• TOP
  • 教えてドクター

医師による病気の解説一覧

1149件中 1021 ~1035 件を表示

ホームアレークリニック不動前の先生が解説

オピオイドについて

がん疼痛に”オピオイド” 適切な使用でつらい症状を回避

オピオイドという言葉より「医療用麻薬」という言葉の方がハッとする方は多いかと存じます。 日本ではまだまだ、モルヒネに対する誤解や抵抗が根付いている印象を受けます。 がん疼痛をうまくコントロールするポイントは、いかに早いタイミングで症状をコントロールしていくかにつきます。以前は、NSAIDsから弱オピオイド、強オピオイドと順番に使っていきましょう(だんだんと強いお薬を使いましょう)と考えられてきましたが、大切なことは、痛みの原因に対してどの受容体が存在するか。その受容体に応じた薬を適切に使うことが何よりも大切です。当然薬には副作用がつきものです。代謝酵素の欠損を含め、人それぞれ効果の出方には差がありますが、大きな副作用としては、便秘、悪心、眠気になります。悪心や眠気は2-3日で耐性ができ問題がなくなることが多いですが、便秘は容量依存に関係なく出てしまう非常に厄介な副作用になります。そのため、オピオイドの内服が始まると、排便コントロールには意識をするようにしましょう。現在、モルヒネ、オキシコドン、ヒドロモルフォン、フェンタニル、メサドンなどたくさんのオピオイドが使用できるようになったため、効果が十分でなかったり、臓器障害のため副作用が出やすくなった場合には、他のオピオイドにswitching(変更)することでうまくコントロールができます。また、オピオイドは痛みだけではなく、息苦しさや咳のコントロールもできますので、主治医の先生の話をよく聞き、正しくうまく使っていきましょう。

竹井 清純 医師

ホームアレークリニック不動前

竹井 清純 医師

  • 品川区
  • 西五反田
  • 不動前駅
  • 内科 ●血液内科 ●消化器内科 ●呼吸器内科 ●皮膚科 ●リウマチ科 ●腫瘍内科 ●ペインクリニック ●老年内科

王子さくら眼科の先生が解説

緑内障について

自覚症状がない緑内障は、定期的な眼科検診で早期発見を

緑内障は、目の奥にある視神経が少しずつすり減り、視野が欠けてくる病気です。日本人の失明原因のナンバー1の病気であり、40歳以上は20人に1人、70歳以上は10人に1人かかるといわれています。 また、症状は基本的に出ないため、初期の段階では自分で気づけないことが特徴的です。自覚症状が現れてくる頃になると、進行した緑内障の後期の段階になっています。 このように、自覚症状がないことから、毎年の健康診断で再検査が必要となったときに、初めて気づくことが多いものです。その場合は、眼科を受診して視野検査などを行い、緑内障の有無を判断していきます。緑内障であると診断された場合は、点眼を使用して眼圧を下げる治療を行います。近年は、レーザー治療も増えてきましたが、眼圧が下がらなければ手術になります。 緑内障のリスクが高い人の特徴は、家族が緑内障であること、近視が強いこと、視神経が出血しやすいことなどが挙げられます。自覚症状がない方でも、進行する前に早期発見できるため、毎年定期的に健康診断を受けることが大切です。

上月 直之 院長

王子さくら眼科

上月 直之 院長

  • 北区
  • 王子
  • 王子駅
  • 眼科

せんげん台はせがわ歯科の先生が解説

インプラントについて

処置をして終わりではなく、予防とメンテナンスが大切

インプラントは歯を失ったところに人工の歯根を入れる治療法で、白い歯を復活させるようなイメージに近いです。しかし天然歯とは構造が違いますので、予防は必要になってきます。健康な歯は生理的動揺といって少し動くのですが、インプラントは人工のものなので動きません。上の歯が人工なのか天然なのかなどによっても予防法も変わってきますので、メンテナンスは肝要です。インプラントは縦の力に強い特性があるのですが、横の力には弱いので、歯ぎしりをする癖がある方は持ちが悪くなってしまいます。そういった際は就寝時にマウスピースをつけるなどの対策が望ましいです。インプラントと対合する歯が天然歯の場合は、天然歯が伸びてくることもありますので、定期的な咬み合わせの調整も必要になってきます。隣り合った歯が歯石だらけだと、インプラントの周りも歯周病菌が入りやすくなりますので、歯磨きをきちんとして口内を清潔な状態に保つことも大切です。インプラント治療が怖いというイメージを持たれる方も多いですが、昔よりもずっと簡便で数十分でできる処置です。インプラント治療の歯科医院を選ぶ際は、CTスキャンやエールガイドなどで安全・確実な処置ができる医院で相談すれば、患者さんの負担も少なくすみますよ。

