保田 将史 院長
MASAFUMI YASUDA
1人ひとりのお子さんに合わせたケアで健やかな成長をサポート
日本大学歯学部 卒業。同大学大学院に進み博士号を取得後、神奈川歯科大学小児歯科で教員として教育、臨床、研究に携わる。2024年に『霜降こどもおとな歯科』を開院(東京メトロ南北線「駒込駅」より徒歩6分、JR山手線「駒込駅」より徒歩7分、東京メトロ南北線「西ケ原駅」より徒歩9分、JR京浜東北線「上中里駅」より徒歩10分)。日本歯科専門医機構認定 小児歯科専門医。

保田 将史 院長
霜降こどもおとな歯科
北区/西ヶ原/駒込駅
- ●小児歯科
- ●歯科
日々大きくなり、変わっていく子ども達の治療に携われることに魅力を感じて

小学生の頃、仲の良かった友人のお父さんが歯医者さんで、「そういう職業がある」と気づいたのはそれが最初だったように思います。また、祖父母が「うちにも医療に携わる人が出てくれるといいね」と口にしていたことが意識の中に根付いた面もあったかもしれません。そして時が経ち、実際に進路を考えるようになった頃、一冊の本に出会いました。今となってはどちらの先生がお書きになったものか憶えてはいないのですが、その本には口腔ケアの重要性が書かれてありました。歯科というと、「お口の中だけ」というイメージがありますが、その本に書かれてあったように、お口が全身のQOLにも強く関わるということに興味を持ち、この世界を目指すようになったのです。
祖父母のことが念頭にあったのでしょう、学生の頃は入れ歯や歯周病など、どちらかと言えばご高齢の方にニーズのある分野の勉強に力を入れていました。実際、大学卒業後の研修医も、入れ歯が得意な先生のもとに行っていたんですね。そちらの先生は様々な分野を手がけ、治療も非常に上手な方でしたが、唯一、四苦八苦されていたのが子どもの治療でした。私自身、大人の治療については、様々な学びの場があることは存じていましたが、子どもの治療については、何から手をつけるべきかもわからない状態でした。あれだけ上手な先生が苦労されているのを間近で見ていたこともあって、将来のことも考え、小児歯科を本腰を入れて学ぶべく大学院に進んだのです。大学院を修了した後は、母校の教授の推薦もあって神奈川歯科大学に小児歯科の教員として採用していただき、教育・臨床・研究に励む日々を送ってきました。
実際に小児歯科に取り組んでみますと、お子さんの治療には「成長」という大きな魅力があることにほどなくして気づきました。日々大きくなり、変わっていく子ども達の成長に寄与できることは何て素晴らしいことだろうと思い続けていくうちに、この分野にすっかり魅了されていったのです。
小児を中心に、ご家族皆さんの健康を支えていく

『霜降こどもおとな歯科』は2024年に開院しました。この辺りには小児歯科を専門とする先生が少ないという事情もありましたし、落ち着いた雰囲気の街で、しっかり腰を据えて子ども達を見守っていくことができればと考えての決断でした。
医院名に「こどもおとな」とあるように、私は小児歯科専門医ではありますが、年齢に関係なく、あらゆる世代の方を拝見しています。実際のところ、開業したばかりの頃はご高齢の患者さんが多く、少しずつ認知が進んでお子さんの患者さんが増えてきた経緯もあるのです。先に申し上げましたように、入れ歯に興味を持って勉強を積んだ時期もありますし、大人の方についても私の出来る範囲の治療を提供させていただいています。インプラントや難しい症例については、地域の優秀な先生方にご紹介する形をとらせていただいており、反対にお子さんについてはご紹介を受けることもあります。小児を軸としながら、ご家族の健康に寄与していくことが出来ればと考えています。
小児歯科専門医としての自負と責任を胸に抱いて

