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医師による病気の解説一覧

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さくら皮フ科・形成外科の先生が解説

尋常性疣贅について

自然治癒することもあるが、感染の可能性があるため、早期治療がお勧め

尋常性疣贅はウイルス性のいぼの一種で、皮膚にできる小さな盛り上がり(角化性病変)です。原因はヒトパピローマウイルス(HPV)感染で、主に皮膚の小さなキズなどから感染します。好発部位として手足の指、膝、顔など外部刺激を受けやすい場所です。見た目の特徴としてはザラザラ硬く、カリフラワー状に盛り上がる事があります。また黒い点(点状出血)が見えることもあります。通常痛みはありませんが、足底の尋常性疣贅では圧迫で痛みを感じる事があります。 基本的には接触感染で広がります。他人のイボやウイルスに感染したものに触れる事でうつる場合があります。ウイルス感染で広がる可能性あるため、自然治癒することもありますが、基本的には早期治療をおすすめします。 1つ目の治療法は液体窒素(凍結療法)です。これはマイナス196度の液体窒素を当てることにより、ウイルスを壊死させるものです。1、2週間に1回のペースで通院していただき、おおよそ5-10回程度、3-6カ月程度を目安に治療します。液体窒素を当てる際に痛みを感じる場合があります。 2つ目の治療はレーザーによる焼灼です。これは1度で取れる事が多いですが、傷跡が残る可能性があります。また自費治療のことが多く、液体窒素での治療より費用がかかります。 3つ目の治療法は漢方薬であるヨクイニンの内服です。液体窒素療法などの他の治療と併用されることが多いです。

野村 知宏 院長

さくら皮フ科・形成外科

野村 知宏 院長

  • 品川区
  • 小山
  • 武蔵小山駅
  • 皮膚科 ●形成外科 ●美容皮膚科

きょうどう歯科・大袋の先生が解説

歯周組織再生療法について

守りの治療から攻めの治療の時代に

歯周病は歯ぐきの炎症にとどまらず、歯を支える骨や歯根膜といった歯周組織全体を壊していく病気です。これまでの治療は「進行を止める」ことが中心で、失われた組織を取り戻すことは難しいとされてきました。歯周ポケットを浅くし、清掃しやすい環境をつくることで進行を抑える、いわば守りの治療が主体だったのです。 しかし近年、「歯周組織再生療法」という新しい治療法が登場しました。代表的なのが「リグロス」という薬剤で、これはもともと医科で開発されたものを歯科に応用したものです。リグロスを用いることで骨や血管、歯肉などが再生され、歯周組織を取り戻すことが可能になりました。これにより、歯周病治療は単なる進行抑制から「再生を目指す」攻めの治療へと大きく変化したのです。 実際の治療では、失われた部分に人工骨などと併用してリグロスを応用し、組織の再生を促します。これは人工物を単に埋めるのではなく、患者さん自身の組織の回復力を引き出す点が大きな特徴です。まさに、従来では考えられなかった「元の状態に近づける」ことができる治療といえるでしょう。 今では保険診療としても認められており、限られた医院ではありますが、積極的に取り入れることで多くの患者さんの生活の質を改善しています。歯周組織再生療法は、従来の「守りの治療」から一歩進んだ、未来志向の歯周病治療といえるでしょう。

