめです。

 

たとえば、Google広告を活用して、地域・医療関心層に向けた検索連動広告を配信する方法があげられます

 

Web広告を活用すると、短期間で病院・クリニックが気になっている層に、内覧会の開催を伝えやすいでしょう。

YouTubeを使ってアピールする

内覧会の告知として、YouTubeの活用もおすすめです。

 

YouTube動画は視覚的にわかりやすく、院内の雰囲気やスタッフの人柄などを伝えやすいでしょう。内覧会に訪れる前からどのような様子なのかわかりやすいため、内覧会に対する来訪ハードルを下げやすいです

 

また、予告動画を制作すると、HPやSNSでシェアしやすいでしょう。内覧会の告知をしたい場合は、YouTube動画の制作も実施してみてください。

コミュニティと連携を図る

内覧会の告知として、地元のオンラインコミュニティと連携を図るのもおすすめです。

 

たとえば、地域のLINE・Facebookグループや、掲示板に参加して内覧会の情報を投稿する方法があげられます

 

ほかにも、地元のインフルエンサーやママブロガーと協力して情報を発信してもらうことで、内覧会の開催を周知しやすいです。

 

地域に根ざした病院・クリニックにしたい場合は、地元のオンラインコミュニティに登録してみてください。

【オフライン版】内覧会の告知と集患方法

【オフライン版】内覧会の告知と集患方法

オフラインでできる内覧会の告知・集患方法は、4つあります。

  1. ポスティング・チラシ配布
  2. 地域イベントや掲示板の活用
  3. 口コミ紹介キャンペーンの実施
  4. 地域の施設・団体との連携

それぞれの告知・集患方法を解説します。

ポスティング・チラシ配布

内覧会の告知方法として、ポスティング・チラシ配布があります。開業予定エリアの周辺に住む人に対して、直接届けることが可能です。

 

なかでも、高齢者やネットを使わない層に届けられる点がメリットで、さまざまな層に周知できます。

 

たとえば、チラシに「チラシ持参で内覧会に訪問した方には粗品プレゼント」という特典を付けることも可能です。

 

開業エリアを中心に、半径1~2km圏内を重点に配布すると良いでしょう。

地域イベントや掲示板の活用

内覧会の告知・集患方法で、地域イベントや掲示板の活用があげられます。地元の人が集まる場所や情報源に露出できるため、信頼性が高く関心を持ってもらいやすいです。

 

たとえば、商店街や自治体主体のイベントでチラシを配布してもらったり、案内ブースを設置してもらうと良いでしょう。

 

ほかにも、地域イベントを通してコミュニケーションを取ると、内覧会に来院するハードルが下がりやすい傾向にあります。

 

地域の方に知ってもらうために、地域イベントの参加や掲示板を活用してみてください。

口コミ紹介キャンペーンの実施

口コミ紹介キャンペーンを実施するという方法も、内覧会の告知方法としておすすめです。

 

たとえば、内覧会のパンフレットを持参して来院した方を対象に、粗品を進呈などのキャンペーンが実施できます

 

ほかにも、チラシや案内状に紹介カードを添付しておくと、紹介の輪を広げやすいです。

 

来院のハードルを下げられるため、口コミ紹介キャンペーンの実施がおすすめです。

地域の施設・団体との連携

内覧会の集患方法として、地域の施設や団体と連携するという方法があげられます。

 

たとえば、町内会の回覧板に内覧会のお知らせをしてもらったり、地元の介護施設や薬局などに案内を置かせてもらう方法もおすすめです。

 

地元に根ざした病院・クリニックにするために、地域の施設や団体との連携を行いましょう。

内覧会で集患を成功させるための6つのコツ

内覧会で集患を成功させるための6つのコツ

内覧会で集患を成功させるコツは、6つあります。

  1. ターゲットや目的を明確化する
  2. わかりやすいチラシ・地図にする
  3. 魅力的な来場特典を用意する
  4. 地域のネットワークを活用する
  5. 体験型コンテンツを用意する
  6. コンサルタントに相談する

それぞれのコツについて解説します。

ターゲットや目的を明確化する

内覧会の集患を成功させたいときは、ターゲットや目的を明確化しましょう。

 

たとえば、子育て世代や高齢者など、ターゲットが不明確な場合は、何を伝えたいのか曖昧になってしまいやすく、告知内容もブレてしまう可能性があります

 

どのようなターゲットに伝えたいのかを決めると、集患施策全体の精度が上がりやすいでしょう。

わかりやすいチラシ・地図にする

内覧会を成功させたいときは、わかりやすいチラシ・地図にしましょう。

 

内容がわかりにくいチラシだと、どのような病院・クリニックなのかわかりにくく、不信感から来院ハードルが上がってしまう可能性があります。

 

読みやすく、行きたくなるようなデザイン・構成にすることが重要で、「参加無料」「予約不要」などという言葉を入れると、心理的な来院ハードルを下げることが可能です。

 

ほかにも、スマホで地図が見られるように、QRコードを追加するのがおすすめです。

魅力的な来場特典を用意する

魅力的な来場特典を用意すると、内覧会を成功させやすいでしょう。

 

