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医師による病気の解説一覧

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ほんだ内科醫院 船橋三山の先生が解説

急性ストレス障害(ASD)について

防御反応は人によって異なる。選択肢が多い漢方薬が奏功

●防御反応は人によって異なる。選択肢が多い漢方薬が奏功 急性ストレス障害は基本的に、良いストレスと悪いストレスがあります。ご自身で乗り越えられプラスの経験となるものは良いストレスですが、どうにもならない、逃げられないものは悪いストレスになりがちで、それに対する防御反応は人によって異なります。あるものに執着し頭から離れないとなると、そのストレスに押しつぶされそうになる人もいます。ストレスに対して使う薬は西洋医学だと鎮静剤や安定剤など、少々頭がボーッとしてしまう薬が多いのですが、漢方薬は選択肢がいくつかあります。執着が強くなる方は喉の不調が出やすい傾向にあり、半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)、ストレスに追い詰められやすく焦燥感が募り物音にも過敏になる方は柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)が奏功します。言葉にならないほどの強い怒りを溜め込みやすい方は抑肝散(よくかんさん)という漢方薬をお勧めします。これは夜泣きのお子さんにも処方されることがあり、お子さんは親御さんの精神状態(ストレス)も大きく影響してしまうので、母子同服といって親御さんと一緒に服用する方法が昔から伝わっています。

本多 忠暁  院長

ほんだ内科醫院 船橋三山

本多 忠暁 院長

  • 船橋市
  • 三山
  • 実籾駅
  • 内科 ●循環器内科 ●漢方内科 ●皮膚科

ひばりヶ丘小林整形外科クリニックの先生が解説

骨粗鬆症について

多様な治療を効果あるものにするためにも適切な骨密度の測定が重要

骨は、再生(骨形成)と吸収(骨吸収)を繰り返して出来ています。若いうちであれば骨形成の割合が大きく、骨は強くなっていくわけですが、あるタイミングで骨を吸収する割合が増えるようになると、骨はだんだんともろくなっていきます。これが、骨粗鬆症と呼ばれる疾患の原理です。 骨粗しょう症によって骨折しやすくなる部分が腰椎と大腿骨の付け根の部分です。大腿骨が骨折してしまうと、ほとんどのケースで手術が行われます。問題なのは、例えば認知症が進んでしまっている方など、術後のリハビリテーションが上手く行えない方の場合で、そのまま寝たきりに向かってしまうリスクが高くなることです。それを防ぐために、腰椎や大腿骨の骨密度を正確に測定し、予防のための治療を行う必要があるのです。現在は内服薬のみならず、注射製剤や点滴など、ステージによって様々な治療が可能です。その元となるのが、適切な骨密度測定なのです。

小林 光太 院長

ひばりヶ丘小林整形外科クリニック

小林 光太 院長

  • 西東京市
  • ひばりが丘北
  • ひばりヶ丘駅
  • 整形外科 ●リハビリテーション科

中村病院の先生が解説

自律神経失調症について

検査で異常がないのに、動悸、めまい、不眠、だるさが続く。それは、自律神経のバランスが崩れているサインかもしれません

1. 症状と原因 自律神経は、体を活動させる交感神経と、休息させる副交感神経から成り、心臓や消化器などをコントロールしています。このバランスが崩れると、頭痛、立ちくらみ、耳鳴り、動悸、息苦しさ、胃痛、下痢・便秘、倦怠感、冷えなど、全身に多彩な症状が現れます。 主な原因は、ストレスの蓄積や不規則な生活、ホルモン変動などによる自律神経中枢の疲労です。「異常なし」と診断されますが、様々なこころの病の症状としてみられることも少なくありません。 2. 治療 自律神経の乱れは、「脳疲労と身体機能の連携の乱れ」が原因と考えられます。治療の基本は、以下の3つを組み合わせることです。 薬物療法:症状緩和のため、少量の睡眠薬や抗うつ薬、漢方薬などを使用。 生活・環境調整:規則正しい睡眠やバランスの良い食事、日中の適度な活動、ストレス管理など。 精神・心理療法:自律訓練法や認知行動療法などで、心身の過緊張を和らげる。 3. 信頼できる医師を選ぶために 以下のような視点を持つ医師に診療してもらうことが大切です。 多角的な視点:精神的要因だけでなく、生活や身体面も含めて総合的に判断する。 丁寧な問診:訴えを真摯に受け止め、生活背景まで深く掘り下げてくれる。 「整える」治療の提案:生活指導や複合的アプローチにより、根本改善を目指す治療を提案してくれる。