藤野 健正 代表理事

きょうどう歯科・大袋

藤野 健正 代表理事

  • 越谷市
  • 袋山
  • 大袋駅
  • 歯科 ●小児歯科 ●歯科口腔外科

新宿南口レディースクリニックの先生が解説

出生前検査について

検査で得られた情報は、妊娠中の過ごし方や出産後の備えを考える一助に

出生前検査とは、妊娠中に赤ちゃんの健康状態や、染色体や形態の異常の有無を調べる検査です。これには、赤ちゃんの染色体の数や構造に関わる異常(例:ダウン症候群など)を調べる「遺伝学的検査」と、超音波で臓器や骨の形を調べる「形態学的検査」が含まれます。 【出生前検査の目的】 赤ちゃんの発育や健康状態をより詳しく知ることで、妊娠中や出産後の準備に役立てる 妊娠中に必要となる医療的支援や出産施設の選定を検討する材料とする ご家族が安心して出産に臨めるよう、事前に情報を得る 【主な検査の種類】 超音波検査(胎児ドック)
妊娠初期〜中期に行い、赤ちゃんの成長や心臓・脳・骨などの形態異常の有無を調べます。中期の詳細超音波検査では、より多くの情報を得られる可能性があります。 母体血清マーカー検査(例:クアトロ検査)
母体の血液から、統計的に染色体異常の可能性を推定します。 NIPT(新型出生前検査)
母体の血液を用いて、赤ちゃんのDNAの一部を解析し、特定の染色体異常(21トリソミーなど)の可能性を高精度で調べる検査です。なお、検査結果が陽性であっても確定診断ではありません。 羊水検査・絨毛検査
赤ちゃんの染色体を直接調べる検査で、診断的価値があります。まれに流産のリスクがあるため、慎重に判断します。 出生前検査は、すべての方に義務づけられているものではなく、「受けるかどうか」はご本人の意思に基づき選択していただく検査です。 検査で得られた情報は、妊娠中の過ごし方や出産後の備えを考える一助になります。結果により、必要に応じて医療や福祉のサポート体制についても検討が可能です。 遺伝カウンセリングでは、検査の内容や結果の意味、ご家族の思いを大切にしながら、納得のいく判断ができるよう支援いたします。 出生前検査は、ご家族にとって大切な命と向き合う機会でもあります。わからないこと、不安なことがあれば、遠慮なくご相談ください。

市田 知之 院長

新宿南口レディースクリニック

市田 知之 院長

  • 渋谷区
  • 代々木
  • 新宿駅
  • 産婦人科 ●産科 ●婦人科

にいじゅく組合診療所の先生が解説

睡眠時無呼吸症候群について

未来の病気を予防するため、積極的な受診を心がけてほしい

睡眠時無呼吸症候群はやっかいで怖いことに、多くの場合で症状を自覚することはありません。ご家族から就寝中のいびきや無呼吸を指摘された、が受診のきっかけトップ2です。自覚症状では、しっかり寝たはずなのに、日中にひどい眠気に襲われたり、朝から頭痛がする、だるいといった症状、就寝中に妙にトイレが多い、寝汗をかく、窒息感で目が覚めるといった症状は睡眠時無呼吸症候群が疑われます。 睡眠時無呼吸症候群は1泊2日の検査入院によって診断をつけ、重症度に合わせた治療が行われることが一般的です。治療には大きく2つ、就寝時にマスクをつけて空気を送り込むことで気道を確保するCPAP療法、舌が気道を塞がないようにマウスピースを装着する方法があります。 睡眠時無呼吸症候群があると睡眠の質が低下し、車の運転時などに大きな事故を起こしかねません。また睡眠時無呼吸症候群は動脈硬化が進行させ、脳梗塞や心筋梗塞のリスクを3倍~4倍に高めることも分かっていますから、未来の病気を予防するためにも早期の診断と治療介入が大事です。

