PICK UP!

膀胱炎はどの犬にも起こりうる病気ですが、特に注意が必要な犬もいます。なかでもメス犬は膀胱炎のリスクが高く、「メスの20～25％は一生のうち1回は膀胱炎にかかる」ともいわれています。これは、尿道口につながる外陰部と肛門が近く、細菌が侵入しやすいことや、オスに比べて尿道が太く短いため、細菌に侵入されやすいことが関係しています。ただし、オスの発症数は少ないものの、膀胱炎にかからないわけではないため注意が必要です。

また、結石ができやすい犬も膀胱炎のリスクが高いとされています。結石とは、尿に含まれるミネラル分が結合して固まったもので、膀胱内の粘膜を傷つけたり、オシッコが出し切れずに残尿したりすることで膀胱炎を引き起こす可能性があります。特に、細菌性膀胱炎と関連性の高いストルバイト結石は、中年齢以降のメスに多く見られます。また、ミニチュア・シュナウザーがなりやすいシュウ酸カルシウム結石、ダルメシアンやブルドッグ、ヨークシャー・テリアなどにできやすい尿酸アンモニウム結石も、膀胱炎のリスクを高める要因となるため注意が必要です。

膀胱炎を防ぐためには、日頃から愛犬の様子をよく観察し、適切なケアを行うことが大切です。特に、オシッコの回数や様子に異変があれば、早めに動物病院で診察を受けるようにしましょう。
https://dog.benesse.ne.jp/withdog/content/?id=172366

●痛くてつらい「犬の膀胱炎」3つの症状とは 注意したい犬種についても解説
上記は『いぬのきもち｜健康・病気』の記事を参照しています。
https://dog.benesse.ne.jp/