中村 徹 院長

中村病院

中村 徹 院長

  • 吉川市
  • 鍋小路
  • 吉川駅
  • 精神科 ●心療内科 ●内科

みんなのあげおクリニックの先生が解説

アルコール依存症について

『アルコール依存症』かどうかの判断基準とは?

アルコール依存症の原因は、アルコール過剰摂取によるものと一般的には考えられております。医学的には概ね間違ってはおりません。大量の酒をあおって大暴れするといったイメージがあり、日本の文化として「酒は呑んでも呑まれるな」という言葉もあります。しかし、アルコール依存症とは薬物依存という恐ろしい病気であり、専門的には診断基準が存在し「酒を飲んで暴れるから」「大酒が止められないから」といった主観的に診断していいものではありません。私は外来で簡易的に線を引く基準として、「今止めなければいけないのに止められない」なら依存症の可能性が高いとしてきました。例えば検診で数値がレッドゾーンで禁酒を指示されたのに飲むのが止められず病院に行かなくなるとか、飲酒運転が止められないとか、飲むと普段しないおかしなこと(不法侵入や痴漢など)をしてしまう――飲酒を止めないとそれらのことが止められないなら飲んではいけないのに飲んでしまう、というのは依存症とすれば説明がついてしまうのです。心当たりのある方は、重大な事故を起こす前に治療の検討をお勧めします。

大坂 祥一 院長

みんなのあげおクリニック

大坂 祥一 院長

  • 上尾市
  • 愛宕
  • 上尾駅
  • 内科 ●外科

Ariメンタルクリニックの先生が解説

アルツハイマー型認知症について

気づいた時点での生活習慣のケアなどが重要に

現在の日本は言うまでもなく、超高齢化社会でありアルツハイマー病型認知症の患者は増え続けています。症状として、「今朝の食事の内容」や「本日の予定」などを忘れてしまう、記憶障害が初期の症状として現れます。より進行すると、「歯磨きの仕方がわからなくなる」「服の着方がわからなくなる」といった、遂行機能障害などもみられます。さらに、怒りっぽくなる、意欲がなくなる、不安感が増してそわそわと落ち着かなくなる、大声、徘徊といった感情面や行動の変化も現れます。特にこのような症状はまわりの家族の方も苦労されると思います。認知症は進行性の疾患ですので残念ながら、認知機能低下を改善させる方法はなく、気付いた時点での生活習慣のケアなどが重要になってきます。規則正しい食事、睡眠、運動はさることながら、趣味を楽しんだり、まわりの人とのコミュニケーションを取ったりすることが、本人の充実感を増させ、認知症の進行を予防できます。必要に応じて、認知機能低下を抑える薬もございますので、まずは病院を受診し、血液検査や画像検査などの検査を受けた上でご相談いただきたいと思います。

田中 有咲 院長

Ariメンタルクリニック

田中 有咲 院長

  • 大田区
  • 蒲田
  • 蒲田駅
  • 心療内科 ●精神科

立川髙島屋S.C.大腸胃食道の内視鏡・消化器内科クリニックの先生が解説

膵臓がん[膵がん]について

適切な診断によって早期発見できれば「膵臓がん」も怖くない

膵臓がんは世界的に増加傾向にあり、近々日本のがん死亡数でも胃癌を抜いて第3位になる見込みです。「みつかったらほぼ治らない病気」「怖い病気」として認識している方も多いでしょう。実際に膵臓がんは全てのがんの中でも生存率がもっとも悪く、膵臓がんが見つかると同時に余命宣告されることも少なくありません。理由としては膵臓がんが早期発見しにくいこと、医学が進歩した現在においても治療成績の大きな向上がみられないことなどが挙げられます。 しかし、膵臓がんは早期に発見できれば決して治せない病気ではありません。初期には目立った症状が現れません。また、頻度の多いがんでもないので、全国民が毎年膵臓のくわしい検査をすべきとも言われておりません。 まずは全国民が必ず1年に1度腹部超音波検査(腹部エコー)を受けることです。そのうえで、リスク因子のある方はMRI(MRCP)、超音波内視鏡検査(膵臓カメラ)も受けていただきたいです。家族や親類に膵臓がん患者さんがいる、膵のう胞が指摘された、糖尿病が悪化した、糖尿病になった……など心当たりのある方はぜひご検討ください。

