「学習障害」の診断方法とは? |
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学習障害(LD)は発達障害の中の一つで、読み書き計算などに特異的な苦手さがある場合に診断されます。今回は「学習障害」の診断方法について解説します!
学習障害の診断は発達障害同様に児童精神科や心療内科で受けることができます。医療機関での診断は、米国精神医学界が作成したDSM-5の診断基準や日常生活の聞き取りによって医師により診断されます。(16歳以上になるとWAIS-Ⅲという成人知能検査の対象となる)知能に問題がなければ、標準化された読字、書字検査に基づいて行われることになっています。KABC-II習得度検査などにより読字、書字到達度を測る事ができます。
発達性ディスレクシア(読字に限定した症状を示すタイプ「読み」が苦手な音韻処理の困難さを持つ)の場合、特異的発達障害診断・治療のための実践ガイドラインの中で音読に対しては4つのチェック項目が検査として挙げられています。
①単音連続読み検査:ひらがな 50 文字を連続して音読する課題
② 単語速読検査 :有意味語 30 個,無意味語 30 個それぞれ連続音読課題
③ 単文音読検査 :Token test に採用されている3つの文章の音読課題
④ それぞれの音読に要する時間(音読時間)と読み誤りなどのエラー
を検査しています。必要に応じて視覚認知機能検査(Rey複雑図形模写、視知覚発達検査)や音韻認識機能検査(しりとり、単語逆唱、非語の復唱)、言葉の記銘力検査(auditory verbal learning test; AVLT)なども行われています。
●【発達障害】学習障害(LD)とは?原因、種類、診断方法や対応サポートまで
上記は『HugKum|健康』の記事を参照しています。
https://allabout.co.jp/