長谷川 賢 院長

せんげん台はせがわ歯科

長谷川 賢 院長

  • 越谷市
  • 千間台東
  • せんげん台駅
  • 歯科 ●矯正歯科 ●小児歯科 ●歯科口腔外科

白金台パール矯正歯科こども歯科の先生が解説

マウスピース型矯正について

取り外しが可能で、お口の中を清潔に保ちながら歯並びを整えていく

従来からある矯正治療は、歯の表面に装置を取り付けるブラケットタイプと言われるものです。また、装置を見えにくくしたいというニーズに応える形で開発されたのが歯の裏側に装置を取り付ける、いわゆる裏側矯正です。マウスピース型矯正はその後に誕生したもので、装置を取り外し出来ることが大きな特徴と言えます。従来の矯正治療は装置を外せないために歯みがきが難しくなりやすく、むし歯や歯周病の原因となってしまうデメリットがあります。それに対してマウスピース型矯正は取り外しが可能ですから、お食事も問題ありませんし、歯みがきやフロスもいつも通りできますので、お口の中を清潔に保ちながら歯並びを整えていけることになります。 また、マウスピース型矯正の利点としては、痛みが少ない点が挙げられます。付けた当初は締め付けられるような感じはありますが、そもそも痛みのコントロールが容易なのです。例えば、一回の装置で歯を動かす量を少なく調整することで、痛みをさらに軽減することが可能になります。 それからよく知られていることですけども、マウスピース型矯正はあらゆるケースに対応できるわけではありません。それぞれの装置に得意不得意はありますが、特に抜歯が必要な方については、一部にブラケットを用いることで矯正治療の期間を短くするといったことがおこなわれます。また、取り外しが出来るといっても、装着してなければ想定するような効果を得ることはできませんので、1日22時間以上、付けておくことが求められます。

髙橋 直子 院長

白金台パール矯正歯科こども歯科

髙橋 直子 院長

  • 港区
  • 白金台
  • 白金台駅
  • 矯正歯科 ●小児歯科 ●歯科

いずみ医院の先生が解説

双極性障害[躁うつ病]について

本人だけでなく、周囲への疾患教育が大切

双極性障害は、遺伝的な問題と、ストレスのような環境的なものが主な原因で起こる疾患です。10代から発症する方もいます。ムード・スウィングといって、鬱状態と躁状態、気分の変動を繰り返すのがこの病気の特徴です。躁状態になると、なんでもできそうな誇大的な気分になったり、仕事や勉強をやり続けてしまうワーカホリックな状態になります。それが数週間、長いと1か月続くこともあります。そのあと鬱がくるのですが、いちばん怖いのは自殺です。躁状態からの落差が激しく、通常の鬱よりも負荷がかかる分、自殺のリスクが非常に高まります。 躁状態のときに薬物療法を速やかに受けることが大切なのですが、受診される方は、不安や鬱、恐怖を感じるといった鬱状態のときに来院される方がほとんどです。躁状態のときは、本人は気持ち良い状態なわけですから、病院に行こうとは思わないんですね。 躁鬱の鬱と、鬱病の鬱は症状も違います。躁鬱の鬱の場合、過眠になったりすることがしばしば見受けられます。薬物療法の他には、休職して環境を変えたり調整したり、ご家族を含めた周りの方々への疾患教育も大事です。周りが振り回されてしまう病気でもあるので、本人だけではなく、ご家族、ご友人たちにもどういった病気なのか、症状、特徴などを知っていただき、みんなで治療していく病気です。もちろん、ご本人にも、客観的に病状を把握できるように、躁状態、鬱状態がどういうものなのかしっかり説明して、理解してもらう必要があります。

渡邉 功 院長

いずみ医院

渡邉 功 院長

  • 川崎市高津区
  • 下作延
  • 溝の口駅
  • 心療内科 ●精神科

成城世田谷歯科の先生が解説

根尖性歯周炎について

症状の出る前から、予防のためのスキンケアが大切

虫歯が神経にまで達した場合、壊死した組織を除去する根管治療が必要となります。その際、除去しきれなかった組織が残るなどし、細菌感染が根の先にまで起こった状態が根尖性歯周炎です。この疾患の特徴は、症状として痛みが出ないケースが多いということ。病気とは、細菌と免疫の戦いの連続であり、免疫が細菌を抑えつけていれば症状が出ることはありませんが、疲れなど、何らかの理由で免疫がうまく働かない状態が続くと、とたんに症状を発します。根尖性歯周炎の場合、その症状は激痛となるケースが多いものですから、そうならないよう早め早めの治療が求められます。ただし、先にも申しましたように、自覚症状がないことが多いものですから、経過観察することも少なくないのです。重要なのは、その可能性があることを患者さんご自身が知っていること。自覚してメンテナンスをするのと、そうでないのとでは大きな違いが生じますし、いざ症状が出た際の対応も違ってきます。お口の中の疾患は知らず知らずのうちに進んでいるものが多いですから、まずはご自身の状況を知ることが大切です。