網代 洋一 院長

にいじゅく組合診療所

網代 洋一 院長

  • 葛飾区
  • 新宿
  • 亀有駅
  • 内科 ●循環器内科

半澤歯科医院の先生が解説

咬合性外傷について

一番の原因は被せ物の不具合! 自分ではなかなか気づかない疾患だからこそ、ちょっとした違和感は要注意。

伵合性外傷とは、歯並びや顎のかみ合わせが悪いことが影響して、歯そのものや歯周組織、顎の関節を傷つけてしまっている状態のことを指します。 この疾患は、患者さん自身が気づいていないことが多いです。というのも、レントゲンを見てもなかなか気付きづらいからです。異常はないと言われているが、違和感が残っているという方はこの疾患の可能性があります。レントゲンを撮って診察しても虫歯ではない、歯もしっかり残っているけれど患者さんは違和感があるという場合はこの疾患を疑ってみてください。また、歯軋り・食いしばりで自分が思っている以上に歯の高さが低くなっていて噛み合わせがずれていてる場合がありますから、見た目に問題なくても、レントゲン、模型を撮って噛み合わせを直すことで答えが見つかることがあります。 一番の原因は被せ物の不具合で、被せ物をしている方なら誰でも起こりうるので注意が必要です。入れた時は問題がなくても、何年か立って他の歯が削れたり、他の歯が動いたりして、その歯に負担がかかりすぎて歯の神経や歯根膜に影響しいきます。見た感じ虫歯でなくても、歯槽膿漏でなくても、違和感がある場合は注意してください。 この疾患は色んな症状や病気につながることがあるため、きちんと対処することで、歯槽膿漏や歯が折れてしまう歯牙破折、顎関節症の予防にもつながります。 自分では気づきにくい疾患です。少しでも気になるところがあったらメンテナンスの時にチェックして、早めに処置をしてください。

半澤 直紀 院長

半澤歯科医院

半澤 直紀 院長

  • 桶川市
  • 寿
  • 桶川駅
  • 歯科 ●小児歯科 ●歯科口腔外科

ひなたデンタルクリニックの先生が解説

歯周病について

『歯周病』は進行状況を把握することが重要

むし歯以外に歯を無くす最大の原因の一つには「歯周病」が挙げられます。歯周病は強い症状が出ることは稀なので、自覚症状がないうちに進行していき、気づいたときには遅い病気です。いきなり歯周病になるのではなく、段階的に進行して歯が抜け落ちていきます。そうならないためにも、20代30代からできるだけ早く歯周病の状態を把握することで、将来に歯を残せる本数や可能性が劇的に変わってきます。歯周病を予防するケアについて普段の歯磨きはもちろん大切ですが、一度ついてしまった歯石を歯ブラシで取ることは不可能なので、定期的に歯医者さんで取ってもらう必要があります。なぜ早めに歯周病を治すべきなのか?それは入れ歯が入りづらくなったり、インプラントが打てなくなったり、対応が遅れると治療の選択肢が狭まるからです。ちなみに歯周病の進行によって神経をとった後は症状が出ないため注意が必要です。歯周病予防でいちばん大切なのは『現状把握をすること』。どのくらい歯周病が進行しているか自分では把握できないため、歯医者さんへ行ってレントゲンでの診断や歯茎の検査をして、進行状況を把握することが重要です。もし歯周病が進んでいるのであればそれ以上進ませないように治療をして、全く進んでいないのであればメンテナンスをしていくことになります。

北島 潤平 院長 & 米田 春樹 先生

ひなたデンタルクリニック

北島 潤平 院長 & 米田 春樹 先生

  • 足立区
  • 千住
  • 北千住駅
  • 歯科 ●矯正歯科 ●歯科口腔外科 ●小児歯科

女性ライフクリニック新宿 伊勢丹の先生が解説

更年期障害について

心のハードルを取り払い、まずは相談するところから

閉経から前5歳、後ろ5歳を更年期と呼び、この時期に急激に女性ホルモンが低下し、脳からの指令ホルモンが上昇することで様々な症状が起こります。エストロゲンの低下から肌や髪のツヤが減ったり、代謝が落ちたり、骨粗しょう症になったりします。また自律神経の乱れからホットフラッシュ、メンタルの不調に陥ってしまうことも珍しくありません。 治療として最も効果が高いのは、減ったエストロゲンを補うホルモン補充療法です。漢方薬や女性ホルモン様作用をもたらしてくれる大豆イソフラボンを主成分とした各種のサプリメントも有用です。 女性医療が盛んなフランスなどでは、こうした治療や対策を3分の1の女性が利用しているそうです。それが日本では、まだわずか数パーセントというのが実情です。「歳だからしょうがない」なんてことはありません。様々なツールをご利用いただければ元気になれるものですので、まずは相談されるところから始めてみてはいかがでしょうか。