谷口 孝伸 院長

立川髙島屋S.C.大腸胃食道の内視鏡・消化器内科クリニック

谷口 孝伸 院長

  • 立川市
  • 曙町
  • 立川駅
  • 内視鏡内科 ●胃腸内科 ●肝臓内科 ●肛門内科 ●消化器内科 ●内科

赤坂 永沢クリニック(人間ドック)の先生が解説

狭心症について

運動時に胸が痛くなったら様子を見ないですぐ受診

『運動時に胸が痛くなったら様子を見ないですぐ受診』。 私が狭心症でお伝えしたいのはこの1点です。 狭心症は、安定狭心症と不安定狭心症の二つに分類されています。どちらも動脈硬化が主な原因で、高血圧・脂質異常・糖尿病を放置していると発症の可能性が高くなります。症状も基本的には共通で、運動時に胸が痛くなり、休んでいるうちに5分から10分で痛みが消えていきます。安定狭心症の場合はさほど急がなくても大事に至らないうちに治療が出来ますが、問題はその中の一部に不安定狭心症の状態の方いるという事です。 不安定狭心症とは、狭心症の中でも『心筋梗塞になりかけている』というものです。 狭心症とは、心臓に栄養を送っている冠動脈が細くなっておこる病気、つまり動脈の病気であり心臓自体は元気に動いています。細くなった動脈を治療すれば心臓は元気なままです。 心筋梗塞は、冠動脈が詰まってしまい心臓の一部が死んでしまいその部分が動かなくなってしまう、つまり心臓の病気であり、一度死んでしまった心臓は二度と生き返りません。梗塞の範囲が大きければ1回で命にかかわりますし、一命をとりとめても心臓の機能が弱り心不全につながります。 動脈が詰まるか、詰まる前に治療が出来るかでその後の人生が大きく変わってしまいます。 『運動時に胸が痛くなったら様子を見ないですぐ受診』。 これを必ず覚えておいて頂きたいと思います。

永澤 英孝 理事長・院長

赤坂 永沢クリニック(人間ドック)

永澤 英孝 理事長・院長

  • 港区
  • 赤坂
  • 赤坂駅
  • 内科 ●循環器内科 ●消化器内科

すみだメディカルケアクリニックの先生が解説

洞不全症候群について

めまいやふらつき、疲れやすいなどの症状がある場合は循環器の疾患の可能性が隠れていることも

洞不全症候群とは、心臓の刺激伝導系である洞結節に異常が生じ、心拍数が低下したり不整脈を起こしたりする病気です。 症状としては、めまいや、ふらつき、疲労感などがあり、気を失うこともある病気です。 原因は主に加齢による洞結節の変性ですが、心筋梗塞や心筋症、心筋炎、サルコイドーシスなどの変性疾患の合併症、薬の副作用があります。しかし、明らかな原因が不明なことも多い病気です。 診断は、心電図で徐脈や頻脈の有無を確認し、24時間の心電図を記録するHolter心電図を行います。さらに長時間の心電図を記録するため植込み型心電計を留置する場合や、心臓カテーテル検査による電気生理検査を行うこともあります。 治療は薬物療法では有効ではない場合が多く、ペースメーカー移植を行うことがあります。 めまいやふらつき等、疲れやすいなどの症状がある場合は洞不全症候群が隠れている場合もありますので早めの精査、受診をお勧めします。

石田 一世 院長

すみだメディカルケアクリニック

石田 一世 院長

  • 墨田区
  • 東向島
  • 東向島駅
  • 内科 ●循環器内科 ●糖尿病内科
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