望月 力 院長

成城世田谷歯科

望月 力 院長

  • 世田谷区
  • 成城
  • 成城学園前駅
  • 歯科 ●歯科口腔外科 ●矯正歯科 ●小児歯科

こもり歯科クリニックの先生が解説

マウスピース型矯正について

マウスピース矯正の特徴を知り自分に合った効果的な矯正治療を。

歯列矯正には様々な方法があり、マウスピース矯正を希望される方も多くおられます。 見た目を重視する方に選ばれることが多いマウスピース矯正ですが、必ずしも全ての方に最適なわけではありません。もともと矯正治療は時間をかけて少しずつ歯列を整える治療であるため、着脱可能なマウスピース矯正はデメリットになる場合もあるのです。矯正器具を付け外しできるということは「付けたり外したりする手間が発生する」ということでもあります。親御さんの希望で矯正を始める場合で患者さん本人が矯正に積極的でないお子さんのケースなどは、着脱の手間がデメリットとなりマウスピースを使用しなくなる可能性も高いので、不向きかもしれません。矯正治療に求めることは患者さんにより様々ですから、インターネットや周囲の方の情報だけを頼りにせず、本当にご自分に合った方法で治療していただきたいですね。ご自分にとって最適な治療がわからない場合は、ぜひ歯科医師にご相談ください。

小森 真樹 院長

こもり歯科クリニック

小森 真樹 院長

  • 世田谷区
  • 桜新町
  • 桜新町駅
  • 歯科 ●矯正歯科 ●小児歯科 ●歯科口腔外科

ただす動物病院の先生が解説

猫の糖尿病について

肥満が原因で起こる「猫の糖尿病」栄養管理と運動不足の解消が予防のカギ

糖尿病は、身体の中で血糖値を下げる働きのあるインスリンを作り出す機能が低下し、血糖値を適切に下げることができなくなる病気です。 猫の糖尿病は増えており、原因は肥満によるものが多いですね。肥満の程度に比例して糖尿病になりますから、体重管理はとても大切です。 糖尿病の多くの猫に特徴的なのは「食欲は落ちず沢山食べるのに体重が落ちること」。多くの飼い主さんはこの段階で気づいて来院されますね。血液検査をしてみると多くは血糖値が上昇しています。治療は食餌療法とインスリン投与です。インスリンの量の調整が必要なので、はじめは入院して治療します。 退院後は自宅で血糖値を測定し、インスリンを投与し血糖値が安定してくると全身状態は回復します。猫の場合はインスリン投与が必要なくなるケースもありますが、血糖値の推移を継続的に見ていかなければいけません。インスリンの分泌が再び減少すると症状が再燃する場合も多いので、生涯にわたって上手にコントロールをしていく必要があります。

加藤 規  院長

ただす動物病院

加藤 規 院長

  • 横浜市港南区
  • 芹が谷
  • 上永谷駅
  • 犬 ●猫 ●ウサギ ●フェレット ●ハムスター

かわさき記念病院の先生が解説

レビー小体型認知症について

症状を抑え、安定した状態を長く持たせることが可能な認知症

認知症には複数のタイプがありますが、アルツハイマー型認知症に次いで多いのが、レビー小体型認知症です。レビー小体型認知症の特徴としては、他の認知症に比べ、しっかりと治療すれば症状が良くなったり、安定することが期待できる疾患であるということです。 症状としては、認知症の症状もありますし、幻覚や人物誤認に加え、うつ症状やパーキンソン症状、あるいは起立性低血圧などの自律神経症状といったものが見られます。どの症状が強く出るかは個人差がありますので、総合的な症状の評価を行い、それに基づいた治療方針を立てていくことで、調子良く過ごせる期間を長くすることが可能になるのです。 認知症そのものは、完治することが難しい疾患であることは他のタイプと同様、変わりありません。しかし、繰り返しとなりますが、レビー小体型認知症は進行を抑えたり、治療の余地がある疾患ですので、症状からそれを疑われる場合、ぜひ専門医を受診していただければと思います。

長濱 康弘 院長

かわさき記念病院

長濱 康弘 院長

  • 川崎市宮前区
  • 潮見台
  • あざみ野駅
  • 精神科 ●脳神経内科
1 PAGE  6977 77