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医師による病気の解説一覧

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しもたか皮フ科の先生が解説

にきびについて

お肌に跡を残さない為にも、早めの正しい対処が大切

ニキビとは、正式には尋常性痤瘡(じんじょうせいざそう)と言い、毛穴に皮脂や角質、細菌などが詰まって炎症を起こしたものです。わが国では90%以上の方が経験すると言われており、症状の進行具合や色によって、白ニキビ・黒ニキビ・赤ニキビ・黄ニキビの4種類に分けられます。白ニキビは、毛穴に皮脂が詰まって白く見える、ニキビの最初の段階で、炎症はほとんどありません。黒ニキビは、毛穴に詰まった皮脂が酸化して黒く変化したもので、白ニキビよりも進行しています。赤ニキビは、毛穴の内部でアクネ菌が繁殖して炎症を起こしたもので、痛みや腫れがあります。黄ニキビは、赤ニキビの中に膿が溜まったもので、ニキビの最も重症な状態です。その原因は、食生活や生活習慣、ストレス、ホルモンバランスなどに影響されますが、ニキビは皮膚の病気であり、放置すると跡が残る可能性があります。お近くの薬局などでもお薬を売っていますが、早く治し跡を残さない為には、正しい知識と対策が必要です。

木下 綾子 院長

しもたか皮フ科

木下 綾子 院長

  • 世田谷区
  • 赤堤
  • 下高井戸駅
  • 皮膚科 ●アレルギー科 ●小児皮膚科 ●美容皮膚科

DOG TOWN AZUSAWA CLINICの先生が解説

犬・猫の異物誤飲について

リミットは3時間。胃の中に異物があれば回収可能だが、リスクはゼロではない

動物が異物を飲み込んでしまった場合、口から喉、食道を通って胃袋に落ち着きます。異物誤飲の発生からおおむね3時間以内、異物が胃の中にあることが確認できれば、異物を取り出す方法として3つの選択肢をご提案できます。 1つ目の方法は、薬剤の副作用を利用して異物を吐き出させる方法です。ごく簡単な方法のように思われるかもしれませんが、リスクがまったくないとは言えません。2つ目は内視鏡(胃カメラ)とピンセットを使って異物を取り出す方法、3つ目は実際にお腹を開いて異物を取り出す外科手術です。どちらも全身麻酔下で行うためにリスクがつきまとい、手術の場合は傷口から感染する恐れもあります。つまり、いずれの方法も何らかのリスクを伴うものですから「胃の中に確実に異物がある」ことを確認したうえで処置を行う必要があります。 このため異物を取り出す処置を行う前には、レントゲンやエコー(超音波)などの画像検査によって異物の有無、緊急性の有無を判断します。飲み込んだ異物の形状が鋭利なものであれば内臓を傷つける恐れがありますので、早急に外科手術をして異物を取り出す必要があるでしょう。一方で飲み込んだのがビニールやティッシュのようなものであれば、しばらく様子を見ることも一つの方法です。まずは「飲み込んだものは何か」「確実に飲み込んでいるのか」といった情報を集めることが大切になります。 飼い主様にお願いしたいのは、もし噛みちぎった破片を見つけたら受信時にお持ちいただくこと、異物誤飲が疑われる場合はためらわずに受診していただくことです。私たち獣医師はいつでも飼い主様の味方です。「飼い主様が目を離したせい」などと責めることは決してありませんので、大切なご家族様のためにもできるだけ早期の受診をおすすめします。

吉田一万 院長

DOG TOWN AZUSAWA CLINIC

吉田一万 院長

  • 板橋区
  • 小豆沢
  • 志村坂上駅
  • 犬 ●猫 ●ウサギ ●フェレット ●ハムスター ●その他

大塚駅前消化器内視鏡クリニックの先生が解説

胃がん・大腸がんについて

定期的な内視鏡検査による「がんの早期発見」と内視鏡治療による「がんの完治」がもはや標準と言える時代

今は2人に1人ががんになると言われている時代です。その中でも、胃がん・大腸がんはともにここ数十年、日本人が最もなりやすいがんに名を連ねてきて、がんの代名詞とも言えるような病気です。日本では世界に先駆けて内視鏡の開発と定期検診制度を推進してきた歴史があり、そのおかげで内視鏡検査と治療の精度は日々大きく進歩しております。現在では定期的な内視鏡検査による「がんの早期発見」と内視鏡治療による「がんの完治」がもはや標準と言える段階まで来ております。 ただ、どのがんに関しても言えることですが、がんが早期発見できるかどうかによってその後の運命が全て変わります。がんが進行した状態で見つかると必ず体に大きな負担がかかる治療が必要になるだけでなく、完治するかどうかの保証もできなくなります。 胃カメラ検査・大腸カメラが痛い・辛いのではないかと心配で検査をなかなか受けられない方もいらっしゃいますが、これらの検査は鎮静剤を使って眠っている間に受けることも可能です。自覚症状がなくても、内視鏡検査を受けてみたら病気が見つかる確率は皆様が想像しているよりはるかに高く、40歳を超えたら一度胃カメラ・大腸カメラを受けていただくことを推奨しております。また、胃カメラ・大腸カメラの診断や治療は専門性が求められるため、多くの経験、知識、スキルが必要とされます。それらを持ち合わせた医師が検査を担当するクリニック選びも重要です。