来院特典があると、「行ってみようかな」という動機づけにつながりやすいです。

 

ただし、ただ物品を用意するのではなく、相手にとって意味があるものを意識すると良いでしょう。たとえば、生活に役立つ日用品や、簡易健康チェック・無料相談などを用意するなどがあげられます。

 

少しでも多くの方に足を運んでもらいたいときは、来場特典を検討してみてください。

地域のネットワークを活用する

内覧会を成功させたいときは、地域のネットワークを活用しましょう。

 

地元のネットワークは重要で、顔が見える関係からの告知は信頼性が高いほか、反応も良いです。たとえば、商店街や町内会などで、紹介してもらえると、多くの方に周知できるでしょう。

 

信頼性の高い告知ができるため、地域のネットワークは活用するようにしてみてください。

体験型コンテンツを用意する

内覧会を成功させたいときは、体験型コンテンツを用意するのがおすすめです。

 

たとえば、小児科の場合は、子ども向けの「お医者さん体験コーナー」を設置すると、家族連れで訪れやすいでしょう。

 

ほかにも、院内見学ツアーやスタンプラリーなどを用意すると、楽しみながら内覧会に参加してもらいやすいです。

 

興味を持ってもらうことが重要なので、内覧会を実施するときは体験型コンテンツも検討してみてください。

コンサルタントに相談する

内覧会を成功させたいときは、コンサルタントに相談するのもおすすめです。

 

たとえば、医療マーケティングの専門知識を持つ会社を活用すると、効果的な内覧会の企画・設計をサポートしてもらいやすいでしょう。

 

ほかにも、デザインや販促物の制作支援や、開院後を見据えた継続的な集患施策の提案を受けることも可能です。

 

内覧会をどのように実施したら良いか迷っているときは、コンサルタントへの相談も考えてみましょう。

内覧会で集患をする際の注意点

内覧会で集患をする際の注意点

内覧会で集患をする際の注意点は、5つあります。

  1. 入念な準備が必要
  2. 医療機関の広告規制に注意する
  3. スタッフの研修を行う
  4. 医師や責任者が率先して参加する
  5. コミュニケーションに重点を置く

それぞれの注意点について解説します。

入念な準備が必要

内覧会で集患をする際には、入念な準備をしましょう。

 

事前準備が不十分だと、バタついた印象を与えてしまい、信頼感を損なうリスクがあります。たとえば、受付の流れや案内スタッフの配置計画、院内の動線などを入念に確認するのがおすすめです。

 

1週間前にリハーサルを実施しておくと、当日にバタついてしまう状態を避けやすいでしょう。

医療機関の広告規制に注意する

内覧会で集患をする際には、医療機関の広告規制に注意しましょう。

 

医療広告ガイドラインに反した内容になってしまうと、指導や罰則の対象になってしまう可能性があります

 

たとえば、「完全無痛」や「絶対治る」などの誇大表現はNGです。ほかにも、治療内容や効果について断定的・比較的な表現はNGとなっているため、注意するようにしてください。

 

事前に行政や、医療広告の専門家・コンサルタントにチェックしてもらうと、安心できるでしょう。

スタッフの研修を行う

内覧会を開催する際には、スタッフの研修を行いましょう。

 

たとえば、内覧会を研修なしで実施してしまうと、案内をする際に表情や対応がギクシャクしてしまう可能性があります

 

案内の仕方や表情一つだけでも「また来たい」という印象を与えることができるため、事前にスタッフの研修は行いましょう。

 

なかでも、緊急時や混雑時の対応までシミュレーションしておくと、万が一の状況にも対応できます。

医師や責任者が率先して参加する

内覧会を実施するときは、医師や責任者が率先して参加しましょう。

 

医師や責任者が不在の場合、「診察してくれる方は信頼できるのか」という不信感が出る可能性があります。しかし、医師や院長が率先して内覧会に参加すると、顔や表情・人柄がわかるため、信頼感と安心感を構築できます

 

そのため、内覧会を実施するときは、医師や責任者が率先して参加するようにしましょう。

コミュニケーションに重点を置く

内覧会は見学会にするのではなく、コミュニケーションを重点に置きましょう。

 

内覧会に訪れた方とコミュニケーションを取ることで、来院のハードルを下げられます。また、来場後にはお礼のメールやDMなどをすると、「行ってよかった」という印象を与えることが可能です。

 

混雑時に誰一人として放置されているという感じを抱かないように、目配りや声がけを意識するようにしましょう。

まとめ:オフラインとオンラインの集患を組み合わせて内覧会を成功させよう!

まとめ:オフラインとオンラインの集患を組み合わせて内覧会を成功させよう!

内覧会は、オフラインの方法とオンラインの方法があり、どちらも組み合わせて行うと多くの方に足を運んでもらいやすいです。

 

なかでも、内覧会を実施する際には、事前にスタッフの研修やシミュレーションを行うと、当日来院者に過ごしてもらいやすいでしょう。

 

内覧会の実施を検討している方は、本記事でご紹介した成功するコツや集患方法を参考にしてみてください。