小児歯科の専門医は、魔法使いではありません。ここに来れば、泣き叫んでる子がピタリと泣き止むというような魔法は扱えないのです。ですが、泣いて暴れてしまって「診れない」という子に対して、どうしたらゴールまで持っていけるかのノウハウや方法については、多くの選択肢をご提供出来るという自負は持っております。また、例えばぶつけてしまって歯が抜けてしまったというケースや、痛くてご飯が食べれないといった急を要する場合、暴れてしまっている中でも治療する技術やノウハウは有しており、まずは治すことをご提案させていただくこともありますし、逆に慣れてくるまで時間をかける、といったことも可能です。専門医として、私たちが最後の砦、という覚悟は持っているつもりですし、それが専門医と名乗る上での責任と考えています。
専門家として健全な発達へと導いていく
ゴールには様々な段階がありますが、お子さんが歯医者さんを怖がることなく、関わりを持ち続けられる状態にすることが最初のゴールになってきます。それをクリア出来れば、今度は健全な発達に向かってサポートしていくことになります。
成長曲線と言われるものがあります。身長や体重など、その年齢でこの範囲に収まっていれば大丈夫ですよ、といった1つの目安であり、お口にもその指標があります。例えば、この年齢でこの歯が出てきますよ、ですとか、唇の力はどうか、といったことですね。その成長曲線に乗ってない子を早め早めに私たちが気づき、曲線に乗るよう導いていくのです。「奥歯で噛めない」という子がいたとしましょう。1つの方法として、お食事を作るときは、あえて手を抜いてあげてください、とお伝えすることがあります。固くて大きければ、自然と奥歯で噛むようになりますからね。その手段の1つとして、矯正治療があり、当院でも行なっています。ただ、矯正治療は手段であってゴールではありません。述べさせていただいたように、普段の生活に気をつけることで、奥歯でものを噛んだり、お口を閉じるように出来ることがあります。お口がしっかり閉じれるようになれば、舌がしっかり働くようになり、中から外への圧力が加わる分、前歯がしっかり並ぶスペースが生まれてくることになります。そうした意味では、正しいインフォメーションをお伝えすることが、矯正治療の入り口ともいえるでしょう。
情報が溢れる時代、その子のために何が必要なのか、判断は難しいかと思いますが、専門家として正しい知識をお伝えすることも、私たちの大切な役割と考えています。
これから受診される患者さんへ
大人は子どものためには動くものですけども、自分のためとなると、ついついおざなりになってしまうところがあると思うんですね。でも、子どもは親をよく見ているものですし、お子さんのためにも、ご自分のお口のことを気にかけていただきたいのです。その結果、ご家族みんなが笑顔で健康に暮らしていくことが出来れば、私たちとしても大変うれしいことです。
どうぞ、もっと気軽に歯医者さんをご利用ください。症状があるときはもちろんのこと、ちょっとした疑問や不安があれば、気軽に立ち寄って相談していただければと思います。歯への関心がお子さんから、ご家族、そして地域で高まっていき、皆さんの健康と幸せな暮らしにつながっていくよう、貢献していきたいと思っています。
※上記記事は2025年4月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。
保田 将史 院長 MEMO
- 出身地:千葉県
- 出身大学:日本大学歯学部
- 趣味・特技:読書、テニス(軟式)
- 好きな作家:福井晴敏
- 好きな場所:飛鳥山公園
- 座右の銘:「日進月歩」
保田 将史 院長から聞いた
『中心結節』
早くわかることで健全な成長へと導くことが可能に
中心結節があることが早めの段階でわかれば、周囲を埋めて補強してあげることでトラブルが起こることを防ぐことが可能になります。中心結節は病気ではなく、その子の個性と言っていいでしょう。折れてしまうと神経を取り除く処置が必要になるケースもありますので、歯科医院で定期的に診てもらうことをお勧めいたします。
グラフで見る『保田 将史 院長』のタイプ
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どちらかというと エネルギッシュで明るく話しやすい先生 |
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穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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どちらかというと エネルギッシュで明るく話しやすい先生 |
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穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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