坂口 賀基 院長

大塚駅前消化器内視鏡クリニック

坂口 賀基 院長

  • 豊島区
  • 北大塚
  • 大塚駅
  • 消化器内科

あきつ内科・透析クリニックの先生が解説

糖尿病性腎症について

腎臓が悪くなっていくスピードを少しでも緩やかにすることが求められる

「しめじ」とも言われますが、糖尿病が進むと神経や目、そして腎臓に影響が及びます。このうち、腎臓がダメージを受け、発症するのが糖尿病性腎症という疾患です。透析に至ってしまう原因となる病気の第一位が糖尿病であり、糖尿病と腎臓は切っても切り離せない関係にあります。 腎臓は悪くなってしまうと元に戻すことはできません。その悪化するスピードを緩やかなものにしていくことが私たちの仕事ですが、それをずいぶんと助けてくれる「SGLT2阻害薬」というお薬があります。このお薬は尿の中に糖分を出す作用があり、当初は糖尿病のお薬として世に出てきましたが、ダイエット効果があるということで一層の注目を浴びました。その後、SGLT2阻害薬は心臓の疾患にも有効ということがわかり、現在は心不全の標準的治療薬となっています。そして腎臓に関しても、このお薬を適切に用いることにより、腎臓を長持ちさせる作用が確認されています。 糖尿病性腎症は初期の段階でアルブミン尿と呼ばれる、通常のタンパクよりも小さな粒が漏れ出ることがわかっています。病気が進行するとタンパク尿がでるようになりますが、以前はここまで病気がすすむと治療をしても良くならないといわれていました。今ではSGLT2阻害薬などの登場により治療が進歩し、タンパク尿を減らしたり、腎臓が悪くなるのを食い止めることができるようになってきています。

佐々木 有 院長

あきつ内科・透析クリニック

佐々木 有 院長

  • 清瀬市
  • 野塩
  • 秋津駅
  • 内科 ●腎臓内科 ●人工透析内科

ファミリークリニック草加の先生が解説

高血圧症について

日々の体調チェックが重大な病気を防げる

日本の高血圧の患者さんの数はおよそ4300万人程度と言われており、これを読んでおられるご自身もしくはそのご家族が血圧を下げる薬(降圧薬)を飲んでいるという方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。しかし高血圧という状態の危険性を真剣に受け止めて日々の生活を改善したり薬の内服を“意識的に“している方はかなり少ないと思われます。健康診断で降圧薬を内服している方には必ず薬の名前を尋ねるようにしています。即答できる方は大体100人に聞いて2人程度、うる覚えの方が10人いるかといった感じです。処方する側の医師の説明不足も大きな一因と考えられますが、高血圧症の危うさの理解不足が表れているように思えます。これは高血圧それだけでは基本的にはすぐに症状が出ないことが原因でしょう。しかし長い時間が経過すると血管に負担がかかり続けることで大動脈解離や心筋梗塞、脳出血・脳梗塞といった致死的な病気を発症してしまう可能性があります。腎臓の血管も硬くなり透析導入の原因となることがあります。つまり症状が出た時には命に関わる病気となってしまっているのが高血圧症です。そうならないためには日々のメンテナンスが重要です。高血圧と言われたことがある方や降圧薬を内服している方は血圧を記録しましょう。 ①ご自宅で血圧を1日2回測定し記録。座って2分程度落ち着いてから測定。 朝測定:起きたらトイレに行ってその後すぐに測定。 夕測定:寝る前に測定。測定前にタバコ・飲酒・カフェイン摂取はダメ。 ②1週間の平均値が135/85 mmHg を超えていたら、その記録を持ってクリニックへ。 注:面倒だなと思った方はまだ高血圧の怖さが分かっていないと思われます。 誰でもすぐにできるメンテナンスとしては禁煙・減塩(1日6g)・運動(1日30分か週180分)・節酒(1日量の目安:ビールなら500ml、焼酎なら1杯、ワインなら3杯程度)などがあります。症状がなくても今始めないと結果は重大です。できることからすぐに始めましょう。

堀澤 伸 院長

ファミリークリニック草加

堀澤 伸 院長

  • 草加市
  • 高砂
  • 草加駅

目黒整形外科内科の先生が解説

足底腱膜炎について

ストレッチとアイシングが効果的

長時間歩いたり、あるいは歩き出しのところで、足の裏のかかとの部分に痛みを感じるようになります。原因としては、かかとの骨にくっついている足底腱膜のつなぎ目の部分に負担がかかり、炎症を起こるのです。スポーツ選手や立ち仕事をされている方、あるいは主婦の方にもよく見られる疾患です。 足にかかる過度な負担が主要な原因となりますので、負担となっている動作を減らすことが第一ですが、それが難しい方もいらっしゃるでしょう。そのため、ストレッチをはじめとした対処療法が有用になります。ストレッチはアキレス腱を伸ばすものと、足の裏(足底腱膜)を直接伸ばすようにするものが有効です。また、寝る前のアイシングも効果的です。冷やすことで炎症を沈静化させるわけですけども、注意したいのは活動中は冷やさないことです。野球の選手が投げた後にベンチで肩周辺を冷やしている姿をよく見かけますが、彼らは試合中に冷やすことはありません。冷やしたその瞬間に筋肉は固くなってしまいますから、冷やしたらあとは寝るだけにすることが大切です。

橋本 敬史 院長

目黒整形外科内科

橋本 敬史 院長

  • 目黒区
  • 目黒本町
  • 武蔵小山駅
  • 整形外科 ●内科 ●リウマチ科 ●リハビリテーション科
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