早田 輝子 院長

女性ライフクリニック新宿 伊勢丹

早田 輝子 院長

  • 新宿区
  • 新宿
  • 新宿三丁目駅
  • 婦人科 ●内科

ファミリアデンタルクリニック深谷の先生が解説

むし歯[う蝕・カリエス]について

初期むし歯は治療の必要なし!? 何事も早期発見・早期治療が大切

むし歯は様子をみていても良くなることはないため、治療をする必要があります。ただし早めに治療をすることで最小限の侵襲で済みます。ほとんど自覚症状がないような小さなむし歯であれば歯を削る量も・痛みも・歯科医院に通う回数も少なくて済み、治療費も安上がりです。 初期むし歯は、“むし歯になりそうな歯”という状態ですから、フッ素を塗布したり、歯磨きを頑張ったりしながら経過を見ていくうちに、治療をする必要がなくなることもあります。一方で、痛みが出ている場合は比較的大きなむし歯になっている可能性があります。この場合は神経を取ったり、歯を大きく削って詰め物や被せ物をしたりしますが、自費診療の被せ物は高額になります。また、むし歯の深さやお口の状態によっては歯を抜かなければいけないケースもあります。 紛らわしいですが、初期むし歯はまだむし歯になっていない状態です。むし歯を見つけるのは非常に難しいことで、小さな虫歯は熟練の歯科医師でも見落としてしまうことがあるほどです。歯科医院に定期的に通う習慣を持ち、自分で気づいたことをかかりつけの先生に漏らさず伝え、お口の中をよく診てもらうようにしましょう。

赤堀 主京 院長

ファミリアデンタルクリニック深谷

赤堀 主京 院長

  • 深谷市
  • 東方町
  • 籠原駅
  • 歯科 ●小児歯科 ●矯正歯科 ●歯科口腔外科

浦和もちまる歯科・矯正歯科クリニックの先生が解説

不正咬合について

出っ歯や受け口などが代表的な不正咬合。原因は様々な要因がからんで引き起こされます。

歯並びやかみ合わせの状態が良くなく、正常咬合でないことを「不正咬合」と言います。症状を伴わないことも多いので、自分では咬合が正常かどうかの判断がつきにくい疾患です。 歯並びや嚙み合わせの悪さは、見た目が悪いだけでなく、重なった歯の部分に汚れがたまりやすくなり、虫歯や歯周病を引き起こす原因となります。 不正咬合にはいくつか種類があり、そのうちの一つが「上顎前突」、いわゆる出っ歯です。 主な原因は骨格的に上顎が大きい、下顎の骨が小さいケースが挙げられます。 また、上の歯自体が全体的に前方に入っている、下の歯が全体的に内側に入っているなどの歯性の要因、その他には舌突出癖、指吸い、口呼吸など習癖により引き起こされることもあります。 続いては「下顎前突」、受け口です。 こちらも、上顎の骨が小さく、下顎の骨が大きいなどの骨格的原因に加え、歯自体の位置関係による歯性の問題、さらに舌のポジションが低位置にあることなども原因となります。 その外にも、「開咬」上下の前歯が噛みあっていない状態、「叢生」八重歯にみられるような歯のガタツキ、「空隙歯列」すっきぱなどが代表的です。 いずれの場合も、原因は骨格性、歯性、その他習癖などが複雑にからみ引き起こされます。また、上記に挙げた不正咬合も一部にすぎず、これらの中の複合的なものがほとんどです。 そのため患者さんごとに全く状態が異なるため、しっかりとした診査、診断が重要となります。 現在では、透明で目立ちにくいマウスピースタイプの矯正器具や、就寝時中心に装着できる矯正器具などの使用により、衛生的でストレスが少ない矯正治療が可能になっています。 幼少期に小児矯正をすることで、不正咬合が回避できるケースも多いので早期受診、治療が大切です。

持丸 みずき 院長

浦和もちまる歯科・矯正歯科クリニック

持丸 みずき 院長

  • さいたま市浦和区
  • 高砂
  • 浦和駅
  • 歯科 ●矯正歯科 ●小児歯科 ●歯科口腔外科
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