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「うつ病=心が弱い人の病気」は誤り!「うつ病」の誤解とは? 「うつ病=心が弱い人の病気」は誤り!「うつ病」の誤解とは?
うつ病を「病気」として見ずに、単にその人の性格や性質に原因がある問題のようにみなすことは、よくある誤解の一つです。
うつ病は決して特定の性格の人に起こる病気ではありません。遺伝子レベルの要因、心理的な要因、そして生活環境などの問題が複雑に関わって発症すると考えられています。逆にいうと、普段自信に満ち溢れている人でも、いわゆる気の強い性格の人や、明るく社交的な人でも、複数の要因が揃ってしまうと、うつ病を発症する可能性はあるのです。また、うつ病を発症したときは、基本的には脳内に何らかの問題が生じています。脳も臓器の一つですから、他の病気に薬を使うのと同じように、できれば重症化する前に抗うつ薬などで対処する必要があります。
また、「食べられるなら・眠れるならうつ病ではない」も誤りです。うつ病の典型的なイメージとして、顔に笑顔がなくなり、食事も喉を通らず、夜眠れなくなる、といった状態を浮かべる方も少なくないでしょう。実際に睡眠や食欲のレベルはうつ病を発症すると、それまでとはかなり変化するため、うつ病に気付くための重要なチェックポイントになります。しかし必ずしも全てのうつ病患者に食欲不振や不眠症などの症状が現われるとは限りません。反対に過食や過眠傾向が強まることもあります。
自分や身近な誰かが心の病気になってしまった時、まずはその病気を正しく理解することが大切です。うつ病の症状の現われ方が個々人で違ってくることは、うつ病に関する重要な基礎知識の一つとしてぜひ覚えていただきたいことです。
https://allabout.co.jp/gm/gc/472859/

●「うつ病は頑張れば治る」が危険な理由…うつに関する5つの誤解
上記は『AllAbout|病気・健康』の記事を参照しています。
https://allabout.co.jp/